■原付は原則として「第一通行帯」を走行する義務とは?
原付バイク、いわゆる排気量が50cc以下の第一種原動機付自転車における独特な交通ルールがあります。今回はお伝えするのは原付は原則として「第一通行帯」を走行する義務があることと、「2輪通行禁止」の標識についてです。
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原付は原則的に「第一通行帯」、つまり、複数車線のある道路では一番左側の車線を走るよう次のように「道路交通法」にて定められています。
<道路交通法 第二十条 第一項>「車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。ただし、自動車(小型特殊自動車及び道路標識等によって指定された自動車を除く)は、当該道路の左側部分(当該道路が一方通行となっているときは、当該道路)に三以上の車両通行帯が設けられているときは、政令で定めるところにより、その速度に応じ、その最も右側の車両通行帯以外の車両通行帯を通行することができる」
ただし、「指定通行区分」がある道路については、
<道路交通法 第三十五条 第一項>「車両(軽車両及び右折につき原動機付自転車が前条第五項本文の規定によることとされる交差点において左折又は右折をする原動機付自転車を除く)は、車両通行帯の設けられた道路において、道路標識等により交差点で進行する方向に関する通行の区分が指定されているときは、前条第一項、第二項及び第四項の規定にかかわらず、当該通行の区分に従い当該車両通行帯を通行しなければならない。ただし、第四十条の規定に従うため、又は道路の損壊、道路工事その他の障害のためやむを得ないときは、この限りでない」
とあるように、交差点などで、直進したいときに第一通行帯が左折レーンになっていた場合は、直進レーンを走行するように指示されています。しかし、二段階右折する場合については除かれているので(上の条文の「前条第五項本文の規定」部分にかかります)、前にも説明したように、二段階右折する場合には「指定通行区分」があっても、第一通行帯を走ることとなるので、これとは異なることになります。
ちょっとわかりにくいのですが、原付バイクは原則として一番左側の車線を走り、交差点では二段階右折をする場合を除き指定通行区分に従うということになります。ややこしいですよね。これに違反して取り締まわれてしまった場合、「通行区分違反」や「指定通行区分違反」として反則金が5000円、違反点数1点が課せられます。
■ 2輪通行禁止の標識には、特定の排気量を指すものがある
またこれとは別に、注意しなければならないのが「2輪通行禁止」の標識です。2輪通行禁止の標識は原付だけではなく、全てのバイクに共通するルールですが、標識の下の補助標識に「原付」や「自動2輪を除く」と書かれている場合は要注意。とかくありがちなのが、幹線道路のアンダーパスやオーバーパスの前の標識を見逃してしまうこと。
原付の場合、30km/hの速度制限や第一通行帯通行の義務から、周りの車両との速度差などを考慮し、アンダーパスに入るのは危険と判断されることが多く、他のバイクはOKでも、原付だけ禁止されている場所が多くあります。
他のスクーターが走って行ったから…、と、ついついて行ってしまうと、そのバイクはピンクや黄色ナンバーの原付2種だったりすることも。違反してしまった場合、「通行禁止違反」として反則金が5000円、違反点数2点が課せられます。2輪の通行規制区間に関しては、「日本二輪車普及協会」のホームページに排気量別に記載されていますので、初めて行く道がある場合、ここをチェックしてから出かけることをお薦めします。
ちょっと面倒くさい原付の交通ルールですが、乗るとなったら、なんとなくではなくきちんとルールを把握することが大切です。なんとなく大丈夫かな? で違反切符を切られてしまったら、言い訳もできませんし損をするばかりですので、ご注意ください。
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