■ファミリーカーとして人気のミニバンとは?
ファミリーに人気のクルマといえば、ミニバンです。ミニバンは、小さな子どもが乗り降りしやすく、人も荷物もたくさん載せられるところが、子育て世代から絶大な支持を集めています。
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広い室内はもちろん、最近ではさまざまな便利機能が搭載されているのも、魅力のひとつといえます。
そこで今回は、ファミリーカーとしてオススメの人気ミニバン3車種を紹介します。
●日産「セレナ」
セレナは、1991年に「バネットセレナ」として発売されました。世界初となるスライドドアパワーウインドウの採用や、最上級グレードに4輪操舵システム「スーパーHICAS」が設定されるなど、さまざまな特徴がありました。そのため、商用車のイメージが強かったワンボックスの概念を変えたモデルだったといえます。
それから進化を重ね、2016年にフルモデルチェンジで5代目が登場。その後、電動パワートレインの「e-POWER」搭載モデルも追加し、2018年1月から12月の新車販売ランキングでは、日産「ノート」、トヨタ「アクア」「プリウス」に次ぐ4位にランクインして、9万9865台を販売しました。これはミニバンではトップとなる実績です。
セレナがファミリーにオススメな理由として、荷室のスペースの広さがあります。セレナの荷室はミニバンクラスでもっとも広く、荷室のシートの下には深さのある大容量のアンダーボックスを用意。3列目を収納することで、さらに大きな荷室スペースを確保することが可能です。
また、「デュアルバックドア」と呼ばれるハーフバックドアが設定されており、大きなバックドアを開けなくても、荷物の出し入れをすることが可能です。
通常のスペースの半分で開閉できるので、ショッピングモールの駐車場など、後ろにクルマが停まっている場合や壁が迫っているような狭い場所でも、気軽に荷物の出し入れができます。
グレード別で「ハンズフリーオートスライドドア」を両サイドに装備。キーをバックやポケットに入れたままで、スライドドアの下に足をスッと入れると自動でドアが開くというもので、子どもを抱っこしているときや、買い物の荷物で両手が塞がっているときなどに便利です。
■コンパクトなミニバンでも室内空間は広々!
●トヨタ シエンタ
シエンタは、2003年にコンパクトサイズのミニバンとして発売されました。2010年10月に一度は販売が終了になりますが、2011年5月のマイナーチェンジで販売が再開されます。
2015年にシエンタ初となるフルモデルチェンジがおこなわれ、「ミニバン=箱型」というイメージを破り、トレッキングシューズをイメージしたアクティブで機能的なデザインに刷新しました。
2018年の新車販売台数は、セレナに次ぐ5位で、9万4048台を販売しています。
シエンタがファミリー向けな理由として、優れた車体設計や、快適装備が充実しているという点があります。シエンタは地上高から330mmと低床フロアになっており、フラットフロアで段差がありません。
セカンドシート周辺には、乗降用アシストグリップが設定されているので、子どもや高齢者が容易に乗り降りすることができます。
さらに、フロントシートウォークスルーにより、車内間の移動が楽なほか、1280mmの高い室内高により、車内の開放感をもたらすとともに、子どもであれば立ったまま着替えることも可能です。
シエンタは、全長4260mm×全高1675mmと大きすぎないボディサイズで、最小回転半径も5.2mとミニバンのなかでは小さいため、車両感覚が掴みやすく狭い道などでも小回りが利きやすいです。クルマに不慣れな人でも、運転がしやすいといえます。
●ホンダ「フリード」
フリードは、「ゆとりのあるコンパクトミニバン」として開発され、2008年に発売されました。手頃なサイズ感がウケたフリードは、発売から1か月で2万台を販売しています。
2018年の新車販売台数では、8万4121台を販売した人気のあるモデルです。
フリードは、「マザーズセレクション大賞2018」を受賞しました。マザーズセレクション大賞とは、ママたちが愛用しているモノやママたちの応援となるコトなど、一般のママたちが推薦し投票によって決まる賞です。
フリードは、「広い室内で子どもの世話がしやすい」「荷室が広くベビーカーが乗せやすい」「サイズと作りがよく運転がしやすい」「安全機能が充実している」といった点が、ママたちから高い評価を得ました。
ゆとりのある室内空間で、ウォークスルーを設置することにより車内間の移動が楽におこなえます。開口部が広くて低い荷室は、大きな荷物も積み込みやすく、ベビーカーを畳まなくても載せることができます。
安全機能としては、「Honda SENSING」をグレード別に標準設定。それにより予防安全性能評価において、最高ランクとなる「ASV++」を獲得しました。
※ ※ ※
今回紹介したミニバンは、ファミリー向けのミニバンのなかでも販売台数が多い人気モデルです。ファミリー向けのミニバンを選ぶ場合には、価格や燃費といった内容だけではなく、生活シーンで使いやすいかという点も考慮して選ぶといいでしょう。
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