福井県敦賀市と東芝エネルギーシステムズは、水素サプライチェーン構築に関する基本協定の締結を行い、6日締結式を行った。2018度より2021年度まで、敦賀市内で実用化にむけた水素サプライチェーン構築の検討を行う。今回のサプライチェーン構築は敦賀市の「敦賀市産業間連携推進事業費補助金」を活用して行う。
敦賀市は、敦賀市および周辺地域がそれぞれの優位性を生かしながら連携して、共に発展を目指す「ハーモニアスポリス構想」の一環で、「調和型水素社会形成計画」の策定を進めており、水素の導入に向け、積極的な取り組みを進めている。
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今回設置される東芝エネルギーシステムズ製の「H2Oneマルチステーション」は、ワンコンテナタイプの「H2One」と地産地消型の再エネ水素ステーション「H2One ST Unit」を組み合わせたシステムで構成されている。具体的には、再生可能エネルギーにより建物に電気や熱を、電気自動車に電力を供給できる「H2One」と毎日燃料電池車8台分(国内の自動車平均走行距離から算出)の水素を製造でき、最速3分で満充填ができる「H2One ST Unit」の水素エネルギー供給システム。今回設置する「H2Oneマルチステーション」は、近接する太陽光発電システムから電気の供給を受ける予定だ。
また、「H2Oneマルチステーション」は高圧ガス保安法上の「第二種製造者」の製造所で保安係員の常駐が不要。災害等の非常時に停電しても避難所において300人に3日分の電力と熱を供給することが可能だ。
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