2月28日、アウディは、V10エンジンの10周年を記念して、Audi R8 V10 Decennium(Audi R8 V10ディセニアム)を発表した。この世界222台限定のリミテッドエディションは、新型Audi R8と同時に発売されるという。Decenniumという名称はラテン語に由来し、“10年”を意味している。このモデルは、10年にわたって人々を魅了してきたV10エンジンを記念するもので、モータースポーツにおける栄光の歴史を表している。
Coupéに設定されたこの特別なモデルは、専用カラーのデイトナグレイ マットエフェクトを採用。20インチホイールと5.2 FSIエンジンのインテークマニホールドは、マットブロンズ仕上げとなっている。フロントスポイラー、サイドシル、ディフューザーはグロスブラックで塗装され、エクステリアにはブラックのアウディリングとロゴが装着されている。サイドブレードとドアミラーハウジングは、グロスカーボンファイバー製。専用カラーであるデイトナグレイ マットエフェクトの他に、デイトナグレイ パールエフェクト、スズカグレイ メタリック、フローレットシルバー メタリック、ミトスブラック メタリック、アスカリブルー メタリック、ケモーラグレイ メタリックを選択することも可能だ。
Audi R8 V10 Decenniumのインテリアも、完全にブラックを基調として仕上げられ、グロスカーボンファイバー製のインレイがハイライトとなっている。スポーツシートにキルティングされたランバス(ひし形)パターンのステッチは、グロスブラックで仕上げられ、コントラストステッチにはグロスコッパートーンが採用されている。セレクターレバーとステアリングホイール(アルカンターラ巻き、12時の位置にマーキングを設置)には、センターアームレスト、ドアアームレスト、ドアレールと同様に、コッパーカラーのステッチが施されている。
“Decennium”ロゴは、センターコンソール、ドア、グロスカーボンファイバー製ドアシルトリムのインレイに装着され、ロゴプロジェクターにも採用されている。グロスカーボンファイバー仕上げが施されたセンターコンソールにも“Decennium”ロゴ装着され、インテリアのアクセントとなっている。このロゴは、アウディが特許を取得した部分マット仕上げを特徴としています。素材の表面は、特殊な粉末を使用して、数千分の1ミリ単位で粗面化処理が施されている。ドアに設置されたプロジェクターライトは、“Decennium”のロゴに加え、各モデル専用のシリアル番号を地面に投される。他のすべてのR8モデルと同様に、アウディバーチャルコックピットとMMIナビゲーションプラスが標準装備される。
Audi R8 V10 Decenniumには、5.2 FSI自然吸気エンジンの最もパワフルなエンジンが搭載される。このエンジンの最高出力は456kW(620hp)、最大トルクは580Nm、0~100km/h加速は3.1秒、最高速度は331km/h。Audi R8 V10 Decenniumは2019年春から発売され、価格は22万2,000ユーロ(ブロンズカラーの“Decennium”刺繍が施された専用ボディカバーが付属)。
このリミテッドエディションは、新型Audi R8と同時に発売される。高性能スポーツカーのAudi R8は、よりシャープなエクステリアデザインを採用し、サスペンションとパフォーマンスがさらに引き上げられている。
市販モデル用の2種類の自然吸気エンジンは、419kW(570hp)および456kW(620hp)を発生。インテリアは、豊富なオプションによってカスタマイズすることが可能。Audi R8 Coupé V10 quattroの価格は、16万6,000ユーロ。Audi R8 Spyder V10 quattroのベース価格は、17万9,000ユーロです。高性能なパフォーマンスバージョンの価格は、Coupéが20万ユーロ、Spyderが21万3,000ユーロ。
※このモデルの日本市場への導入時期、台数、諸元は未定
[CL編集部]
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