フォルクスワーゲンの最新ワゴンに乗って那須高原へ! クルマを愛する3人の男による試乗リポート&プチ旅行記、前編。
最新グランドツアラーで那須高原へ
ようやく外出の制限が緩やかになってきた11月、フォルクスワーゲン グループ ジャパンからの計らいで1泊2日の試乗会に参加することができた。テスト車は、今年7月に発表されたばかりの新型「アルテオンシューティングブレーク」だ。今回の試乗会には、森口德昭(GQ)、エリック・ミコット(フォトグラファー)、米永豪(ライター)の3人で参加。フォルクスワーゲン最新のシューティンブグレークをリポートする!
参加メンバー
GQ編集部 森口德昭『GQ JAPAN』のファッション・ディレクター兼クルマ担当。愛車は930型のポルシェ 911。
フォトグラファー エリック・ミコットカリフォルニア出身。自動車メーカーの宣材を数多く手がける。最近、アメリカからオースチン ヒーレーを個人輸入した。
ライター 米永豪駆け出しのライター。自称・最若手モータージャーナリスト。いま気になっているクルマはBMW E36型 M3。
那須高原をめぐる旅:DAY 1
森口:まずは僕から運転を。
米永:よろしくお願いします。今回の目的地「アートビオトープ那須」までは3時間ほど。距離にして約200kmのグランドツーリングです。
エリック:クルマを知るにはちょうどいいディスタンス。
森口:ところで米永くん、このアルテオンシューティングブレークについてはもちろんリサーチ済みだよね?
米永:もちろんです! 2021年7月に発売された新型ステーションワゴンで、先に登場していた4ドアサルーンのアルテオンがマイナーチェンジすると同時に投入されました。サイズは、BMW 3シリーズやアウディ A4などとおなじDセグメントに相当します。
エリック:まさに“群雄割拠”のカテゴリーだな。
森口:エリックは、アメリカからオースチン ヒーレーを個人輸入して乗っているけど、今度は新しい機材車が欲しいんだって?
エリック:クラシックオープンカーで現場に行くのは難しいシチュエーションもあるからね(笑)。機材が増えてきたから、荷物がたくさん積めて、かつカメラマンが乗っていてカッコいい車がいいんだ。
米永:今日はカメラマン&見込み客として来ているわけですね。
森口:いっぽうの米永くんは、(超若手ながら)“モータージャーナリストとして”このアルテオンシューティングブレークはどんな印象?
米永:初めて見たときからデザインが美しいと感じていて、ずっと乗ってみたかったモデルです。高級感のあるデザインですが、フォーマル過ぎないので26歳のぼくでも気負わずに乗れそうです。ただ残念ながら、自分の収入が見合っていません。
森口:米永君の収入はさておき、このデザインは若者ウケもいいってわけね。たしかに、今までのフォルクスワーゲンとは違うアグレッシブな雰囲気かも。
エリック:WIDE & LOWなフォルムで、サイドビューも伸びやか。エクステリアがかっこいいクルマは写真のアイディアもどんどん湧いてくるからイイね。
高速のロングドライブも快適
森口:やっぱりガソリンエンジンはいい。ペダルの踏み具合に対して素直に呼応してくれるから、自分が操っている実感がある。2.0Lのエンジンはトルクフルで、高速のクルージングも快適。
米永:直列4気筒のTSIエンジンは最高出力272ps、最大トルク350Nmです。街乗りからワインディングまで、安心して楽しめるちょうど良いパワーじゃないでしょうか。4WDとの組み合わせで、安定感も感じさせますね。
エリック:ミスターモリグチは最近ヴィンテージデニムにハマっているけど、最新のクルマはどう?
森口:新旧に関わらず、イイものはイイ。複数人で旅に出かけるときは、快適な最新のグランドツアラーであるアルテオンシューティングブレークはぴったりだよね。
米永:現代のクルマは快適性の進化がすさまじいですからね。エリックさん、後席の乗り心地はどうですか?
