■走りとカッコよさ!両方叶えるTOM'Sの18インチホイール
TOM’Sのエアロパーツを一式装着し、チタン製の4本出しマフラーでビジュアルもサウンドも完璧になったと大満足したのもつかの間。愛車のカスタムが進んでいくにつれて、不思議なことに今まで気にならなかった部分が気になってくるのです。
重視するのは「機能性?見た目?」 トヨタ86カスタムへの道【マフラー編】
それがカスタムの面白さでもあり、中毒性のある怖い部分。気になる気持ちが抑えきれず、今度はタイヤとホイールを変更することに決めました。
今回装着するのは、TOM’Sの18インチアルミホイール「TH01」。ヨーロッパで流行している2色の変形スポークを複雑にクロスさせた躍動感あるデザインが、いち早く取り入れられた軽量化とドレスアップを両立させたホイールです。
そんな「TH01」について、トムス株式会社 自動車用品部の桑原氏は次のように説明してくれました。
「サスペンションのばね下にぶら下がっているものが重ければ重い程、動きが鈍くなるので、ホイールは軽い方がいいんです。
例えば、段差を乗り越えたときに重いとゆっくり動くので、サスペンションの動きも遅くなってしまいます。でも、軽いとスッと動いてくれるので、凸凹を早く吸収そのため、重くなればなるほどギャップを感じやすくなってしまうんです。
また、インチアップについてもゴムの部分が薄くなってしまうので、振動の吸収度合いが減って乗り心地が悪くなってしまう。しかし、今回レベルの変更であればサスペンションを動きのいいものに変えることで、ある程度吸収してくれるので問題はありません。トヨタ「86」に乗る上で、18インチは走りを楽しみながらスタイルを良くするのにバランスがいいサイズです」
※ ※ ※
確かに、今回装着したTOM’Sの「TH01」は、元々気に入っていた純正ホイールのイメージを大きく変えることはなく、複雑にクロスしたスポークの本数を増やすことで、さり気なく迫力と高級感をアップさせてくれる不思議なデザイン。
この「TH01」は、1本3万2000円(定価・税抜き)という比較的リーズナブルな価格にも大満足で、コストパフォーマンスに優れた理想のアルミホイールです。
■タイヤは走りに特化したヨコハマタイヤ「NEOVA AD08R」
ホイールが決まったら、次はタイヤを選択します。カスタムの目的はもちろん見た目も重要だけど、やっぱり走りにもこだわりたいということで、横浜ゴムが誇るADVAN最強のストリートスポーツタイヤ「NEOVA AD08R」を装着。
TOM’Sのエアロパーツと同様に、WTCC(世界ツーリングカー選手権)など最高峰のモータースポーツタイヤに採用されている技術からフィードバックを受け、レーシングテクノロジーを継承したトレッドパターンが採用されています。
そんな「NEOVA AD08R」を履いた印象は、まず独特な力強いトレッドパターンがカッコイイ。ちなみに、この印象的なトレッドパターンは、「シーケンシャルラウンドグルーブ」と呼ばれ、路面からの入力を分散させてタイヤライフの向上に貢献。ホイールが18インチになり、タイヤハウスの空間が狭くなったことでよりシャープでスポーティーな印象となりました。
そして気になる乗り味は、足の裏にダイレクトに路面の状況が伝わってきて操作するのが面白い。「曲がる・止まる・加速する」という一連の動作を運転席に座っている私がおこなっているのだと実感できるほど路面からの情報が伝わってきて、ドライビングを心から楽しめる感覚にワクワクが止まりません。
正直なところ、そのダイレクトすぎる感覚に好き嫌いは大きく分かれると思いますが、エアロパーツやタイヤの高いグリップ力、そしてレーシーなエキゾーストノートなどカスタムを施した全てのパーツが生み出す安定感と走行性能の高さにより、私の愛車は運転することが楽しすぎるクルマへと進化を果たしました。
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