■ハーレーに興味がない人こそ必見! こんなにスタイリッシュになりました
ハーレーダビッドソンのラインナップは、モデル名を聞いてもいまいちピンッと来ない人が少なくないはず。ハーレーにあまり興味のない人は、大柄なフェアリングとラゲッジボックスを備えるツアラー系と、ローライダーやファットボーイのような、風を防ぐ風防を持たないワイルドなシルエットのロー&ロング系、それに昔からあるその名のとおりスポーティ路線の、スポーツスターがあるというくらいの認識かもしれません。
BMWで一番ちいさなバイク 普通二輪免許で乗れる「G 310 R」の存在感
筆者(青木タカオ)の経験上、バイクが好きな人でもハーレーはチョット苦手、興味がないって人が必ずいます。じつは筆者もまた若いころはそうでしたから、その気持ちがよくわかるんです。重くて鈍そうですし、明らかにほかのメーカーのバイクと違いますからね。
ハーレーに好感が持てなかったころの自分を想像すると、いくらハーレーの話しをされても関心を持てませんでしたから、いまこうしてハーレーについて綴っている記事がここまで読まれていたとしても、もはやウィンドウを閉じる寸前であることもわかります。
しかし、もう少しだけ待ってください。今回新しく登場した「FXDR114」を見て欲しいのです。一昔前のハーレーによく見られたクロームメッキでピカピカに輝いていたり、大袈裟なデコレーションが施されているなんてこともなく、なかなかにしてスタイリッシュではないでしょうか。
よく見ると、クリップオン式のセパレートハンドルであったり、フロントフォークが倒立式で、シートはソロ仕様。テールエンドはバッサリと短くカットされ、マフラーも2in1で、これまでにはなかったパワークルーザーとしているのです。
装備も現代的で、ABSブレーキはもちろんヘッドライトをはじめとした灯火類はすべてLED式ですし、イグニッションもキーレスと先進性を感じます。メーターもデジタル式で、ギヤ段数を教えてくれたり、タンクに残る燃料からあとどのくらい走れるのか航続可能距離も表示してくるという親切さです。いつの間にかハーレーも次世代へと生まれ変わっていることが、細かいところを見てもわかります。
■ワイルドさに磨きをかけ、独自の世界観はそのまま!
では、映画「イージー・ライダー」(1969年公開 アメリカ)や「ターミネーター2」(1991年公開 アメリカ)で見たような荒々しさは、もう残っていないのでしょうか。いいえ、とんでもない荒くれ者です。
まずその心臓部、エンジンはダウンサウンジングが叫ばれるこの時代に、なんと1868ccという超弩級の排気量を持ち、シリンダーをV字型にレイアウトするVツイン=V型2気筒にこだわります。
しかも冷却方式を走行風だけに頼る空冷式とし、水冷エンジンが当たり前のこの時代に、空冷エンジン特有の冷却フィン(大気に当たる面積を稼ぐためにヒダ状にしている)がシリンダーにびっしり刻まれ、その造形美にうっとりせずにはいられません。
Vツインエンジンは1909年からハーレーが作りつづける伝統のエンジンですが、中身(バルブ機構)もオーソドックスです。今ではほとんどのメーカーが作るのを辞めてしまったOHV(オーバーヘッドバルブ)を採用し、出力特性に大きく影響するボア・ストローク比も高回転が見込めるショートストローク(ボアの方が大きい)ではなく、低回転でビッグトルクを発生するのが得意なロングストローク設計(ストロークの方が長い)にこだわりつづけています。
ではモーターサイクルとしての性能は低いのでしょうか。それも誤解で、レーシングバイクのような高回転ハイパワーではありませんが、ゆったりとクルージングできるよう低い速度、低い回転域から図太いトルクを発揮し、それが加速性能や実用速度域での力強い走りに直結します。サーキットのような競技を前提にした場所ではなく、街乗りやツーリングで楽しいと感じられる乗り味なのです。
決して古くさい乗り味に執着しているのではなく、アメリカの広い大陸の道を走るのに最適で、その持ち味が世界中のライダーに認められ、熱烈なほどのファンも生み出している理由なのでしょう。
■長くて低い車体、後ろから見ても迫力満点!!
「FXDR114」は、フロントフォークが極端に寝てセットされています。取り付け角はなんと34度で、その影響から1735mmという長いホイールベース(軸間距離)となっているのです。
そしてシート高も720mmと低く、ライダーが跨ると両足が地面にカカトまでベッタリと届き、これが安心感を生むのですが、車体は極端なほどのロー&ロングフォルムに。迫力があって、ゆったりも乗れそうな気がしてきます。
そしてエンジンには大きなエアインテークが備わっていて、見るからに大量のフレッシュエアを吸い込みそうです。吸気口にはエレメント(フィルター)が剥き出しのまま備わっていて、これまたダイナミックな印象。1868ccという大排気量エンジンに、どんどんエアを取り込んでガソリンを燃焼させるのでしょう。2本の排気管が1本に束ねられる集合マフラーも、幅240mmの極太リヤタイヤとともにテールエンドで存在感を示しています。
いかがでしたか、最新のハーレー「FXDR114」は。次世代に向けスタイリッシュになりつつ、エンジンは伝統のV型2気筒を継承しつつパワフルに。気になるそのライドフィールは、渡米していち早く乗ってきましたので、また近いうちに報告いたしましょう!
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