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【2019 フランクフルト・モーターショー】ブース編その2(BMW、MINI、ALPINA、AUDI)

掲載 更新
【2019 フランクフルト・モーターショー】ブース編その2(BMW、MINI、ALPINA、AUDI)

BMW/ビー・エム・ダブリュー

CONCEPT 4/コンセプト4 ■Concept Car

【2019 フランクフルト・モーターショー】ブース編その1(EQ、Mercedes-Benz、Mercedes-AMG、Smart)

主力スポーツクーペは大胆に変貌か!?

次期4シリーズ・クーペを示唆したデザインスタディ。極端に大きなキドニーグリルと薄く切れ長なヘッドライトが印象的なこのモデルは、一方で筋肉質で低くグラマラスなクーペスタイルがとてもスポーティなイメージだ。インテリアに関しては公開されず。パワートレインについてもアナウンスはなかったが、新型3シリーズに準じたものになると噂されている。エクステリアに関しては、「80~90%は市販モデルに継承される」そうだ。




VISION M NEXT/ヴィジョンMネクスト ■Concept Car

ついにBMW Mモデルも近い将来の電動化を示す

全長4582×全幅2013×全高1275mmと、現行のi8より数cmずつ短く、幅広いボディを持つこのショーカーは、フロントに電気モーターを、リアに直4ガソリンターボを搭載して、システム最高出力600psにも達するという次世代のMモデルを示唆したスタディだ。


X6 Vantablack/エックス6ベンタブラック ■New Model

新型SUVクーペとともに特殊コーティングも提案?

エッジを強調したデザインの3代目X6はイルミ付きグリルを初採用。4.4L V8ツインターボ(530ps/750Nm)のM50iと、3L直6ディーゼルツインターボ(400ps/760Nm)のM50dも設定。展示車は世界で最も黒い物質Vantabalckのコーティングが施されていた。


i HYDROGEN FUEL CELL/iハイドロジェン・フューエルセル ■Concept Car

燃料電池ユニットで水素の活用に再挑戦

X5をベースにトヨタ自動車との協業から生まれた燃料電池ユニットを搭載したコンセプト。水素の充填は約4分間で完了し、十分に長い航続距離を確保する。BMWはこの燃料電池車で、2022年から限定的に実証試験を行ない、2025年頃には市販に移行する計画だ。


8 SERIES GRAN COUPE/8シリーズ・グランクーペ ■New Model

旗艦4ドアクーペは堂々たるボディで登場

旗艦クーペの8シリーズに4ドアが登場。全長5082×全幅1932×全高1407mmとホイールベース3023mmのM850i xDriveグランクーペは、530psと760Nmを発揮する4.4L V8直噴ツインターボに8速ATを組み合わせて0→100km/h加速で3.9秒を実現する。




MINI/ミニ

MINI COOPER SE/ミニ・クーパーSE ■World Premiere

新型ミニ・クーパーの市販版BEVを初披露

7月に発表されていたミニのバッテリーEVであるクーパーSEが初お披露目。ボディ各部にあしらわれた専用のイエローのアクセントが特徴的なこのEVは、フロントに184psと270Nmを発揮する電気モーターを搭載。0→100km/h加速は7.3秒だ。容量32.6kWhのリチウムイオンバッテリーを床下にT字型に格納することで、航続距離270kmを実現した。ドライブモードは4種類を用意。アクセルペダルのみのワンペダル・ドライブも可能だ。




ALPINA/アルピナ

B3 TOURING/3ツーリング ■World Premiere

次期M3/M4に先駆けて高性能ツーリングを発表

新型アルピナB3ツーリングが登場。BMW3シリーズ・ツーリングをベースにしたこのモデルは、専用設計のコントロールアームを採用するなど特別なセッティングが施される。462psと700Nmを発揮するM社製3L直6ツインターボ(S58)を搭載し、ZF製8速スポーツATにフルタイム4WDが組み合わされたパワートレインは4輪駆動に最適化、最高速度は300km/hを超える。来る東京モーターショーではB3リムジンが発表される予定だ。




