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業界ニュース 2018.7.27

脊髄損傷者が再び自らの足で歩ける!歩行支援ロボットの進化がすごい

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使う人の立場になって設計&デザイン転倒の懸念などを解消するシステム採用

「福祉のことがわかる総合イベント」と題された展示会「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2018」が7月20日・21日の2日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された。

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ここに脊髄損傷者の為に開発された歩行支援ロボットが登場していた。台湾「FREE Bionics(フリーバイオニクス)」社の『FREE Walk』だ。昨年末に「USCIジャパン」が取り扱いを開始している。

いわゆるこういったロボットスーツものは、現在では様々なものが存在する。代表的なものとして大きく2つの方式がある。HALなどの筋電を取って動作のサポートをする生体電位を使用するタイプ、そして今回紹介するFREE Walkのような骨格を補助するタイプだ。

その特徴は、股関節と膝関節の動きをアシストすることで、座る・立つ・歩く、といった体位変換時に必要なエネルギーの消耗を抑え、腕力のエネルギー消耗が激しい従来型補助具の問題点を解決するというもの。

『FREE Walk」は両足に装着して使用する外骨格型のロボットだが、その特徴としてあげられるのが、股関節部分が大きく開くデザインを採用している点(最大90度)。これにより、車いすからの移乗も可能で、結果ひとりでの着脱も可能となるのだ。

このような歩行支援ロボットは他にもあるのだが、歩き出すための重心移動を強要される製品もあり、脊髄損傷等による下肢麻痺の方にとって、転倒の恐怖が付きまとう。しかし、この『FREE Walk」はコントロールボタンが腰部分と杖側に用意されている。そのため自身の意思で重心を移動することなく足をけり出せるという。また装着部のデザインを工夫しており、褥瘡(じょくそう・体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうこと)のリスクも低減している。

胴体部のサイズ調整も容易で安定性も向上している。背部構造は薄型の設計としているため、自由な重心移動が可能。

装着可能な適応身長は150cm~190cmで適応体重は100kgまで。ちなみにロボット重量は20kgで、バッテリー持続時間は2時間。歩行速度は2km/hで、スロープ勾配はプラス3度からマイナス5度までとしている。基本的には手と肩の機能が正常な脊髄損傷患者(損傷レベルがT4以下)で、骨密度が一定以上の方が対象となる。実際の使用に際しては、20時間ほどのトレーニングが必要だという。

このUSCIジャパンでは、2020年までに1万人の脊髄損傷者の方に立って歩いていただくという「FREE Walk チャレンジ」という活動を展開中。全国各地で体験イベントを頻繁に開催中だ。

FREE Bionics(フリーバイオニクス) http://www.freebionics.com.tw/jp

(レポート&撮影:青山義明)

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(Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』)

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