“普通の人が買える新車”のボリュームゾーンが、およそ200万円台前半から350万円までという価格帯であることは、ここ30年ほど大きく変わっていない。
かつて、その価格帯にはマークII、スカイライン、レガシィ、オデッセイなど、伝統ある車たちが揃い、ジャンルも個性豊かであった。
利益か? 顧客か? 顧客優先度の高い自動車メーカーはどこだ?
しかし、現在この価格帯ではミニバンが大きな勢力を持つのに加えて、C-HRやハリアー、ヴェゼル、CX-5といったSUVの勢いが強烈だ。
その一方で、前述した伝統ある車たちの衰退が、SUVブームを後押ししていることも事実だろう。
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