2016年、北陸4県でいち早く「可搬式速度違反自動取り締まり装置」(移動オービス)を導入したのは富山県。それから3年、一向に残る3県の導入話を聞かないなと思っていたら、この春、福井県がついに名乗りを上げたことが、7/15,各メディアにより報道された!
年内導入は1台だが、来年、さらに増殖予定!
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福井県は、いまだに県内に10機のオービスを擁する、ミニオービス王国。大都市圏を除けば、もはや珍しい存在となっている。が、その設置場所はいずれも幹線道路。速度取り締まりの拠点を生活道路へ移すという警察庁の方針に沿うためにも、やはり移動オービスは必要というわけだ。
導入される機種はまだ明らかではないが、計上予算1300万円と想定サイズ、そして「レーザーで測定」と言い切っているあたり、航空計器製のレーザー式移動オービス、LSM-300であると判断して間違いはなさそう。さらに、今年度中の導入は1台のみだが、2020年から徐々に数を増やして行くらしい。北海道や三重県など、すでに稼働させている都道府県警察も1台~3台を追加購入しているが、今後は導入都道府県数だけではなく、機器の台数そのものも確実に増えていくはずだ。その姿を日常的に見かけるようになるのも、そう遠い話ではないだろう。
しかし、何度も言うが、相変わらずマスコミの報道は、まるで判を押したように「持ち運びが簡単で狭い道でも取り締まれる」、「後日呼び出しにより検挙できる」という警察発表を鵜呑みにした「いいとこ盗り」な話ばかり。誰も、国民が最も知りたい「レーザースキャンによる速度測定の精度」に疑問を抱かない、あるいはそれに一切触れないなんて、それでも「表現や報道の自由」を与えられているその代償として、「社会正義を守る義務」を科せられているマスコミと言えるんですかね?
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