メルセデスAMGのCクラスは、2つのエンジンをラインナップする。ひとつは4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジン搭載のC63。もうひとつは3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジン搭載のC43だ。こんかいテストしたC43 4MATIC(4WDモデル)は2018年夏にマイナーチェンジを受けてパワーアップし、出力が23ps向上した。ターボチャージャーの大型化と制御を見直した結果だ。また、C63と同じフロントグリルになった。
試乗日はあいにくの雨。最高出力390psのパワフルなドライビングを体験しようにも、路面の状態といい、視界といい、まったく恵まれていなかった。
AクラスセダンにAMG版登場!──メルセデスAMG A35 4マティック サルーン登場!
それでもC43 4MATICのすごさは走り出せばすぐわかる。9段オートマチックを介して4つの車輪に分配される520Nmの最大トルクは、クルマに矢のような瞬発力を与える。4WDゆえ、この大トルクを後輪だけでなく前輪もがっちり受け止めるので、滑りやすい路面でもトルクが逃げていかないからだ。
ステアリングホイールのスポーク部分に親指操作による「タッチコントロール」がもうけられ、それを操ると、メーター内に前後へのトルク配分が表示される。それを観ていると、いかに細かく制御しているかが、よくわかる。
C43 4MATICはまるでサーキットを走るためのクルマのようでもある。ノーマルのCクラスに対し、あらゆる部分の剛性が高く、オーソドクスな金属コイルを使うサスペンションは硬く締め上げられているし、ハンドリングもかなりシャープである。
いっぽう、低速走行や街乗りのときは、足まわりがやや硬すぎる。「ダイナミックセレクト」というドライブモードセレクターで「コンフォート」を選んでも、“硬い”と思うぐらい硬い。
しかし速度が上がっていくと、クルマは水を得た魚のように、活き活きする。高速域に入ると姿勢は安定し、ドライバーとの一体感がうんと強くなる。脚とエンジンがダイレクトにつながっているみたいに、微妙な加減速が思いのままに出来るのがすばらしい。タイトコーナーでもノーズは軽く内側に入っていく。鼻先の軽いV6エンジンの恩恵だ。
ブレーキ・フィールはソリッドで、こちらも微妙な感覚で効きを調整出来る。そういうわけでとにかく運転が楽しい!
C43 4MATICにはこんかい乗ったセダンにくわえて、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレと全部で4つのボディタイプがある。それぞれにセダンとはちがう明確な特徴があり、ステーションワゴンは積載性、クーペはパーソナル性、カブリオレは抜群の開放感が持ち味だ。そしてセダンは、940万円と決して安くはないが、毎日が楽しくなるスポーツセダンだ。
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