レクサスは同社のデザインフィロソフィーを、65フィートヨットという形で新たに具現化したブランド初のラグジュアリーヨット「LY650」を初公開した。販売開始は2019年10月30日を予定している。
クルマだけに留まらない感動と驚きを顧客へ提供する新たな提案
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このヨットは、驚きと感動の提供に挑戦し続けるレクサスからの新たな提案のひとつ。2017年1月に発表された「LEXUS Sport Yacht Concept」の構想を基に、独自のデザインと優れた航走性能、快適な居住空間を実現している。
エクステリアは丸みを帯びた船首や、豊かなボリュームを強調した船尾に優美な曲線をもつ、今までにない特徴的なデザインを採用。躍動感のあるフォルムや曲線美を継承し、フライブリッジクルーザーでありながら流麗でスポーティーなスタイリングを実現した。特徴的な丸みを帯びた船首部や、クラス最大級のワイドビームを活かしたダイナミックな船体形状など、ひと目で他とは異なる独自の存在感を創出している。
全長約20メートル、幅6メートルというから、停泊させるのに必要な面積は120平方メートル。イメージとしては学校の25mプール(縦25m×横12m)の横を半分にしたスペースといった感じだろう。
120平方メートルといえば、36坪。もちろん、普通の一戸建ても楽に建つ大きさだ。
4012ℓの燃料タンクを軽油で満タンにすると、約35万円だから、仮に1ヵ月に一回満タンにしたら年間約420万円の燃料代となる。年間の燃料代でレクサスUXが買える!ことになる。
日本での販売価格は約4億5000万円と予定されている。トヨタ直営のトヨタマリン営業所のほか、名古屋トヨペットの船舶部門などで購入できる。
クーペのようなルーフラインやリヤの豊かなボリュームを強調する造形で、航走性能の高さを強調。さらに、個性的な造形を際立たせる2トーンカラーをオプション設定したこともポイントだ。加えて船首部やサイドウィンドゥ上部、L字型エアインテークに金属調の加飾を施しLEXUS Yachtのアイコンとした。
またインテリアは、先進的なデザインに日本のおもてなし思想を融合。イタリアのヨットデザイン会社Nuvolari Lenardとのコラボレーションにより、先進的なデザインに加えて細部まで作りこんだ快適な居住空間を実現した。サロン内は、前方に操船席とソファ、後方にギャレーを効率的に配置したレイアウトとしている。
またサロン階下には、2メートルオーバーのヘッドクリアランスを確保した優雅な3つのベッドルームを設置し、それぞれに専用のシャワールームを完備した。
トヨタ自動車 代表取締役の豊田章男社長は、以下のコメントを発表している。
「LY650は、ラグジュアリーライフスタイルブランドを目指すレクサスの、クルマに留まらない挑戦の象徴です。今回、トヨタマリンとMarquis Yachts社の合同チームでボートの製造現場にトヨタ生産方式を導入し、生産性と品質の向上を図り、レクサスの『CRAFTED』と呼ばれる思想をラグジュアリーヨットという形で具現化しました。先進的で高品質なLY650が、世界中の海でその美しい姿を披露することを、本当に楽しみにしています。私達は、モビリティカンパニーとして、海においても新しいモビリティの可能性を追求してまいります」
LY650の主要諸元
全長:19.94m
全幅:5.76m
最大人数:15人
エンジン:Volvo Penta IPS1350/1200or1050
燃料タンク容量:4012ℓ
清水タンク容量:852ℓ
客室数:3部屋(ベッド6名対応)
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