■登り専用の第二いろは坂は午前7時ごろから渋滞開始
合計48箇所のヘアピンカーブがあることから、「いろは48音」に例えてその名が付けられたとされる日光「いろは坂」は、10月に入ると紅葉の名所として度々ニュースにも取り上げられる観光地です。紅葉が見頃になる時期は、休日になると大渋滞になることでも有名になっています。
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いろは坂は華厳滝がある華厳渓谷を挟むように、北側に下り専用の『第一いろは坂(1車線の一方通行)』、南側に登り専用の『第二いろは坂(2車線の一方通行)』と、登り下りが2系統に分けられた国内でも特殊な形態の峠道です。
この場所へのアクセス方法は様々ありますが、最も一般的とされるのが東北自動車道から日光宇都宮道路へと進む道で、清滝インターチェンジから2kmほどで坂の入口である「馬返」に到着します。
毎年9月に入ると「日本道路交通情報センター(以下:JARTIC)」から行楽地の渋滞予測が発表されます。第二いろは坂の終点となる二荒橋前交差点までは約9.5?の道のりです。通常シーズンの渋滞がない状態では、20分ほどで通過できますが、紅葉シーズンの土日祝日ピーク時には、通過に2時間ほどを要するとしています。(2018年10月6日から11月4日までの予測)
また、JARTICはピーク時の時間帯を7時から18時、渋滞最長距離9kmと予想していますが、このことからもわかるように紅葉シーズンのいろは坂は「日が昇っているうちは終始、入り口から終点まで渋滞する」状態が見込まれているようです。
その原因について、いろは坂の関係者にうかがったところ「渋滞は、朝7時ごろが発生し始めます。時間帯にもよりますが、長らく停車というより、概ねダラダラとした渋滞です。途中の明智平PAは、下り専用の第一いろは坂からも入れるのですが、駐車台数も限られ渋滞の原因になりやすいようです」といいます。
■下り専用の第二いろは坂は15時から19時に渋滞ピーク到来
下り専用の第一いろは坂(全長6.5km)では、ピーク時の時間帯を15時から19時、渋滞最長距離5km、通過所要時間60分と予想しています。
日光宇都宮道路からのアプローチではなく、関越道・沼田インターから下道を走り、奥日光、戦場ヶ原を経て中禅寺湖というルートの場合、二荒橋前交差点までは約67km、1時間半以上の道のりを覚悟しなければなりません。
JARTICの予測を踏まえれば、紅葉シーズンにいろは坂を利用する場合は、渋滞前の7時よりも先に登り、15時より前に下るのが最良の渋滞回避術と言えます。
また、パナソニック株式会社が実施した「運転や交通違反に対する意識調査」の結果によれば、渋滞や事故などに巻き込まれテンションが下がる『ネガドライブ』を経験したことがある人が7割を超えるといわれていますが、事前情報を取得し、対処するのも情報社会ならではの手段でしょう。
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