INTERVIEW:02 Domagoj Dukec

BMWグループ デザイン責任者
ドマゴイ・ジューケッツ氏

サブブランドも含めてエクスクルーシブな存在に

「私は、もともとBMW iとBMW Mを担当していましたが、今年の4月からBMW全体のデザインを統括するポジションに就任しました。BMWには、BMWブランド自身に加えてサブブランドのiとMがありますが、これまでの形態ではiやMのポジションを守るのが容易ではありませんでしたが、BMWブランドを含めて全体を見渡せるように変わりました。私はiやMの比率を無闇に増やすことなく、今後もエクスクルーシブな存在に留めておくつもりです。そのためにも今回の組織改編は好都合だったといえます。フランクフルトで発表したコンセプト4は、今後の4シリーズを示唆するものです。搭載するパワートレインが何であるかは限定していません。なぜなら、それはお客様が選ぶべきだと思うからです。まずは4シリーズを気に入っていただき、そのうえで地域性などに応じてお客様にとって最適なパワートレインを選んでいただく……。それが今後のBMWの方針といえるでしょう」(大谷達也)

AUDI/アウディ

RS7 SPORTBACK/RS7 スポーツバック ■World Premiere

専用デザインに加え48Vシステムも採用

第2世代に生まれ変わったA7スポーツバックの“RS版”で、流麗な5ドア・クーペボディに4L V8ツインターボ・エンジンを搭載。最高出力は600ps、最大トルクは800Nmを誇る。48Vマイルドハイブリッドの採用もトピック。専用パネルを多用した迫力あるデザインだ。




Q3 SPORTBACK/Q3スポーツバック ■New Model

国内導入が待ち遠しいミドルSUVクーペ

Q8に続くアウディSUVクーペの第2弾は、ヨーロッパでは発売済みの新型Q3をベースに、よりスポーティで軽快なデザインが与えられたQ3スポーツバック。現地では1.5TFSI、2.0TDI、2.0TFSIをラインナップ。来年中ごろにも日本上陸を果たす見込みだ。




A1 CITYCARVER/A1シティカーヴァー ■World Premiere

都市生活にも最適な小型クロスオーバー

ヨーロッパではモデルチェンジ済みのA1スポーツバックをベースに、クロスオーバーモデル風のカスタマイズを施したA1シティカーバー。サスペンションの変更で35mm、タイヤのサイズアップで5mmほど高くなり、最低地上高はA1スポーツバックより40mmアップだ。


AI:TRAIL QUATTRO/エーアイ・トレイル・クワトロ ■Concept Car

次世代EVコンセプトはまるで惑星探査車

次世代アウディのコンセプトカー“AI”ファミリーの第4弾を初公開。自動運転機能と優れた走破性を備えたオフロードEVで、特徴的なキャビンはフロントウィンドーからルーフにいたるまで広範にガラス張りとされている。駆動方式は各車輪の近くに合計4基のモーターを備えたクワトロで、最高出力は320kw、最大トルクは1000Nm。充電インフラが存在しない地域での使用を想定して航続可能距離は400~500kmを目標としている。




Q7/Q7 ■New Model

フルサイズSUVがフェイスリフト

最新のSUVファミリーと共通の言語でフェイスリフトを受けたQ7。ドイツ国内では3L V6 ディーゼルが2種、3L V6ガソリン1種がまずデビュー。いずれもマイルドハイブリッド搭載だが、追ってV6 TFSIのプラグインHVや高性能なSQ7 TDIが登場する。


RS 6 AVANT/RS6 アバント ■New Model

最強パワートレインで600psの快速ワゴンに!

RSといえば初代のRS2を筆頭にアバント(ワゴン)の存在を忘れるわけにはいかない。RS6はRS7と共通の4L V8ツインターボ+マイルドハイブリッドを搭載。600psのパワーで0→100km/h加速は3.6秒、0→200km/h加速は12秒で走りきる。


INTERVIEW:03 Hans-Joachim Rothenpieler

アウディAG 技術部門取締役
ハンス-ヨアヒム・ローゼンピラー氏

レベル3自動運転は完成済み、安全性の実証だけが課題です

「アウディの未来は“電気”とともにあり、バッテリーや電気モーター、制御系などの進化に伴って車両の性能は向上するでしょう。もうひとつ大切なことは、電動化によってアウディのダイナミック性能がさらに強調される点にあります。e-tronは電動化されたクワトロを採用していますが、エンジンを用いた4WDと異なり、個々の車軸のトルクを幅広く、精密に、そして瞬時に制御できます。この結果、ドライビング・ダイナミクスの点では従来のクワトロを上回ることも可能です。いっぽう、新型A8にはレベル3自動運転を搭載する計画でしたが、法整備などの影響で遅れています。これを実現するには、自動運転技術の安全性が99.9996%以上であることを自動車メーカーが自ら実証しなければいけません。すでにセンサー類やアクチュエーターなどは完成していますが、認証が得られずに製品化できないのはこのためです。アウディは今後もさらに持続可能で魅力的なクルマ作りに取り組んでいきます」 (大谷達也)

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