現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【グループAの名車 08】ジャガーXJSが1986年インターTECでスタリオンとポールポジション争い!

ここから本文です

【グループAの名車 08】ジャガーXJSが1986年インターTECでスタリオンとポールポジション争い!

掲載 更新
【グループAの名車 08】ジャガーXJSが1986年インターTECでスタリオンとポールポジション争い!

ボルボ240ターボが黒船来襲に例えられた1985年のインターTECから1年。1986年のインターTECに姿を見せたのはジャガーXJSだ。ヨーロッパでのデビューから2年が経って旬が過ぎていた感もあったが、名門レーシングチームであるTWR(トム ウォーキンショー レーシング)が持ち込んだということもあり話題となった。

ジャガーXJSは古い?ながらもストレートは速い
1984年のヨーロッパツーリングカー選手権(ETCC)でチャンピオンタイトルを獲得したのがジャガーXJSだ。自らもドライバーとして活躍しながらTWRを率い、マツダのル・マン24時間レースやスパ24時間レースにも関わったトム・ウォーキンショーが1986年のインターTECに持ち込んだ。

【東京モーターショー】ダイハツのブースに市販予定のコンパクトSUVがサプライズ出展!

5.3L直6DOHCエンジンはノーマルで最高出力225hp/5000rpm、最大トルク39.7kg/3000rpmを発生するが、1984年のマカオグランプリのグループAレース参戦時には500hp/7500rpmを発生。チューニングに関してはグループAで許される限りの手が入れてあった。

サスペンションはベース車と同じフロント/ダブルウイッシュボーン、リア/ウイッシュボーン式を踏襲しているがグループA用の公認パーツを使用して改造されている。アーム類も新たに作り直されゴムブッシュやボールジョイントはピローボールに置き換えて正確な動きを確保している。

リアサスペンションはドライブシャフトがアッパーアームを兼ねたウイッシュボーン式だが、アームの取付位置や形状は変更されている。片側2本ずつのツインショックアブソーバーとなっているのもノーマルと同じだが、パーツはもちろんレース用となっている。

ブレーキは前後ともにロッキードのベンチレーテッドディスクに交換されており、いわゆるCカーと同じものが装着されていた。

1986年のインターTECでは、すでに2年落ちとなっていたが、ストレートが長い富士には有利という判断で持ち込んだと言われる。予選1回目では余裕のトップタイムをマーク。ところが予選2回目に中谷明彦のスタリオンがそのタイムを更新。それを見たトム・ウォーキンショー自身のドライビングにより再逆転という展開だった。

決勝ではポールポジションの51号車が7周でリタイア、予選3位の52号車が85周でデファレンシャルトラブルでリタイアとなったが、1986年インターTECでもっとも印象に残った一台なのは間違いない。

グループAの名車バックナンバー

[ アルバム : 1986年のインターTECのジャガーXJS はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
くるくら
ニコ・ヒュルケンベルグ、今季限りでハース離脱。来季はザウバーから参戦へ
ニコ・ヒュルケンベルグ、今季限りでハース離脱。来季はザウバーから参戦へ
motorsport.com 日本版
マツダが「新型SUV」世界初公開! 次期型「CX-5」登場か!? 新次元の「魂動デザイン」採用した圧倒的“造形美”実現し北京登場!
マツダが「新型SUV」世界初公開! 次期型「CX-5」登場か!? 新次元の「魂動デザイン」採用した圧倒的“造形美”実現し北京登場!
くるまのニュース
「デロリアン」から「大門軍団」そして「ステップワゴン」も!8月発売のアオシマ新製品情報【CARSMEETモデルカー俱楽部】
「デロリアン」から「大門軍団」そして「ステップワゴン」も!8月発売のアオシマ新製品情報【CARSMEETモデルカー俱楽部】
LE VOLANT CARSMEET WEB
日産の謎解きイベントが話題! 「眠っていたブループリント」は5月6日まで。GWは本社ギャラリーに行こう。
日産の謎解きイベントが話題! 「眠っていたブループリント」は5月6日まで。GWは本社ギャラリーに行こう。
くるくら
BMW X5の燃料電池車をゼロエミッションカーに位置付け、実証実験の継続を決定
BMW X5の燃料電池車をゼロエミッションカーに位置付け、実証実験の継続を決定
Auto Prove
トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開
トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開
レスポンス
新星アコスタは、”MotoGPのフェルスタッペン”になるか。シーズン途中のKTM昇格はある?
新星アコスタは、”MotoGPのフェルスタッペン”になるか。シーズン途中のKTM昇格はある?
motorsport.com 日本版
【ストリーモ】5/4~6に開催される「GINZA SKY WALK 2024」にてストリーモの試乗体験を実施
【ストリーモ】5/4~6に開催される「GINZA SKY WALK 2024」にてストリーモの試乗体験を実施
バイクブロス
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり“刷新”で何が変わった?  オシャグリーンな「ハント」も新設定の「小さなSUV」約265万円から
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 3年ぶり“刷新”で何が変わった? オシャグリーンな「ハント」も新設定の「小さなSUV」約265万円から
くるまのニュース
ホンダが新型EVの『e:NP2』を発売
ホンダが新型EVの『e:NP2』を発売
レスポンス
三菱自動車、欧州でコンパクトSUV「ASX」の大幅改良モデルを発表
三菱自動車、欧州でコンパクトSUV「ASX」の大幅改良モデルを発表
月刊自家用車WEB
WEC第3戦スパのエントリー発表。フォーミュラE重複の影響多数、ハプスブルクの復帰には疑問符も
WEC第3戦スパのエントリー発表。フォーミュラE重複の影響多数、ハプスブルクの復帰には疑問符も
AUTOSPORT web
超ガチ仕様だし今思えば激安じゃない!? [ランドクルーザー250も70]も超絶魅力的!! でもでも[メガクルーザー]こそ誇るべきモデルじゃないか説
超ガチ仕様だし今思えば激安じゃない!? [ランドクルーザー250も70]も超絶魅力的!! でもでも[メガクルーザー]こそ誇るべきモデルじゃないか説
ベストカーWeb
KTM新型390デューク試乗「実は日本でベストバランスのストリートファイター!?」
KTM新型390デューク試乗「実は日本でベストバランスのストリートファイター!?」
モーサイ
X氏の値引き大作戦 デリカD:5から60.8万円引き!
X氏の値引き大作戦 デリカD:5から60.8万円引き!
グーネット
中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携
中国IT大手のテンセントとトヨタ自動車が戦略提携
レスポンス
テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!
テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!
THE EV TIMES

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1050.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

149.0620.0万円

中古車を検索
XJ-S クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1050.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

149.0620.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村