先週トヨタから正式に発表された「人とクルマの新しい関係を提案する」という愛車サブスクリプションサービス「KINTO(キント)」が業界ではちょっと話題ですが、いくつか気になるところを聞いてきました。
キントは3年間で1台のトヨタ車に乗る「KINTO ONE(キント ワン)」と、3年間で6種類のレクサス車を半年ごとに乗り継ぐ「KINTO SELECT(キント セレクト)」の2種類。どちらも任意保険や自動車税、登録時の諸費用、定期メンテナンスがパッケージ化された月額定額サービスで、例えばKINTO ONE対象車種のプリウスは4万6100円から、クラウンは9万円から、KINTO SELECTは18万円(すべて税抜き)となっています。少し料金が高く感じる方もいるかもしれませんが、頭金なしの定額制と考えるとハードルが下がるような気もしてきます。
まずは東京都内からトライアルとしてサービスを開始するKINTO ONEですが、対象車種はプリウス、カローラスポーツ、アルファード、ヴェルファイア、クラウンの5車種のみ。その理由は、DCM(データ コミュニケーション モジュール)と呼ばれる専用通信機搭載車だからだそうです。ユーザーの使用状況(安全運転、エコ運転など)をモニターしてポイント化し、支払いへの充当が可能な「愛車ポイントサービス」などを今秋以降に導入する予定とか。またその頃には対象ラインナップも拡大されそうです。
次に残価設定ローンやカーリースとの違いですが、前述のとおり「任意保険も含めたパッケージ料金」に加え、「WEBからの申込みが可能」「全国統一価格」の3つが上げられます。任意保険は年齢や等級にかかわらず一律で、車両購入時(契約時)の値引き交渉ももちろん無し。煩わしい手続きが不要ということで、メリットを感じられる方もいるのではないでしょうか。ちなみに現在加入中の任意保険は中断手続きを行うことで10年間は等級維持が可能ですので、数年後にまたクルマを所有したくなった際にも安心です。
新車から3年を経たサービス終了後の車両の行方も気になりますが、今後「中古車版のKINTOも検討したい」とのこと。ディーラーの定期点検を受けた優良中古車かつ価格も安いとなれば、かなり魅力的なサービスになりそうです。また、「GRモデルもサブスクリプションサービスに」という、走りにこだわる車好きには嬉しいコメントも聞けました。
KINTOは事業化の検討から立ち上げまで約1年という、トヨタとしては異例の早さで実現したサービスで、不透明な未来へ向けて先手を打つという役割を担っています。また、モデル数の削減や扱い車種の均一化などでディーラー維持も難しくなる中、顧客を引き止める策の一つにもなりそうです。すでに申込みが入り始めているということですので、今後の広がりや影響を注視していきたいと思います。全国へのサービス展開は夏以降が予定されています。
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