わずか一桁万円から手に入れられるクルマも!
最近はスポーツカー受難の時代が続いており、なかなか新型のスポーツカーが登場しない状況が続いている。その結果、中古車で購入できるスポーツモデルは値上がりの一途を辿っており、一部の車種に至っては新車価格に迫る、もしくは超えるプライスタグが付けられているといった状態だ。
いい中古を見かけたら即決! まもなく買えなくなりそうな国産スポーツカー4選
そんななか、不人気と言っては失礼かもしれないが、まだ手ごろな価格で狙うことができるスポーツモデルが存在する。今後もどんなきっかけで価格がアップするかわからないので、狙っている人は底値と思われる今が狙い目といえるかもしれない。
1)マツダ・ロードスター(NB型)
初代モデルはマツダ自らがレストアプロジェクトを立ち上げたことで急激に相場が上昇中だが、2代目となるNB型はまだそれほど価格が上がっていない(それでも底値の時代は過ぎた感はあるが)。
基本コンポーネンツはほとんど初代であるNA型のキャリーオーバーだが、すべてにおいてNA型よりもレベルアップしており、純粋に走りを楽しみたいのであればNB型がオススメだ。
AT車であれば一桁万円から、MT車でも10万円台から探すことができる。エンジンは基本的に丈夫なのだが、手ごろな価格の車両は過走行車がメインとなるため、電装系などの補器類の状態はチェックしておきたい。
2)日産フェアレディZ(Z33型)
海外ではいまだに高い人気を保ち続けているフェアレディZ。車格に対しては手ごろな価格でありながら、スポーティな走りが楽しめることが人気の秘訣だが、日本の道路では少々大柄過ぎるボディや大排気量のエンジンが影響してか、やや不人気車種となってしまっている。
先代モデルとなるZ33型に至っては、ついに中古車市場で一桁万円の個体まで存在するようになってしまった。とはいえ、初期モデルでも280馬力/37.0kgf・mを発生する3.5リッターのVQ35DE型エンジンは十二分にパワフル。MTモード付の5速ATでもアツい走りが楽しめる名車だ。
3)マツダRX-8
今でもロータリーエンジン搭載車待望論が根強くあるが、現在において最後にロータリーエンジンを搭載したモデルがこのRX-8だ。一応、建前としては4ドアセダンということもあって、ファミリーカーとして使えないこともない。2012年まで生産され、それまでのRX-7のロータリーターボからNAロータリーへと変更。それでも200馬力オーバー(グレード、年式によって異なる)を達成していた。
さすがに最終型や限定車のスピリットRは高値安定ではあるが、初期モデルであれば10万円台から狙うことができる。後期型でも50万円台から狙えるため、買い得感は高い。ただし、オイル管理が悪かった個体はロータリーエンジンの肝ともいえる圧縮が落ちている可能性もあるため、できれば専門知識を持った店で購入したい。
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