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業界ニュース 2019.1.8

プロが見て売れない理由が見つからない……のに売れない残念なミニバン3選

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 SUV人気により影が薄くなってしまったミニバン

 クロスオーバーSUVの台頭、異常とも言える人気で以前より影が薄くなってしまったミニバン。もちろん、トヨタ・シエンタやヴォクシーなど、乗用車販売ランキングで10位以内に入っている人気車もあるにはあるけれど、以前の売れ筋ミニバンの多くは、こと販売ランキングでは沈んでいるのが現状だ。

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 たとえばホンダ・オデッセイ。2018年11月の販売台数は1344台と、ランキング39位。モデル末期、新型が登場している三菱デリカD:5は1135台。トヨタ・エスティマに至っては756台で50位に沈んでいる。

 かつて一世を風靡(ふうび)した、もっとも売れ筋のMクラスボックス型のホンダ・ステップワゴンにしても4200台で21位なのである。

 そこで、ここではもっと評価されるべき、中身は良くてもなぜか売れないミニバンを3台選んでみた。

 1)ホンダ・ステップワゴン

 まずはホンダ・ステップワゴンだ。同クラスの日産セレナ、トヨタ・ヴォクシー&ノアと比較試乗する機会はこれまで何度もあったのだが、走りの質感、乗り心地、エンジンなど、走りにおいては依然、ピカイチ。2列目席のかけ心地の良さでもクラス最上。燃費性能にしても高速&郊外路で18km/L、一般道のみでは20km/Lも可能な経済性を誇るのだ。

 が、その実力とは裏腹に、あまり売れていない。その理由を販売店に聞くと、ミニバン購入の決定権を握る女性、奥さまにいまいち不評。原因はどうやら、使い勝手抜群、バックドアからも人やペットが乗り降りできる5枚目のドアを備えたわくわくゲート部分が左右非対称、かつリヤバンパーが存在しないところにあるらしい。ちょっとボクには理解できないが、それが現実のよう。

 でも、意を決して、ライバルたちと比較試乗していただきたい。運転し、2列目席、3列目席に座ってほしい。ステップワゴンがライバルよりいかに優れていることが分かると思う。

 ただし、ステップワゴン・スパーダHVのACC(アダプティブクルーズコントロール)は渋滞追従型で0~135km/hの速度域で対応し(セレナは約30~114km/h、ヴォクシー&ノアはACC未装備)、使い勝手の良さはピカイチながら、減速&料金所などからの再加速はかなり緩慢。タイムラグが生じる場面もある点はちょっと残念。でも、速度域の幅広さや、付いているだけでもありがたみを感じるはずである。

 ちなみにステップワゴンにはハイブリッド、ガソリンターボがあり、標準車とスパーダがあるが、内装が明るい標準車のガソリンターボがお薦めである。その軽快無比、気持ち良すぎる走りは絶品である。

「ミニバンの皮をかぶったスポーツカー」と言われたモデルも

 2)トヨタ・エスティマ

 エスティマのデビューは2006年。今から13年前になる。しかしそのデザインはまったく色あせず、2016年に行われたビッグマイナーチェンジ以降のクルマはまるで別物のような走行性能を披露。何しろ走りの質を最新のライバルたちに追従させるため、ヤマハ製パフォーマンスダンパーをフロントに装備、設定。その効果はフロント回りのねじり剛性UP、ステアリングを切った時のリニアな応答性&ボディー振動の減衰向上などにしっかりと現れている。

 また、サスペンションやステアリングも改良が施され、乗り心地やパワステの操舵フィールまで改善。中身は最新、まさにビッグマイナーチェンジと呼べるゆえんである。

 加えて、トヨタのミニバンとして初のツートーンルーフのカッコ良さも、エスティマの優れた美魔女的デザインに拍車をかけている。もちろん、2列目席スーパーリラックスモードによるビジネスクラス的居住空間、床下収納式3列目席によるラゲッジルームの拡大アレンジなど、ミニバンとしての基本的な使い勝手の良さ、魅力にも事欠かない。背高ミニバンのブームに置いて行かれた感もあるにはあるが、もはや燻(いぶ)し銀のデザインコンシャスミニバンの筆頭である。

 3)ホンダ・オデッセイ

 日本のミニバンブームの火付け役と言っていいのがオデッセイ。現行型の5代目は、オデッセイ初の両側スライドドアを備えつつ、持ち前の低床プラットフォームを生かした低重心、ホンダの気合を感じさせる走行性能が持ち味となる。

 とくにスポーティーグレードのアブソルートはライバルメーカーのミニバン開発者から「ミニバンの皮をかぶったスポーツカー」と言わしめたほどの逸材。

 デビュー当初は硬すぎた乗り心地も今では洗練され、何よりも170度リクライニング可能な2列目プレミアムクレードルシートのソファのようなかけ心地、シート振動の少なさによる快適度は、ミニバンの2列目席として最上級と断言できるもの。

 伝統的な3列目席床下すっきり収納を行えば、バックドアの開口部がごく低く、重い荷物の出し入れやペットの乗降もラクラクな大容量ワゴンに変身する点も素晴らしすぎるのだ。マジで、売れない理由が見つけにくい、走りを筆頭にパッケージも快適度も文句なしの1台。愛犬家にもぜひともお薦めしたい。

 ちなみに、ステップワゴンで物足りないACCの作動(再加速時の性能)も、こちらはオッケーです。

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(WEB CARTOP 青山尚暉)

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