■オーソドックスなスポーツカーならではの刺激的な走り
アストンマーティンという孤高のモデルに試乗する機会など、専門家でもそうそうあることではありません。もともとが高価であるばかりか、日本には、そんなにたくさんのモデルが輸入されているわけではないからです。
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アストンマーティンジャパンという正規輸入元が積極的にプロモーション活動を展開してくれてはいますが、軽々しく借りて乗り倒すことなど、なかなか許されないことなのです。だからこそ、今回の試乗は希少な体験です。個人的にもアストンマーティンという、イギリス紳士の代名詞のようなモデルにはただならぬ興味がありました。
基本は大排気量のエンジンをフロントボンネットに搭載し、後輪を駆動させます。いわば古典的なスポーツカーなのですが、それがアストンマーティンならではの刺激的な走りなのです。
しかも今回試乗した「DB11」は、アストンマーティンのシリーズ中で中心的なモデルであることに加えて、V型8気筒4リッターツインターボエンジンを搭載しているのが新鮮です。V型12気筒5.2リッターエンジンを搭載するDB11も存在していますが、こちらはそれよりも若干価格的に抑えられたモデルであることが特徴なのです。
価格的に抑えられたといっても、約2300万円ですから、裕福な方々でなけれぱ手に入れることは難しそうですが、それでもDB11シリーズとしては庶民的(?)と言えるのかもしれません。
最大の特徴は、搭載されるエンジンがメルセデスAMG製であるという点です。技術提携先のAMGから供給を受けているのです。DB11は、その強力なパワーユニットを拝借しているというわけです。
ですが、そのまま搭載しているのではなく、アストンマーティン独自のスタイルでチューニングを施したエンジンは10.5という高い圧縮比で組み込まれています。圧縮比とはガソリンと空気を混ぜた燃料を、ギューっと強い力で圧縮してから爆発させることを意味しますから、強烈なパワーが得られるのです。
最高出力は503ps、最大トルクは674Nmに達します。世界の速さ自慢のスポーツカーと同等のレベルに達しているのです。
■性能だけではないアストンマーティンを所有する喜びとは?
エンジンを始動させるスターターポタンは、センターコンソールパネルの中央にあります。それがステアリングサイドにあるのが一般的です。アストンマーティンはそれからして特別なのですね。
エンジンが目覚めると、激しいサウンドが響き渡ります。アクセルペダルを踏み込んで加速すればさらにそのサウンドは勇ましくなります。いかにも英国製スポーツカー然として激しい感覚なのです。
加速Gは強烈です。車重が1760kgという軽量ですから、加速は凄まじいレベルに達しています。頭がクラクラするほどです。ただし3秒ほどで100km/hに到達してしまいますから、DB11の性能を最大限に引き出すにはサーキットを走るしか方法はありません。
とはいうものの、アストンマーティンはその性能を叩きつけるだけが存在価値なのではなく、所有する喜びに満ち溢れていることも確かなのです。
この美しいフォルムは伝統的ですし、数々の伝説に彩られたブランドが存在価値なのです。ただガレージに冷めて眺めるだけで満足できるモデルなど、アストンマーティンDB11をのぞいてそう多くはないでしょう。
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