現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「ランクル70」復活? ファン待望のディーゼル仕様で2020年に登場か

ここから本文です

トヨタ「ランクル70」復活? ファン待望のディーゼル仕様で2020年に登場か

掲載 更新
トヨタ「ランクル70」復活? ファン待望のディーゼル仕様で2020年に登場か

 トヨタは、2014年8月から2015年6月にかけて期間限定で「ランドクルーザー(70系)」(以下、70系)を復活させました。多くのファンが殺到し、現在では中古車市場でプレミア価格まで付いています。

「あの時に買っておけば良かった…」と後悔している人もいるのではないでしょうか。じつは、最近になって70系が再び復活するかもしれないという噂が出ているのですが、どんな内容なのでしょうか。

これはデカい! 日産の大型SUV「パトロールNISMO」は打倒ランクル!? 日産が大型SUVを日本で復活させた理由

 70系は、ランクル40系の後継車として1984年に登場したクロスカントリー4WDです。生まれながらの働くクルマとして誕生し、世界各国の僻地を中心に活躍していました。

 未だに根強いファンが多い70系は再販を望む声も当初よりとても多く、実は何年も前から再販される、という噂は後を絶ちませんでした。

 国内での販売は2004年に終了していますが、オーストラリアなどではそのままマイナーチェンジをおこないながら現在も新車として販売され続けています。

 70系は、途中で4WDワゴンの波に流されて、70系ワゴン(のちのプラド)といったバリエーションを生みましたが、その本流は今も変わっていません。

 日本では、さまざまな事情があってカタログモデル化されず、70系誕生30周年の限定車というイレギュラーな形で再販されました。しかし海外では依然、カタログモデルとして3ドア車、5ドア車、3ドアロング、ピックアップトラックなど、さまざまなバリエーションが販売されています。

 昨今では、海外モデルの70系が並行輸入車として日本にも入ってきており、なかでも78トゥループキャリア(3ドアロング)は人気のモデルです。

 ちなみに日本で期間限定販売されたのは、76バンと79ピックアップトラックの2台。どちらも1ナンバー車で、4リッターV型6気筒ガソリンエンジン(1GR-FE型)を搭載しています。

 もちろん、日本ではユーザーからは諸手を挙げた歓迎を受けたのですが、この際に出た声が「なぜディーゼル車はないのか?」というものでした。

 海外向けには、4.4リッターディーゼルターボエンジンが搭載されていますが、日本の排気ガス規制に適合させるには当時は技術やコストの壁があったようです。

 その後、同社「ランドクルーザープラド」や「ハイラックス」にクリーンディーゼルが搭載されて好評を博していることから、70系もこれらのエンジンを搭載して、日本で発売されるかもしれないという情報が飛び込んできました。

 搭載されるエンジンで有力視されているのは、2.8リッターディーゼルターボエンジン(1GD-FTV型)です。最高出力177馬力&最大トルク450Nmというスペックは限定車時代のガソリンユニットと比べると若干見劣りしますが、プラドの車両重量と比較して考えれば、70系バンに搭載したとしてもそれほど貧弱なエンジンとはいえません。

 ただしピックアップトラックは、物を積載したときの動力性能を考慮して、先代同様のガソリンエンジンのままで発売されるか、もしくは発売見送りという可能性もあります。

■復活70系のボディバリエーションはどうなる?

 気になるのはボディバリエーションで、5ドア車が出るのならば、「1ナンバーのバンで出るのか、それとも3ナンバーワゴンとして登場するのか」は不確定な部分です。

 仮に安全基準や国交省型式認定という部分をクリアできて、3ナンバーの7人乗りワゴンと1ナンバーのピックアップトラックというバリエーションで再販されれば、さらに多くのユーザーを取り込むことができるでしょう。

 海外では、かつて日本で大人気だった3ドアミドルボディ(FRPトップ車)も健在のため、これも再販となれば狂喜乱舞するファンも少なくないはずです。

 そして嬉しいことに、今回は限定ではなくカタログモデルとして発売されるかもしれません。四駆業界の関係者は、次のように語っています。

「前回の期間限定販売では、生産台数の大半を官公庁に公用車として納めたため、じつは民間に十分に行き渡っていないのではないかという話があります。そのため、今回はより多くのファンに買ってもらうために、カタログモデルにする可能性は十分にあります」

 肝心の発売時期についてですが、2020年早々に何らかの動きがあるという噂があります。遅くても同年秋までには発売ではないか、というのが業界筋の見方です。前出の関係者は次のようにも話しています

「2020年にランドクルーザー200系の後継モデルが発売される予定でしたが、大幅なデザイン変更が発生したために、開発スケジュールが大幅に変わったという話が聞こえています。本来は、ランドクルーザーにとっては久しぶりのビッグイヤーになるはずだったわけですから、話題性のある70系再販で補完したいという狙いもあるのかもしれません」

