■国産高性能セダン5車種を紹介
欧州や北米ではまだまだ大きなマーケットがあるセダンですが、日本ではミニバン、SUV人気に押されて車種が縮小傾向にあります。
しかし、決して火が消えたわけではなく、とくにミドルクラス以上のサイズでは一定の需要があるのも確かです。そんななかトヨタからFRの高性能セダン「マークX GRMN」の発売が発表されました。
そこで、国産各メーカーがラインナップしている高性能セダン5車種をピックアップして紹介します。
●トヨタ「マークX GRMN」
トヨタは2019年1月11日にハイパフォーマンスセダン「マークX GRMN」の注文受け付けを開始しました。販売台数は350台で、発売は3月11日からとなります。
「マークX GRMN」は2015年にも限定100台で販売され、このモデルが2代目にあたります。
エンジンはベースの「マークX 350RDS」と同じ3.5リッターV6自然吸気で318PSを発揮し、組み合わされるトランスミッションは6MTのみとなります。
エンジンは出力制御特性が変更されていますが中身はノーマルです。しかし、シャシは252か所におよぶスポット溶接打点の追加で剛性が高められ、新開発のショックアブソーバーを用いた専用サスペンションの採用、パワーステアリング特性のチューニングなどが施されています。
また、外装では専用のバンパーに、4本出しマフラー、19インチ鍛造ホイールが装着され、内装も専用スポーツシートなどブラックを基調にスポーティなイメージに仕上げられています。
さらにルーフパネルにカーボンファイバー素材を用いて軽量化を図った「カーボンルーフパネル」をオプションで設定しています。
なお、車両価格は513万円(消費税込)となっています。
■ミドルクラスの高性能セダン
●スバル「WRX STI」
かつてスバルの高性能セダンといえば「レガシィ」や「インプレッサ」でしたが、現在は「WRX STI」に集約されています。
「WRX STI」のエンジンは2リッター水平対向4気筒ターボで、最高出力は308PS。このパワーは6MTを介して常時4輪に伝えられます。
また、4WDシステムにはマルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)の採用で、路面状況やドライビングスタイルに合わせた4輪のトルク制御を行ない、ドライバーの意のままの走りをサポート。
足回りではビルシュタイン製のショックアブソーバー(Type S)、ブレーキはブレンボ製18インチディスクブレーキ、19インチアルミホイール&タイヤの採用によりコーナーリング性能を向上させています。
ノーマルの状態では派手なエアロパーツは取り付けられていませんが、メーカーオプションの大型リアスポイラーや、ディーラーオプションの「STI パフォーマンスパッケージ」でフロント/サイド/リヤサイドアンダースポイラーなどが取り付けられ、一段とスポーティな外観に仕上げることもできます。
●日産「スカイライン 350GT HYBRID」
長い歴史を持つ日産「スカイライン」ですが、プリンス自動車時代からスポーティな高性能セダンとしてDNAは受け継がれています。
現行の「スカイライン」は時代に即するようにハイブリッドがラインナップされていますが、ハイパフォーマンスなパワーユニットになっています。
エンジンは3.5リッターV6自然吸気で306PS、これに68PSのモーターが組み合わされ、パワーユニット全体で発揮できる出力は364PSとなっています。
バッテリー残量が多い場合は発信時のみならず、中高速域までEV走行が可能となっており、高い動力性能だけではなく、高い環境性能も両立しています。
また、世界初となる「ダイレクトアダプティブステアリング」を搭載。これは、ハンドルの動きからドライバーの意図を読み取り、ドライバーのハンドル操作を電気信号に置き換えてタイヤを動かし、タイヤ角度とハンドル角度、操舵力を独立して制御する技術です。
「ダイレクトアダプティブステアリング」は優れたハンドリングと、振動を伝えることのない快適なドライブを可能にしています。
■大排気量エンジンか、3モーターハイブリッドか
●レクサス「GS F」
レクサスの車種で「F」は特別な存在です。とくに「GS F」はサーキット走行まで視野に入れた、ハイパフォーマンスセダンになっています。
エンジンは5リッターV8自然吸気で最高出力は477PSあり、組み合わされるトランスミッションは8速ATを採用。モード選択によっては最短0.1秒で変速できるなど、本格的なスポーツドライビングにも対応しています。
これほどのパワーを受け止めるため、シャシも強化されています。サスペンション、ブレーキも専用パーツに変更され、さらに外観ではカーボン製のエアロパーツが装着されており、軽量化と空力性能を高めています。
また、スポーツカーの走りを誰もが楽しめるように、あらゆる走行状況で後輪左右の駆動力を最適に電子制御する「TVD」を採用。タイヤのグリップ性能も最大限に引き出し、意のままのコーナーリングを楽しめるようになっています。
●ホンダ「レジェンド」
ホンダの最高級セダン「レジェンド」は、セダン版「NSX」と言っても過言ではないほどの高性能になっています。
エンジンは3.5リッターV6自然吸気で314PSを発揮。トランスミッションに48PSのモーターを配置し前輪を駆動するハイブリッドになります。さらに37PSのモーターを後部左右にそれぞれ配置して後輪を駆動します。
パワーユニット全体で発生できる出力は382PSにもなり、このハイブリッドシステムは「NSX」のものを前後逆にした構造になります。
3モーターハイブリッドシステムにより4輪の駆動力を自在に制御し、走行状況・路面状況に応じて4輪駆動/前輪駆動/後輪駆動と駆動方式を切り替えることで、安定したコーナーリング性能を高いレベルで実現しています。
また、外観のデザインは北米で販売しているアキュラ「RLX」に準じていて、他の国産車とは違う存在感を持っています。
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