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業界ニュース 2019.8.3

誕生から17年、高価格でも売れ続けるトヨタ「アルファード」人気の理由とは

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 2019年で初代の発売開始から17年を迎え、いまや国内における高級ミニバンの地位を確立したクルマがトヨタ「アルファード」です。

 2019年上半期(1月から6月)の登録車販売台数では、全体で13位となる3万5265台と、高価格なモデルにも関わらず新車市場で上位に位置する人気のクルマですが、どのような経緯でいまの人気を獲得したのでしょうか。

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「アルファード」17年の歴史とは●初代アルファード(2002年発売)

 1997年に日産から発売された「エルグランド」は、日本における高級ミニバンというジャンル開拓すると同時に、それまでのミニバンとは異なる風格あるデザインや快適な居住性から人気を博し、トヨタはその対抗馬の開発に追われました。

 そして2002年に、エルグランドのライバル車として世に送り出した高級ミニバンが、初代アルファードです。

 車名は、星座の中でもっとも明るい星を意味するギリシャ語の「アルファ」が由来とされています。

 内装は、ウッドパネルを多用することでラグジュアリー感を演出することに成功しました。

 また、広々とした車内を始め、両側スライドドア、イージークローザーシステム、日本車初のパワーバックドアといった装備が特徴的です。

 月間販売目標台数は4000台を目標とされ、販売にあたり「G」と「V」というふたつのモデルで展開されました。

 Gはトヨペット店、Vはトヨタビスタ店(現ネッツ店)で販売され、のちにVはアルファードの姉妹車「ヴェルファイア」としての道を歩むこととなります。

 パワートレインは、2.4リッター直列4気筒エンジン、3リッターV型6気筒エンジンの2種類であり、駆動方式はFFと4WDがそれぞれ用意されました。

 販売開始年である2002年の販売台数は約5万3000台を記録。ライバル車であるエルグランドを上回る結果となります。

 さらに翌2003年には2.4リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車が追加されたことで、販売台数は約8万4000台を突破し、エルグランドに5万台近い差をつけることに成功しました。

ライバル不在!? アルファードが独自のポジションを確立するまで高級ミニバンとしての立ち位置を確立したアルファード●2代目アルファード(2008年発売)

 2008年にフルモデルチェンジがおこなわれ、2代目モデルになったアルファード。月間販売台数目標は3000台に設定されて販売が始まりました。

 このモデルより車名の後ろについていたアルファベット表記が外れます。先代のアルファードVは「ヴェルファイア」と改称されたことにより、アルファードとは別路線を歩むこととなります。

 その違いは外装で顕著に現れており、押し出しが強い雰囲気を感じさせるヴェルファイアに対し、アルファードはより高級感を強調したイメージを初代モデルから継承。フロントマスクも、それぞれ専用のデザインを採用することで差別化を図りました。

 パワートレインには、2.4リッター直列4気筒エンジンと3.5リッターV型6気筒エンジンの2種類を揃え、駆動方式には引き続きFFと4WDが用意されました。

 また、2代目モデルの登場時にハイブリッド仕様は一旦姿を消したものの、2011年に再び追加設定され、こちらも人気を博しました。

 2代目モデルの販売台数は、2008年から3代目登場までの2014年まで、年間販売台数ランキングトップ30にランクインする成績を記録しています(2011年を除く)。モデル末期の2014年にも、約2万6000台を販売しました。

 やはりライバル車であるエルグランドとは大きな差をつけ、日本における高級ミニバンとしての地位を奪取することに成功しました。

●3代目アルファード(2015年発売)

 現行モデルである3代目アルファードは、姉妹車であるヴェルファイアと同じ2015年に販売を開始しました。「大空間高級サルーン」をコンセプトに開発がおこなわれ、それまでのミニバンの枠にとどまらない高級車としての新しい位置づけがなされました。

 外装ではメッキを多用した大型フロントグリルが存在感を演出しており、さらに内装の木目調を採用したインパネとクリーム色を基調とする車内はゆったりとした落ち着きのある空間を演出することに成功しています(ブラックを基調とした内装色の設定も存在)。

 パワートレインには、2.5リッター直列4気筒エンジンと3.5リッターV型6気筒エンジンが用意されています。また3代目では登場直後からハイブリッド仕様の設定がありました。駆動方式にはFFと4WDのふたつのバリエーションがあります。

 装備面では、世界初の機能を備えたパノラミックビューモニター、インテリジェントクリアランスソナー、インテリジェントパーキングアシストといった最新技術の設定があり、見た目の高級感のみならず技術面での向上も図られました。

 販売面も好調であり、フルモデルチェンジがおこなわれた2015年は約4万4000台を売り上げ、その後2018年には約5万9000台を記録しています。

 アルファードは、それまで多人数で移動することが主な目的だったミニバンに、高級感という価値を加えて独自の立ち位置を確立したモデルといえます。迫力あるフロントマスクであるゆえ、街で見かけても印象に残りやすいクルマです。

 アルファードの外装デザインについて、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。

「アルファードおよびヴェルファイアは、フロントのデザインをメッキ加飾し、水平基調とするデザインになっています。

 このようなデザインが、20代から40代と幅広いユーザーに好評です。また、一部には、クルマのデザインに個性を求める方もいますので、そのようなニーズにもマッチしているのだと思います」

 ※ ※ ※

 初代販売開始から17年、かつてのライバル車であったエルグランドが販売面でくすぶるなか、いまやアルファードは高級ミニバンの象徴ともいえるクルマへと成長を遂げました。  高級感があるだけでなく、愛車に個性の強さを求める需要が強いことが、高価格帯のクルマであるにも関わらず、高い人気を博す理由になっているといえるでしょう。

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(くるまのニュース Peacock Blue K.K.)

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