現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 高すぎるクルマの税金 いったい何種類あるの?

ここから本文です
業界ニュース 2018.11.22

高すぎるクルマの税金 いったい何種類あるの?

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高すぎるクルマの税金 いったい何種類あるの?

日本ではクルマを買う時はもちろん、所有していても、使っても税金がかかるシステムになっています。その額は莫大なものになります。クルマを乗るために必要な税金を今一度考え、果たしてこの税金は正しいものなのか? を読者の方にも考えていただきたいと思います。今回は乗用の登録車(軽自動車でないクルマ)について書いています。

    初めてのマイカー購入、その前に知っておきたい、クルマにまつわる税金のお話し


購入するとき そして所有にかかる税金

クルマを買う時には多くの税金が必要です。購入時のみに支払いが必要な税金は消費税と自動車取得税です。消費税はクルマの本体価格に加えてオプションなども含めた価格の8%が税額となります。自動車取得税は取得価額を元に計算されます。取得価額は実際に購入した価格ではなく、基準額が決められています。購入時にアルミホイールやナビなどを装着した場合は、その金額を含めた取得価額が適用されます。取得価額は本体価格(+オプション)の約90%で、税額は3%なので、約2.7%ということになります。たとえば200万円のクルマの場合、消費税が16万円、自動車取得税が5万4000円(概算)で合計21万4000円(A)となります。モノを買うときには消費税を払いますが、クルマの場合はさらに自動車取得税という名の別の消費税を払っていることになるのです。

所有時にかかる税金としては自動車重量税と自動車税があります。自動車重量税は車検期間分が必要です。0.5トンごと4100円という年額で、車検期間分を支払います。1超1.5トン以下の場合は年額で1万2300円なので、新車時は3年分で3万6900円となります。 自動車税はエンジン排気量1リットル以下が年額29500円で0.5リットル刻みに上がっていきます。ただ重量税のように定額で上がっていくわけではなく、排気量が増えるほど増額されるスライド式です。1超1.5リットル以下は5000円増しの3万4500円、1.5超2リットル以下はさらに5000増しの3万9500円ですが、3.5超4リットル以下は6万6500円で4超4.5リットル以下は7万6500円と1万円の差があります。1.6リットル車は年額3万9500円で3年間で11万8500円となります。自動車重量税と自動車取得税の3年分の合計額は15万5400円(B)となります。


乗るために必要な税金と不可解な消費税上乗せ

クルマを走らせるために燃料が不可欠ですが、その燃料にも税金が掛けられています。ガソリンの場合は揮発油税と地方揮発油税を合わせたガソリン税と言われるものが1リットルあたり53.8円、軽油(ディーゼル燃料)の場合は軽油引取税32.1円、LPガスの場合は石油ガス税17.5円がかかります。不可解なのはガソリン税と石油ガス税に関しては、税金にも消費税がかかること。たとえば1リットル155円のガソリンは本体価格が101.2円でガソリン税が53.8円ですが、消費税は155円をベースに掛けられるのです。 これは二重課税と言えます。軽油の場合は本体価格のみに税金が掛けられていて、その部分でも差が生じています。月に1000km走るとして年間1万2000km、燃費が12km/Lならば、年間で1000リットルのガソリンを使うことになります。ガソリン税は53.8×1000で5万3800円、3年間で16万1400円(C)の税額です。沖縄の場合は鉄道網の不足などを理由に、本土よりも税額が7円安いのですが、沖縄県石油価格調整税条例で別途1.5円が課税されていますので、実質5.5円税額が安いことになります。

さて、ここで新車価格200万円のクルマを購入から3年、つまり初回の車検を迎えるまでに必要な税額(A)、(B)、(C)を合計してみましょう。21万4000円+15万5400円+16万1400円で53万800円! 50万円を超える税額を支払っていることになります。もちろん、最新のクルマを買う場合は、何らかの減税措置が適用されることがほとんどなので、実際にはここまでの金額にはなりませんが、かなりの高額であることには変わりありません。


今の税額は本則税率ではないのですが……

ガソリン税の二重課税とともに問題なのが、現在クルマに掛けられている税金が本則税率ではないということです。たとえば自動車重量税は0.5トンごとに4100円が徴収されていますが、本則税率は2500円です。ガソリン税も本則では28.7円と低い税額です。税金は取りやすいところから取る、とはよく言われることですがあまりにひどいと思いませんか? 自動車を使うユーザーはもちろん、メーカーもこれには苦言を呈する必要があります。

しかし、政府はメーカーにアメを与えるかのように古いクルマの自動車重量税や自動車税をアップしています。こうすることで古いクルマをやめて新車への乗り換え需要を増やしてやっているから、税金には文句を言うな……とも感じるやり方です。

  • みんカラ つぶやく
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(みんカラ 諸星陽一)

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します