※ ※ ※

 どんな形で発売されるにせよ、地球最後のクロカン4WDと謳われたランドクルーザー70系が再販されて喜ぶ日本のファンは多いはずです。

 しかもそれがディーゼル車となればなおさらのことで、前回買えなかった人や興味のある人達としては、注目せずにはいられない1台です。

こんな記事も読まれています

フェラーリ499Pが好調キープか、FP1でワン・ツー。ランボルギーニとアルピーヌが続く/WECスパ
フェラーリ499Pが好調キープか、FP1でワン・ツー。ランボルギーニとアルピーヌが続く/WECスパ
AUTOSPORT web
不遇のイメージが色濃いR33スカイラインだが乗っていて楽しかったゾ! 所有していたからこそわかった[走り]の真実
不遇のイメージが色濃いR33スカイラインだが乗っていて楽しかったゾ! 所有していたからこそわかった[走り]の真実
ベストカーWeb
シェイクダウンは今季初出走のソルドが首位タイム。ヒョンデがトップ3独占/WRCポルトガル
シェイクダウンは今季初出走のソルドが首位タイム。ヒョンデがトップ3独占/WRCポルトガル
AUTOSPORT web
ガソリンを捨てきれない理由は[ハイブリッド車]のバッテリー寿命!? 延命術はあるのか?
ガソリンを捨てきれない理由は[ハイブリッド車]のバッテリー寿命!? 延命術はあるのか?
ベストカーWeb
ウェッズの人気ホイール「レオニス」に輝く新作登場! 繊細さの「FR」と躍動感の「MV」はトヨタ「アルヴェル」から軽自動車まで対応
ウェッズの人気ホイール「レオニス」に輝く新作登場! 繊細さの「FR」と躍動感の「MV」はトヨタ「アルヴェル」から軽自動車まで対応
Auto Messe Web
ポイントリーダーのマルティン、初日最速で予選へ。母国戦クアルタラロも奮闘10番手|フランスGPプラクティス
ポイントリーダーのマルティン、初日最速で予選へ。母国戦クアルタラロも奮闘10番手|フランスGPプラクティス
motorsport.com 日本版
新型ミニ・クーパー SEへ試乗 プレミアムでも「個性」は希釈? 本当の4代目はEVのみ
新型ミニ・クーパー SEへ試乗 プレミアムでも「個性」は希釈? 本当の4代目はEVのみ
AUTOCAR JAPAN
ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」とレッドブル代表。チームは数年前から準備をしてきたと主張
ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」とレッドブル代表。チームは数年前から準備をしてきたと主張
AUTOSPORT web
日産「フェアレディZ」が1-2フィニッシュ! SUPER GT第2戦富士GT500クラスは波乱の展開でした
日産「フェアレディZ」が1-2フィニッシュ! SUPER GT第2戦富士GT500クラスは波乱の展開でした
Auto Messe Web
グローバル販売は340万台超 日産、2023年度決算発表 売上アップも中国では「苦戦」続く
グローバル販売は340万台超 日産、2023年度決算発表 売上アップも中国では「苦戦」続く
AUTOCAR JAPAN
「風評は瞬く間に拡散されてしまう」ミック・シューマッハーが明かすWEC挑戦決断時の葛藤と、F1との違い
「風評は瞬く間に拡散されてしまう」ミック・シューマッハーが明かすWEC挑戦決断時の葛藤と、F1との違い
AUTOSPORT web
630万円! 最上級の「3列シートSUV」発表! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載した特別な「オーバーランド仕様」発売へ!
630万円! 最上級の「3列シートSUV」発表! パワフルな「ターボ×ディーゼル」エンジン搭載した特別な「オーバーランド仕様」発売へ!
くるまのニュース
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況
アウディF1、サインツに次ぐ候補はオコンか。現ドライバーのボッタスと周冠宇は厳しい状況
AUTOSPORT web
ブノワ・トレルイエの新チームから参戦するヨアン・ボナートが高速ターマック戦を連覇/ERC第2戦
ブノワ・トレルイエの新チームから参戦するヨアン・ボナートが高速ターマック戦を連覇/ERC第2戦
AUTOSPORT web
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
W12エンジンを搭載する最後のベントレー『バトゥール コンバーチブル』が発表。世界16台の限定生産
AUTOSPORT web
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
今年もル・マンにAOレーシング名物の特別リバリー登場。ドラゴンカラーの『スパイク』でLMP2参戦へ
AUTOSPORT web
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
IMSA、12月に予定していた公認テストの日程を変更。2024年は11月中旬に実施へ
AUTOSPORT web
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
RB、リサイクルしたカーボンファイバーを使い、F1パーツを製造。角田裕毅とリカルドがエミリア・ロマーニャGPでドライブへ
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

366.6554.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.8742.9万円

中古車を検索
ランドクルーザープラドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

366.6554.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.8742.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村