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業界ニュース 2018.12.4

1位はメルセデス・ベンツ Aクラス!──2018年の「我が5台」 Vol.1 小川フミオ編

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新型「Aクラス」ほど、従来モデルから大きく進歩したモデルはないかもしれない。スタイリングはフォルクスワーゲン ゴルフ路線で、パッケージングを含め新しさを追求してきたAクラスの”らしさ”は失われてしまったものの、走りは抜群によくなった。

ステアリングフィールといい、シャシーの応答性といい、乗り心地といい、Cクラス、Eクラス、Sクラスに連なるメルセデスの味をしっかり備えていた。高速でもワインディングロードでも、もちろん市街地でも、快適であり、かつ乗っていて楽しく、いい意味で“キャラクター”のある出来のよさである。

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なによりこのモデルが2018年最大の顔であると思ったのは、「MBUX(メルセデスベンツ・ユーザーエクスペリエンス)」の採用ゆえだ。「ハイ、メルセデス」と呼びかけると、安全に関する機能(窓の開閉など)以外はたいていのことがボイスコマンドで操作出来る。「将来は哲学的なやりとりまでおこなえるようにしたい」と、メルセデス・ベンツの開発者は話していた。

本来このシステムにいちはやく手をつけていたBMWは、Aクラスが登場したため、やや出遅れた感もあるが(今度の新型3シリーズでは採用する模様)「アレクサ(Amazonの音声AIアシスタント)などを使い、家庭からボイスコマンドで駐車中のエアコンのオン/オフなどをおこなえるようになった。2018年、クルマは大きく変わったのだ。

10月に販売開始されたレクサス「ES」は、セダンの魅力をあらためて堪能させてくれるモデルである。乗って走りだした瞬間に、好きになれる点がよい。おそらくシャシーの剛性とステアリングの反応速度、エンジントルクの立ち上がりなどすべてがしっくり噛み合っているからだろう。

新設計のシャシーは接着剤を多用し、剛性感といいかんじのたわみをうまく両立している。これに低速域での車体の動きをしなやかにする新開発ダンパーの組み合わせは絶妙だ。ハイブリッドユニットは残念ながら高速が得意でないものの、常用速度域での”味”のよさは「LS」より上かもしれない。中速コーナーが連続するようなワインディングロードでも驚くほど楽しさが味わえる。

従来の鏡を廃し、デジタルカメラを付けた「デジタルアウターミラー」の採用も話題だ。開発者は「なにか新しいものが欲しくてこれを採用しました」と言うが、しかし、こんなもの(失礼)がなくてもESの魅力が薄れるわけではない。11月に販売開始されたコンパクトSUV「UX」もいいクルマであるが、こちらは2019年のためにとっておこうと思う。

2プラス2の「DB」シリーズにあって、既発の「DB11」より軽量化し、操縦感覚もより機敏になっている点でDBSはよい。よくまわるエンジンに、応答性がすばらしくよいシャシーの組み合わせだ。操縦性はよく、カーボンブレーキはよく効くので、どんな道でも心おきなくとばせる。かつ乗り心地も意外なほどいいのだ。

飛ばすなら「ヴァンティッジ」かもしれないが、リアにもシートがあるのはGTにとって重要な利便性だ。スタイリングはクルマ好きが見たらすぐにアストンマーティンの一族とわかるアイデンティティを確保しており、そのいっぽうで、ちゃんと新しさが盛り込まれている。

フルモデルチェンジしたスバルのドル箱がフォレスターだ。売れる理由はよく分かる。ひとことで言ってバランスのよさだ。走りの性能や広い室内、適度にコンパクトな外観のパッケージングと、それに買いやすい価格のバランスだ。

新型のなかでも、リチウムイオン電池を搭載したハイブリッドシステム「e-boxer」採用の「アドバンス」が好きだ。低速域のパンチが出たことを開発者はうたうが、高速だろうと山道だろうとドライブモードセレクターで「Sモード」を選ぶと、眼がさめるような加速感を味わえる。

また、カメラによるドライバー認証システムも新たに搭載し、乗りこんだときにあらかじめ設定した顔を認証すると、自分のドライビングポジションを自動調整する。新しいもの好きにも魅力的な1台だ。

いまとなっては手に入りにくいクルマを選んでしまって恐縮であるが、見直したクルマはBMW「Z1」だ。2018年晩秋、ポルトガルに新型「Z4ロードスター」と「8シリーズ」の試乗会で出かけたとき、お遊びで乗らせてもらい、いたく感心した。

1989年から1991年までの短期間生産された2シーターモデルだったZ1。最大の特徴は、ドアが上下スライド開閉式だった点だ。シャシーは軽合金が多用されており、ボディパネルは合成樹脂製だった。

ソフトトップを全開し、ドアを下げて走行するとものすごいスピード感だ。戦前のスポーツカー「328」を再解釈し、開発したというのがよくわかる。上手だ。当時日本に入ってきた並行輸入車は、2.5リッター直列6気筒を搭載しており、私は、そのエンジンのすばらしい回転マナーとトルク感に感銘を受けた記憶がある。

今回20年ぶりぐらいに乗ってみて、なにより驚いたのは、Z1はいまでも魅力が褪せていなかった点だ。ゴーカートのようにロールせず走り、かつ力のあるエンジンの魅力は健在だった。ブレーキだけはいまひとつの効きで、時代を感じる部分だった。とはいえ、いま日常使いが出来たらそうとう幸福な気分になれるだろうなぁと思うクルマであった。

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(GQ JAPAN 小川フミオ)

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みんなのコメント

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  • ten*****|2018/12/04 23:26

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    あ、「N〇〇I」の小川さんw、お元気そうでナニよりです…
    今は「同郷」のスズキさんとお仕事なさってるんですね。
    この「Z1」は代官山や湘南の某書店のイベント等で時々
    お見かけしますね。
    ドアが確か電動でサイドシルの中に入るようなメカニズムに
    なってて、オーナーの方が実演しているのを見たことがあります。
    オープンのクルマは沢山ありますが、安全性のこともあって
    乗車するとナニか「バスタブ」に潜り込んだような印象のクルマも
    多いですね。
    例えばモーガンとかトライアンフTR3のように、ドアが大きく
    えぐられたクルマは、オープンの開放感がやっぱり素晴らしいですね。
    「Z1」はその古き良き時代の楽しいオープンドライビングを
    先進的メカニズムで再現した一台だったんですね。
    確か、BMWはもっと本格的に戦前の「328」をオマージュしたクルマを
    試作して、モーターショーに出品していたような気がしましたが…
  • f92*****|2018/12/05 19:12

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    ゴーカートのようにロールせず走り
    サスがヘタって固くなってるだけ(笑)
    知り合いが乗っていたが重いし、あの特徴のドアも意味があるんだか無いんだかのドアでしたね。
    値段は高いしダサいし壊れるしで結局、ユーノスのロードスターの陰で消えた車でしたね。
    もしかして新型Aクラスの登場でBMWが先んじたハズなのにって冒頭の部分は伏せんだったのかな?

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