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業界ニュース 2019.4.20

SUVブームいつまで続く? 多様化したニーズに対し世界が求める次なるトレンドとは

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■いつまで続く? SUVブーム

 近年の自動車業界では、世界的なSUVブームが続いています。日本、欧州、米国、中国など自動車市場の主要地域で開催されるモーターショーなどでは、新型車やフルモデルチェンジの発表が相次いでいるのです。

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 しかし、単純なSUVモデルというだけでなく、各社はスタイルやパワートレインなどで差別化を図っていますが、「SUV人気」は今後どうなるのでしょうか。

 2019年4月、世界最大のモーターショーといわれる「上海モーターショー」や北米市場に向けたアピールの場となる「ニューヨークオートショー」が開催されました。

 上海では、トヨタが人気コンパクトSUV「C-HR」の電気自動車(EV)を世界初公開。そのほかにも三菱、フォルクスワーゲン、アウディといったメーカーが電動SUVをお披露目するなど、「電動×SUV」がトレンドとなったショーです。

 中国での新車販売は低調が続いていますが、EVの市場は盛り上がりをみせています。そこで、世界的に人気のSUVモデルを電動化することで、さらなる活路を模索しています。

 一方、ニューヨークでは、従来モデルのフルモデルチェンジや改良が多く見られました。トヨタ自動車は、北米向けSUVの「ハイランダー」を6年ぶり、スバルも「アウトバック」を5年ぶりにフルモデルチェンジしています。

 また、マツダは主力SUVモデルの「CX-5」に、同社が得意とするディーゼルエンジンを追加。米国市場に初めて投入するとしています。

 ディーゼルモデルの投入について、マツダ関係者は次のように話しています。

「いまから8年ほど前から、米国市場でのディーゼルモデル販売を計画していました。しかし、ディーゼルエンジンに対してネガティブ問題もあった影響によって、ディーゼルモデルの人気が下落し、そして米国での規制強化などによって、時間がかかっていました」

※ ※ ※

 また、ニューヨークの会場では、メルセデス・ベンツ「GLC」やリンカーン「コルセア」、ヒュンダイ「ヴェニュー」などがお披露目されていました。

 今回のモーターショーは、電気自動車(EV)の上海とSUV・ピックアップトラックのニューヨークというそれぞれの特色が表れています。

■世界共通でスタイル重視のフェーズに突入?

 上海モーターショーでは、ポルシェの主力SUV「カイエン」の派生モデルとして「カイエンクーペ」がお披露目されました。

 最近では、「SUVクーペ市場」という言葉が生まれるほどに、SUVのクーペ化が広まっています。国産SUVにおいても、コンパクトSUVのホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」。ミドルUSVの三菱「エクリプス クロス」やスバル「フォレスター」などさまざまな車種が、クーペスタイルを意識したデザインとなっているのです。

 クーペスタイルとは、後席ドアとテールゲートの間にある柱(Cピラー)の形状が『くの字型』となっていることを指し、荷室空間の部分や窓部分が後方に向けて鋭角な形状となっています。

 以前までのSUVは、後席快適性や荷室空間を最大限に考慮していたために、Cピラーが比較的に垂直な形状でした。しかし、最近のクルマでは、『スタイリッシュ』という言葉がキーワードとなっていることも多く、それ故によりシャープなデザインをしたモデルが増えているのです。

 現在、販売されている国産SUVモデルのなかで、最もスタイリッシュな『くの字』を表現している三菱「エクリプス クロス」のデザインについて、三菱は次のように説明します。

「SUVのデザインについては、各メーカーでいろいろな方向性があると思います。エクリプス クロスに関していえば、前から後ろへと流れるルーフのラインとサイドのキャラクターライン(ドア部の造形線)を繋げると必然とCピラー部が『くの字型』の形状となります。

 なぜこの形状になるのかというと、『クーペスタイル』を意識してデザインしたことが、Cピラーの形状デザインを特徴的なものにした要因です。

 過去にクロカンや本格四駆が流行した時代と違い、いまは舗装された道や都市部でも違和感のない、『スタイリッシュさ』を要望するユーザーが多いためです」

※ ※ ※

 海外の自動車メーカーでは、2008年に登場したBMW「X6」がSUVクーペのパイオニア的モデルといわれています。また、「2018‐2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したボルボ「XC40」は、他車に比べるとCピラーの形状は垂直ですが、ルーフの配色やデザインを下げることで、低重心な“クーペスタイル”らしさを演出しているのです。

 これらを総合的に考えると、世界的な電動化ブームとSUVブーム(クーペスタイル)は、急速な勢いで広がっているといえます。

 また、日本国内においても、過去にRV・ミニバン・軽自動車といったブームが起こり、現在は長いSUVブームが到来しています。

 次にブームとなるのは、同じSUVでも従来のように武骨なデザインではなく、スタイリッシュなクーペスタイルがトレンドとなり、パワートレインに関してもガソリン・ディーゼル・ハイブリッド・EVといったさまざまな仕様が登場することで、多様化するニーズに対応していくこと自体がブームといえるかもしれません。 【了】

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • gqz*****|2019/04/20 11:19

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    ブームであろうがなかろうが自分の好きな車に乗るべきでなのでは?
    ただブームに乗って大から小まで同じ顔した車って何も面白くないけどね。
  • wai*****|2019/04/20 11:13

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    クーペスタイルの車に乗るならSUVである意味ってどうなんだろ?
    普通にクーペボディの車でいいと思うけど。
    あんなでかいタイヤ回すけど室内がゆったり、けどミニバンほど
    だるい運動性能ではない。って認識だったけど
    その室内空間を捨てるならタイヤも普通にしてクーペの車で
    良い様な気がするけど...
    カイエンクーペなんてSUVじゃなくても成立しそうだけど
    人の美的センスはそれぞれだから、
    これはこれで、いいのかなぁ〜?
  • bil*****|2019/04/20 11:08

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    スピード、かっこよさに加えて乗りやすさを追求したら必然的にSUVに行きつく
    一過性のブームではないでしょう。
    そして、日本は軽自動車が今後も蔓延するのでしょうね。

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