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業界ニュース 2019.7.27

クルマは見た目が大事!? デザインが優先されたクルマ5選

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 クルマの販売を左右する重要な要素のひとつは、外観のデザインです。各メーカーとも優秀なデザイナーを雇い、多くの時間と莫大な費用をかけてデザインを決めています。

美しすぎるクーペとして語り継がれる「アルシオーネSVX」 ただし、デザインは単純に見た目だけが優先されるわけではなく、室内の寸法や視界、使い勝手も考慮する必要があります。

    常人では理解不能!? 難解すぎるデザインのクルマ5選

 ところが、過去には明らかに見た目が優先されたデザインのクルマも存在していました。そこで、ユニークなデザインのモデル5車種をピックアップして紹介します。

●スバル「アルシオーネSVX」

必要最小限の開口部だった「アルシオーネSVX」のサイドウインドウ スバル「アルシオーネ」は1985年に発売された2ドアクーペです。空力を重視したクサビ型のフォルムや、未来的な内装のデザインは、それまでのスバルデザインとは一線を画したものとなっていました。

 そしてバブル経済末期の1991年、2代目となる「アルシオーネSVX」を発売。デザインは先代から一転して曲線を多用した流麗なクーペとなりました。

 オリジナルのデザインコンセプトはイタリアの工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロによるもので、それをベースにスバルのデザイナーによって完成されています。

 特徴的な「ミッドフレームサイドウインドウ」は他に類を見ないデザインで、「アルシオーネSVX」の美しさを表現する重要なアイテムです。デザインが優先されたため、サイドウインドウの開口部は必要最低限の面積しかありませんでした。

 発売直後にバブル崩壊、というタイミングの悪さと、スバルブランドによる高級クーペという位置づけも確立していなかったため、販売は低迷。

 それでも1997年まで6年間販売されて、生産終了から22年経ったいまもファンが存在し、アルシオーネSVXを専門に扱う中古車店まであります。

●ダイハツ「シャレード クーペ」

いま見ても斬新なデザインの「シャレード クーペ」 ダイハツ「シャレード」は、新世代のFFリッターカー(1リッタークラスのエンジン搭載車)として1977年に発売。そこから2000年までモデルチェンジを繰り返しながら、じつに23年間販売されたロングセラーでした。

 初代発売当初は5ドアハッチバックボディのみでしたが、1978年に3ドアハッチバックの「シャレード クーペ」が加わります。

 デザイン上で最大の特徴は「Jライン」と名付けられたサイドウインドウと、さらにその後ろにある丸い窓でした。

 この丸い窓は「マリンウインド」というネーミングで、若い人に向けてデザイン性をアピールしていました。

 ダイハツはマリンウインドを「開放感がある」とPRしていましたが、直径は20cmに満たないサイズでしたので、やはり見た目重視だったようです。

●日産「チェリー X-1R」

「ケンメリ」にも通じるデザインの「チェリー X-1R」 日産「チェリー」は、1970年に日産初のFF車としてデビューしました。車名の「チェリー」は、日本らしさを訴求するため「桜」から命名されたといいます。

 当時の小型車は世界的にFRからFFへの移行が進んでいて、小さなボディサイズでも広い室内を確保できるというメリットがありました。

 発売当初のボディバリエーションは2ドア/4ドアセダンでしたが、1971年9月にはスポーティなクーペが加わります。

 なかでも上位モデルである「X-1R(エックス・ワン・アール)」はオーバーフェンダーを装備し、1.2リッター直列4気筒OHVのA12型エンジンを搭載。SUツインキャブ仕様で最高出力80馬力を発揮しました。

 チェリークーペは斬新で独特なハッチバックスタイルで、左右後方視界を度外視したリアサイドが特徴的です。

 このスタイルは当時の若者たちを魅了し、チェリークーペは大人気となりました。

巨匠がデザインした軽1BOXバンがあった!?●スズキ「キャリイ バン」

軽量ハイパワーなスーパーカーの王道を行くケーニグセグ「CCXR トレヴィータ」 スズキ「キャリイ」は現在トラックとして販売されていますが、かつては1BOXバンタイプもラインナップしていました。

 スズキは1969年に発売された4代目キャリイのデザインを、ライバル車との差別化をすべく前出のジウジアーロに依頼。ジョルジェット・ジウジアーロは当時、国産車では、いすゞ「117クーペ」や初代マツダ「ルーチェ」をデザインした実績があり、すでに世界的にも有名なデザイナーでした。

 キャリイバンはフロントウインドウとリアウインドウの傾斜角度がほぼ同じで、横から見ると前後が対称に見える斬新なデザインを採用していました。

 しかし、商用車であるバンの場合は、いかに荷室容量を稼ぐかが使命であり、このキャリイのデザインでは荷室を大きくできませんでした。

 わずか3年間販売された後、次世代の5代目ではオーソドックスなスタイルに戻されてしまっています。

●スバル「R1」

居住性を無視したいさぎよいデザインの「R1」 スバルが自動車メーカーとして出発点だった「スバル360」という名車がありました。その後継車として1969年にスバル「R-2」が発売。それから30年ほどの歳月を経た2003年に、4ドアハッチバックタイプの軽自動車、「R2」が車名を踏襲する形で発売されました。

 その派生モデルとして、2ドアハッチバックの「R1」が2005年に発売されます。基本的な部分はR2と同じでしたが、R1は2+2のシートレイアウトとしており、リアシートの居住性を犠牲にして外観のデザインを優先したパーソナルクーペとなっていました。

 内装のデザインもR2に準じていましたが、ポップな色づかいであったり、シート素材に本革が用意されるなど、スペシャルティカーの要素が取り入れられていました。

 しかし、軽自動車市場ではトールワゴンや、スライドドアのハイトワゴンにニーズが集中したため、R1とR2ともども、フルモデルチェンジすることなく2010年に販売を終了。

 同時にスバルは軽乗用車の生産から撤退し、2012年には「サンバー」の生産を終了することで、軽自動車の生産を完全に終えることとなりました。

※ ※ ※

 今回紹介した5車種はどれも特殊なモデルではありません。むしろ、当時は普通に普段使いされていました。

 さまざまなニーズやリクエストに応えなければならない現代のクルマでは、ここまで冒険したデザインはできないでしょう。

 個性という点では、ちょっと寂しいところですが。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • shi*****|2019/07/27 08:05

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    R1は、販売台数が少ない(珍しい)ことを差し引いても、今時の軽自動車と比べても古さを感じない。R2は相応だけど。不思議だね。
    ただし、2本スポークステアリングだけはいただけない。
  • jin*****|2019/07/27 10:23

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    デザイン重視ではあるが、機能性も十分備えていた良作に、「マツダ・オートザム レビュー」がある。
    「レビュー」は、キャッチコピー「クルマまるく」の通り、丸みを帯びた可愛らしいスタイルで、女性層を狙ったが(小泉今日子のCMソングが印象的)、狙いを絞り過ぎて販売は不発に終わった。
    しかし、丸く短い車体の中に、
    ・大人4人がゆったりと乗れる居住空間
    ・ゆったりめの余裕サイズのシート
    ・スーツケース2個が収まるトランクルーム
    ・広い頭上空間が確保されている室内高
    ・フェスティバ譲りのキャンバストップ
    など、かなり真面目なセダンであり、その合理的な設計は海外から高い評価を与えられている。
    日本では、マーケティングがうまくいかず、販売不調に終わったが、クルマ文化の歴史の長いヨーロッパでは、秀作として受け入れられた。

  • k77*****|2019/07/27 07:55

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    スバルR1のどこがデザイン優先?R1もR2も普通にダサいけど。

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