ホイール交換できっと役立つ、サイズに関する表記の意味5つ
自動車のカスタムにおいて外すことのできないホイール交換。ルックスの向上だけでなく、軽量ホイールならばバネ下重量の軽減によって運動性能や燃費が向上できるなど、純正から社外品へと変更するメリットは数多い。そこで重要となってくるのが、インチ(径)、リム幅、P.C.D.といったホイールの表記。
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これらの数値を把握することでホイールを選ぶ際に装着できるサイズが自ずと見えてくる。とくにネットで購入するときは大切。わずかなサイズ違いで、履けないケースもある。今回は、カタログや雑誌などで見かける「ホイールサイズ」について解説しよう。
【インチ径】
ホイールの直径のことで、リム径とも言われる。1インチ=2.54cmなので、20インチの場合だと直径50.8cmのホイールサイズとなる。純正18インチから19インチや20インチに上げること(大径化)をインチアップ。逆に下げること(小径化)をインチダウンと呼ぶ。ただし、車種によって履けるインチ径の限界はあるので要注意。
【リム幅】
リム幅は、ホイールを真横から見たときの幅を表す。こちらも単位はインチとなり、”J”という表記で書かれている。一般的に0.5インチ刻みで設定されていることが多く、この数値が大きいほどホイールの幅は広がるので太いタイヤを履くことができる。クルマごとに適正サイズがあるので、太すぎても細すぎてもNG。太すぎるとホイールが車体に干渉してしまうケースもある。
【ボルト穴数】
ホイールを車体(ハブ)に取り付ける際、固定するためのボルト穴数を表す。軽自動車やコンパクトカーは4H(4穴)、普通車は5H(5穴)、大型のSUVやハイエースなどは6H(6穴)を採用。なかには、3Hというレアなクルマも存在する。
【P.C.D.】
ボルト穴数とあわせて表記されているのが「P.C.D.」というもの。単位はmm。ボルト穴の中心を結んだ円の直径のとこで、大きいほどボルト穴は外側になる。国産車では100mmと114.3mmが主流で、この数値が合っていないと取り付けはできない。希望のサイズが設定されていない場合、”P.C.D.変換スペーサー”を使って装着することもできるが、よほど気に入ってるホイールでもない限りオススメできない。
【インセット】
リム幅の中心部分から取り付け面(ハブ)までの距離を表すもので、単位はmm。取り付け面が中心から外側ならば「インセット(数値はプラス)」、内側ならば「インセット(数値はマイナス)」もしくは「アウトセット(数値はプラス)」と呼ぶ。取り付け面がセンターならば「ゼロセット」となる。かつてはオフセットと呼ばれていた。
ここでピックアップした項目はホイールを購入するときに絶対に押さえておいてほしいところ。ドレスアップ上級者になると、リム幅、インセットなどの組み合わせで、ホイールのイメージを変化させられる。
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