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トヨタが考える新たな移動手段とは?

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トヨタが考える新たな移動手段とは?

トヨタ自動車(以下、トヨタ)は10月17日、10月24日に開幕する第46回東京モーターショーに展示する、ひとりのりのEV(電気自動車)を4台発表した。

トヨタは、第46回東京モーターショーに「TOYOTA i-ROAD」(写真右)を含む4台のひとり乗りEV(電気自動車)を展示する。4台のうち1台は、3輪タイプの「TOYOTA i-ROAD」。

トヨタのビジネス向けEVが快適すぎる!

2輪車なみのコンパクトなサイズが特徴だ(全長×全幅×全高:2345mm×870mm×1455mm)。シンプルなインテリアには、エアコンやオーディオなどの快適装備はない。

ボディは全長×全幅×全高:2345mm×870mm×1455mm。安定性を高めるべく3輪にしたとのこと。搭載するバッテリーやモーターの詳細は不明。メディア向け資料には最高速度は60km/h、1充電の走行可能距離は約50kmと記されている。なお、TOYOTA i-ROADを運転するには普通自動車免許が必要となる。

TOYOTA i-ROADは、観光地やリゾート地の移動用としても期待されているという。現在、高速バス大手のWILLERとともに北海道(清里町と同斜里町)で実証実験をおこなっており、観光客向けにTOYOTA i-ROADを貸し出しているとのこと(利用条件あり)。

インテリアはシンプル。シートも乗用車と異なり、簡単なつくりである。ステアリングは、一般的な乗用車とおなじ形状。前ヒンジのドア。歩行をEVでアシスト残りの3台はトヨタが「歩行領域EV」と呼ぶタイプ。座り乗りタイプ/立ち乗りタイプ/車椅子連結タイプがある。

座り乗りタイプは、いわゆる“シニア・カー”に近い内容だ。2021年の市販化を目指し開発が進められている。

ボディは全長×全幅×全高:1180mm×630mm×1090mm。速度は3種類(2km/h、4km/h、6km/h)から選べる。1充電の走行距離は10km、充電時間は約2時間とのこと。

立ち乗りタイプは、電動キックボードに近いデザインが特徴。大規模施設内(空港など)の巡回、警備用としての使用も考え開発されたという。

ボディは全長×全幅×全高:700mm×450mm×1200mm。速度は4種類(2km/h、4km/h、6km/h、10km/h)から選べる。1充電の走行距離は14km、充電時間は約2時間30分とのこと。

立ち乗りタイプは2020年冬ごろの市販化を予定している。市販化の前に、東京2020オリンピック・パラリンピックに供される(用途は不明)。

車椅子連結タイプは、名称のとおり市販の車椅子(手動タイプ)に装着して使う。これにより、電動車椅子として使用出来る。

速度は3種類(2km/h、4km/h、6km/h)から選べる。1充電の走行距離は20km、充電時間は約2時間30分とのこと。ちなみに現在、宮城県牡鹿郡女川町で車椅子連結タイプの実証実験をおこなっており、住人向けに貸し出されているという。

歩行領域EVは、段差や障害物を検知するセンサー付き。検知した場合、自動で停止する。TOYOTA i-ROADと歩行領域EVの3台は、第46回東京モーターショーで試乗出来る。試乗会場は、有明エリアと青海エリアを結ぶシンボルロード「OPEN ROAD」。試乗するにはウェブ予約(試乗時間の2時間前から予約開始)が必要になる。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

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