フォーミュラE 第7戦ローマE-Prix、パナソニック・ジャガー・レーシングのミッチ・エバンスが初優勝【モータースポーツ】

2019年4月13日、2018-2019フォーミュラE選手権第7戦がイタリア・ローマの市街地コースで開催され、ミッチ・エバンス（パナソニック・ジャガー・レーシング）が自身初優勝を飾った。2位はアンドレ・ロッテラー（DSテチーター）。

またも新しいウイナーが誕生、ここまですべてウイナーがかわる大激戦に
予選はアンドレ・ロッテラー（DSテチーター）がフォーミュラE参戦19戦目にして自身初のポールポジションを獲得。2番手にジャガーのエバンス、3番手にホセ・マリア・ロペス（ジェオックス・ドラゴン）が、4番手にストフェル・バンドーン（HWAレースラボ）がつけた。

ニッサン勢はセバスチャン・ブエミ（ニッサン・e.ダムス）が6番手、三亜E-Prixで2位入賞のオリバー・ローランド（ニッサン・e.ダムス）は10番手からのスタートになった。

決勝レースは直前の降雨によって難しい路面状況となる中、ロッテラーのリードで始まったが、2周目に多重クラッシュが発生、赤旗中断となってしまう。再スタートでもロッテラーは好ダッシュを決めてレースをリードするが、次第にエバンスとの一騎討ちとなっていく。

アタックモードをどこで使うか、バッテリー容量をどうコントロールするが勝敗を分けるポイントとなる中、先にエバンスがアタックモードを使ってロッテラーをパス、すかさずロッテラーもアタックモードを使うが首位を奪還することができない。

レースは最後までテールトゥノーズの戦いが続いたが、両者ともバッテリー残量がギリギリの状態となり、なんとかエバンスが逃げ切った。3位にはHWAレースラボのストフェル・バンドーンが入り初の表彰台となった。

シーズン5：2018-2019フォーミュラE選手権はこれで7戦を終えたが、ここまですべてウイナーがかわる大激戦となっている。シーズンも後半戦に入り残り6戦、次戦は4月27日、フランス・パリで行われる。

2018-2019 フォーミュラE選手権第7戦 イタリア・ローマE-Prix 結果
優勝 20 ミッチ・エバンス（パナソニック・ジャガー・レーシング） 29周
2位 36 アンドレ・ロッテラー（DSテチーター） +0.979
3位 5 ストフェル・バンドーン（HWAレースラボ） +6.399
4位 4 ロビン・フラインス （エンビジョン・ヴァージン・レーシング） +9.181
5位 23 セバスチャン・ブエミ（ニッサン・e.ダムス ）　　　+9.778
6位 22 オリバー・ローランド（ニッサン・e.ダムス） +11.262 10
7位 11 ルーカス・ディ・グラッシ（アウディスポーツ・アプト・シェフラー） +24.340
8位 64 ジェローム・ダンブロシオ（マヒンドラ・レーシング） +28.633 19
9位 28 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ（BMW i アンドレッティ・モータースポーツ） +30.651
10位 94 パスカル・ウェーレイン（マヒンドラ・レーシング） +30.735

2018-2019 フォーミュラE選手権ドライバーランキング
1位 64 ジェローム・ダンブロシオ（マヒンドラ・レーシング） 65
2位 28 アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ（BMW i アンドレッティ・モータースポーツ）64
3位 36 アンドレ・ロッテラー（DSテチーター）62
4位 20 ミッチ・エバンス（パナソニック・ジャガー・レーシング）61
5位 11 ルーカス・ディ・グラッシ（アウディスポーツ・アプト・シェフラー）　58

2018-2019フォーミュラE選手権 チームランキング
1位 DSテチーター・ フォーミュラE　116
2位 エンヴィジョン・ヴァージン・レーシング　 109
3位 マヒンドラ・レーシング 　102
4位 アウディ・スポーツ・アプト・シェフラー・フォーミュラE 　102
5位 BMW i・アンドレッティ・モータースポーツ 　82