そもそもラインアップが多く登録車の50%近くがトヨタ車
世界的に、自動車メーカーのブランドロゴをフロントグリルに目立つよう配する傾向が強まっている。それに対し、トヨタのクラウンやノア/ヴォクシー/エスクァイア、アルファード/ヴェルファイアなどは、車両独自のエンブレムをフロントグリルに用いている。
【意外と知らない】自動車メーカーエンブレムの由来「国産メーカー編その1」
トヨタがフロントグリルに車両ごとのエンブレムを配する車種は、主に国内を主力とした車種といえるのではないだろうか。登録車では国内市場の50%近くを占めるトヨタにとって、トヨタ車であること以上に各車種の魅力をいかに消費者へ伝えるかが重要になるからだろう。
象徴的なのは、1983年の7代目クラウンで使われた「いつかはクラウン」の言葉。35年を経た今日でさえ人々がクラウンについて思い浮かべる印象ではないだろうか。そしてトヨタは、クラウンがそういう価値を備えたクルマであり続けることに開発努力を払ってきたといえる。さらにそれを土台に、新たな価値をクラウンに与えるべく、「アスリート」という車種を加えたり、「ゼロクラウン」として一から挑戦する姿勢を示したりもした。
それに対し、日産セドリック/グロリアも独自のエンブレムを持っていたが、国内専用車であることを止め、フーガと名を改めて、海外でのインフィニティブレンドとの共通性を持たせることで日産ブランドを浸透させようとした。しかし国内においては、クラウンを追い抜くどころか、近年ではその存在や、どのような姿のクルマであったかさえ忘れさせる一台になってしまっている。スカイラインとともに、日産ではなく国内においてもインフィニティのロゴを付けている。
欧州とアメリカでも考え方は異なる
米国は国内市場が主力であり、やや状況は異なるが、GM(ゼネラルモーターズ)は複数ブランドがあるため、キャデラックやシボレーにそれぞれロゴがあり、かつシボレーのなかでもコルベットはクルマ独自のエンブレムを誇らしげに取り付けている。
これに対し、欧州ではメーカーロゴをラジエターグリルに取り付け、メーカーとしてのブランドを主張する方式だ。欧州の各車は、陸続きで他国のクルマと競争してきたため、グローバルカー時代を先取りしていたといえ、メーカー間の競争が厳しかった。また車種構成も、近年でこそミニバンやSUVが加わったことで多様になったが、元々は大中小の区別しかないような取り組みであった。数字を車名とするあたりに、それが現われている。
昨今、世界の市場で販売競争が激化する時代には、メーカー間競争が主戦場となり、海外を主力とする国産車はトヨタでもメーカーのエンブレムを使う。一方で、ことに国内市場を重視するトヨタ車や、軽自動車、あるいは国内が主力の小型車などは、車両ごとのエンブレムで、各車の商品性を明らかにしようとする傾向になるのだろう。
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