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乗って楽しく、走って楽しい!! 新感覚のデュアルパーパスモデル「ホンダ・AX-1」と「ヤマハ・TDR250」

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乗って楽しく、走って楽しい!! 新感覚のデュアルパーパスモデル「ホンダ・AX-1」と「ヤマハ・TDR250」

■デュアルパーパスと呼ばれたオンオフ走行可能な優れもの!

 1980年代後半、ヤマハとホンダから新感覚のバイクが発売されました。デュアルパーパスと呼ばれたそのクラスは、通常の市街地だけではなく峠や未舗装のダートまで走破できる軽二輪です。

ホンダ「CRF250M」 その機動力の高さとファンライドはストリートで本領発揮!?

 1987年に登場したホンダ「AX-1」は、オフロードとスポーツバイクの長所を上手く活かしデザイン設計されており、背の高いオフロードモデルのライディングポッジションにオンロードモデルの乗り味を上手く融合させています。さらに、デュアルヘッドライトやメーター類を組み込んだフェアリングを軽量なフレームに固定し、軽快な操縦性を実現しています。

 搭載されたエンジンは、総排気量249cc・水冷4サイクルDOHC単気筒で、通常使用することが多い低・中速域で、扱い易くレスポンス性に優れたトルク特性とし、高回転でも伸びの良い出力特性を発揮する設計とされています。シリンダーには、鉄スリーブを使用しない、軽量で摩擦抵抗の低減と耐摩耗性に優れたNSシリンダー(内壁にニッケルとシリコンカーバイトをコーディング)を量産4サイクルエンジンに日本で初採用しています。

 足廻りは、未舗装路走行での踏破性を高めるためロングストローク(前・220mm/後・200mm)のサスペンションを採用し、21本スポークのアルミキャストホイール(前19インチ/後16インチ)を組み合わせることで、シート高を810mmにとどめており、荒れた路面での優れた操縦性と市街地での軽快な取り廻し性を両立させています。

 ホンダ「AX-1」の価格は、発売当時41万9000円でした。

 ■AX-1諸元

 全長×全幅×全高:2040mm×805mm×1115mm 車両重量:124kg 乾燥重量:114kg 総排気量:249cc エンジン形式:MD21E(水冷・4サイクル・DOHC単気筒) 燃費:50.3km/L(50km/h定地走行テスト値) 最高出力:29ps/8500rpm 最大トルク:2.6kg-m/7500rpm 燃料タンク容量:9リットル タイヤサイズ:前90/100-19 55P 後120/900-16 63S フレーム形式:ダイヤモンド

 ファラオラリーに参戦したマシンがベースになったヤマハ「TDR」は、1988年に登場した水冷2サイクルエンジン搭載のデュアルパーパスモデルです。

 エンジンは、レーサーレプリカモデル「TZR250」に搭載されていた水冷2サイクル並列2気筒(1KT)を採用し、最高出力45ps/9500rpmを発揮していました。加速重視に味付けされたエンジオンは、減速比もTZRと比べ低めに設定されています。

 ホンダ「AX-1」と同様にオフロードでの走破性能も十分に考慮されており、オンロードではレーサーレプリカの加速性能や高い操作性も相まってエキサイティングな仕様に仕上がっていました。

 ヤマハ「TDR250」の価格は、発売当時47万9000円でした。

 ■TDR250諸元

 全長×全幅×全高:2080mm×785mm×1215mm 乾燥重量:134kg 総排気量:249cc エンジン形式:水冷2サイクル2気筒 燃費:43km/L 最高出力:45ps/9500rpm 最大トルク:3.6kg-m/8500rpm

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みんなのコメント

8件
  • AX1やNX1のデザインは今見ても秀逸だし、実車見ると質感も高かった。
  • アネーロも仲間に入れてあげて下さい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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