昨年8月に密かに小改良を行ったレクサスLS。そのプレスリリースには先進運転支援システムの進化と、AWDモデル&ハイブリッドモデルのみの走行性向上が謳われているが、実はガソリンエンジン搭載のLS500(FR&AWD)の走りにも手が加えられていた。
2017年10月19日に発売された五代目となるレクサスのフラッグシップセダン、LS。11年ぶりとなる満を持したフルモデルチェンジに見えたが、実は昨年2018年8月30日にひそかに改良が行われていたのは、あまり知られていない事実だ。日本車も年次改良を行うことはよくあるが、発売から1年も経過しないうちに、走りに関する部分を改良をするのは異例だろう。
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昨年8月30日に発表されたリリースには、
・AWDモデルのダンパーに伸圧独立オリフィスを採用。
・ハイブリッドシステムのエンジンサウンドや変速制御のチューニング&制振材の追加による静粛性向上。
・運転支援システム「レクサス・セーフティシステム+」を標準装備し、さらに機能を進化させた。
と明記されている。
このリリースを見る限り、走りに関する部分の改良はAWDとハイブリッドシステムにしか言及がない。だが、実はV6ガソリンエンジン搭載モデルLS500のFR&AWDモデルも走りに関する改良が行われていたのだ。その気になる改良点とは、
・制振材追加による静粛性向上(カウル、ダッシュパネル、フロア、アッパーバック、ドアパネルに制振材を追加)。
・低速時のトルク制御を見直してシフトチェンジ時の滑らかさを向上。
の2点となる。
意外と知られていないレクサスLSの小改良だが、実は知られざる改良がLS500のFRモデルにも施されていたのである。
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