エリック:すごく快適だな。足元はじゅうぶん広いし、サンルーフが大きいから開放感があるね。
森口:うむ。そして、旅といえば音楽。スピーカーも試してみようか。
エリック:Good! 「ハーマンカードン」のスピーカーが付いていたから気になってたんだ。
森口:『GQ JAPAN』の連載「LAST ORGY 2.1」では、高橋盾さんとNIGO®︎さんが毎号プレイリストをミックスして紹介してて、なんと最新号(2022年1月&2月号合併号)でのテーマが「ドライブミュージック」。プレイリストはSpotifyで公開されているから、米永くん、セッティングをお願いしても?
米永:Apple CarPlayが装備されているので、接続も簡単。すぐにスマホから音楽が流せますね。
♪(プレイリストの1曲目、クラフトワーク『Autobahn - 2009 Remaster』が流れる)
森口:おお! 思っていた以上の臨場感。
米永:米ハーマンカードンと共同開発した専用設計で、合計11のスピーカーで構成されているそうです。
エリック:撮影終わりの帰り道に、このスピーカーで音楽を聴きながら帰ったらリフレッシュできそう。アルテオンシューティングブレーク、欲しくなってきちゃったな!
森口:エリックくん。クルマを楽しむのもほどほどに、撮影もしっかりよろしくね!
米永:……あれ? 森口さん! 高速出口、過ぎちゃってます!
森口:慌てない、慌てない。じつはちょっと寄り道したい所があるのです。
郡山にある“服のパラダイス”へ森口:到着しました。
米永:福島は郡山まで来ちゃってますが……ここはいったい?
森口:こちらは「TIME AFTER TIME」(タイム アフター タイム)。さまざまなジャンルのブランドを取り揃え、計5棟・6店舗のセレクトショップが集まったまさに“服のパラダイス”。
米永:こんな場所が日本にあったなんて。
森口:今回の試乗会が決まった時点で、ここに来ることをひそかに計画しておりました。
米永:これはすごい商品数ですね。……あれ、森口さん?
エリック:ひとりでどこかに行っちゃったよ。
米永:これだけ広いと、人ひとり探し出すのにもひと苦労。
森口:しまった。うっかりひとりで買い物を楽しんでしまった。
エリック:ルーフが下がっているからラゲッジスペースは少ないのかと思っていたけど、思っていたより荷物が積めそう。
米永:荷室容量は通常時で565L、後席をすべて倒せば1632Lですから、じゅうぶんな広さです。純粋なステーションワゴンタイプのゴルフ ヴァリアントが後席格納時に1642Lなので、じつはデザインによる犠牲はほとんどないんです。こうして実際に使ってみることで、より実感が湧きますね。
森口:満足満足。思いのままに行き先を変更できるのが、クルマ旅の素晴らしさ。
米永:タイム アフター タイムは、ドメスティックブランドから海外ラグジュアリーまでそろっていて、まさに「ここに来ればなんでもある」楽園状態でした。
エリック:全部をみるには、まだまだ時間が必要だね。
米永:はい。ですがそろそろ目的地に向かわないと、ディナーに遅れます!
那須高原のリゾート「アートビオトープ那須」米永:アートビオトープ那須に到着しました。
森口:(寄り道したので)なかなかの長旅だったけど、乗り心地が良かったおかげで疲れはほとんど感じてないかも。
エリック:今日泊まるホテルはどんなところ?
米永:那須高原の大自然に佇むリゾート施設です。敷地内には、陶芸やガラス作品づくりができるスタジオや、人口のビオトープ「水庭」などがあり、自然とアートが一体化した空間とのことです。
森口:なるほど。このあとはホテルを満喫して、ゆっくり体を休めて明日に備えましょう!
>>>後編へ続く
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みんなのコメント
本人達は、お互いの臭いに慣れているからさほど気にしないだろうけど、その広報車を掃除するVWの社員の皆さんに同情したい。