熱せられた金属粉が主となるので黒い
クルマのディスクブレーキは、回転するローターをブレーキパッドで挟み込んで、その摩擦力で制動力を発揮する仕組みになっている。このため、制動力を発揮しようとすると、パッドがローターの表面を削るとともに、ローターがパッドを削って、粉塵が出るのが避けられない。
【今さら聞けない】洗うだけじゃない! ホイールのメンテナンス方法とは
ローターの削りカスはほぼ鉄粉。知っての通りブレーキとは、運動エネルギーを熱エネルギーに変換するシステムなので、ブレーキをかけるとローターは高温になる。その高温になったローターから出る削りカス=ブレーキダストは、熱せられた鉄粉なので、最初は黒い色をしているというわけ。それを放置しておくと、やがて茶色から赤っぽく変色していく。
また、ブレーキパッドの摩擦材にもスチール繊維や銅繊維、酸化アルミ、酸化マグネシウム、酸化クロムなど、金属系の摩擦材も使われているし、摩擦潤滑剤には黒鉛やカシューダストなどがブレンドされているので、これらが削れることでも黒い粉塵=ブレーキダストの元となる。
仮に色が変わっても当然汚れがなくなるわけではない
とくにヨーロッパ車では、国産車やアメリカ仕様のパッドより、摩擦係数が高いブレーキパッドを採用しているので、制動力が高いかわりに、耐摩耗性、ローターへの攻撃性は高く、ブレーキダストが多めに出る(=ローターやパッドの摩耗も早い)。F1マシンのブレーキなどは、高温に強いカーボンローター、カーボンパッドを使っているので、ダストも真っ黒……。
結局、ディスクブレーキを採用している限り、多少色は違っても、ブレーキダストが出ること自体は避けられない。仮にそのブレーキダストが、白い粉や汚れが目立たない色の粉になったとしても、粉塵には変わりないので、ホイールなどの汚れ落としは欠かせないはず。
回生ブレーキなど、非接触式ブレーキが主流になれば、ブレーキダストもゼロになるかもしれないが、低速域の制動や回生ブレーキのバックアップとしても、機械式ブレーキは欠かせないと思うので、将来的にもブレーキダストは小まめに洗い流すしかないだろう。
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