ときには廃番となったパーツの再生産も可能に!
特定の車種を愛好するユーザーが集まって行動する、いわゆる「オーナーズクラブ」。近年ではSNSなどによって日本全国、場合によっては海外のユーザーともつながりが容易に持てるようになってきている。それではこのオーナーズクラブとはいったいどんな活動をしているのだろうか?
【これぞ名車の証し】車名ではなく「型式」で愛されたクルマたち
1)ユーザー同士が集まる場を作る
オーナーズクラブの多くが実施している活動としては、同好の士が集まる場所を作ることだろう。少人数でファミレスなどに集まるようなものからツーリング、果てはイベント開催まで規模は幅広いが、共通の話題を持った仲間が集まれる場所を提供してもらえるということは非常にありがたいこと。
スポーツ系の車種であればサーキットでの走行会や、オフロード系であればオフロードコースの走行会などを開催する場合もあり、同一車種ならではの楽しみを共有することができる。
2)新規パーツの制作や絶版パーツの復刻
年式の古いモデルになってくると直面する問題として挙げられるのがパーツの問題だ。しかし、同一車種が集まるオーナーズクラブであれば、一定数の注文をまとめることで新規パーツの制作や、すでに廃番となってしまったパーツの再生産の働きかけもやりやすくなる。
実際にオーナーズクラブ単位で制作したアフターパーツや絶版パーツも存在しており、特定の車種を末永く愛用したいのであればオーナーズクラブに属していた方がいいかもしれない。
シャイでも参加可! ネット上での活動も多数
3)SNSやファンサイトの運営
一昔前では個人サイトが中心だったネット上のオーナーズクラブの活動だが、現在はSNSが発達したことでより活動しやすくなっている。そのため、SNSのグループなどを作成し、そこで情報の交換や部品の情報、イベントの告知などさまざまなやりとりが行われている。
これにより、自宅の周辺に同じ車種を愛用する人がいなかったとしても、ユーザー同士のコミュニケーションが容易に取れるようになったことで維持管理のモチベーションを高く保つことができるようなったこともメリットと言える。また、万が一その車種を手放すことになったとしても、その価値を知るユーザーがいる場所に籍を置いておくことで、二束三文で引き取られて朽ちていくような悲劇が起こりにくくなるということも言えるだろう。
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