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車検対応でも不合格!?  今流行りのLEDバルブを買うときの注意点とは

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車検対応でも不合格!?  今流行りのLEDバルブを買うときの注意点とは

 大手バルブメーカーが手がける保証付きを選べば確実

「省電力・高寿命」、「点灯速度が速い」、「発熱量が小さい」、「必要な部品点数が少なくて交換が簡単(工賃が安い)」などのメリットがあるLEDヘッドライト。ハロゲン球やHIDランプのユーザーのなかには、いずれLEDバルブに交換したいと思っている人もいるだろう。

今主流のLEDテールライトは一粒でも欠けたら違反?

 そうした人が一番気になるのは、保安基準に適合するか、つまり車検に合格するかどうかという問題。灯火類の点検は、車検の項目の中でも厳しくチェックされるところなので避けては通れないところ。結論からすると、ちゃんとした製品をちゃんと取り付ければLEDバルブでも車検はOKだ。

 車検の際、検査官が調べるのは、

 1.光度(明るさ) 2.光軸(向き) 3.灯火の色(色温度)

 の3項目。

 光度の基準は、ロービーム(すれ違い灯)で6400cd(カンデラ)、ハイビームは15000cd以上。「車検対応」のLEDバルブならクリアできるはずだが、リフレクターやレンズが曇っていたり黄ばんでいたりするとNGになることもあるので古いクルマは要注意。レンズの黄ばみなどは、専用のケミカル剤などで磨けはきれいになることも多い。しかし、問題は光軸だ。

 現在の基準で平成10年9月1日以降のクルマは、ロービームで光軸の検査が行われる。ロービームは「すれ違い前照灯」と言われ、左側(歩道側)は歩行者などを視認しやすいように広く、右側は対向車がまぶしくないように配光しなければならない。

 電球は文字通り球体なので360度全方位に照射し、それをリフレクター(反射面)とレンズが上手に配光する仕組みになっているが、LEDの光源は球ではなく「面」で発光するため最大で180度しか照らせない。

 それを、もともとがハロゲン球やHID用に設計されたライトに入れると、光源の位置がずれてしまって、光軸が狂って保安基準に通らなくなることがしばしばある。そういう意味でLEDの位置が正しく設計され、組み付け精度が高いバルブを購入することが非常に重要だ。

 したがって、車種ごとの適合が確認済みの保安基準適合品で、なおかつ配光性能のいいLEDバルブを選ぶのが一番のポイントとなる。あまり安価でノーブランド品は信用できないので、できれば大手メーカーの適正な価格のバルブで、なおかつ1~3年の保証が付いたものからチョイスしたい。

 最後の灯火の色に関しては、「ヘッドライトの光は白色」というルールがあるだけで、あとは検査官の主観で決まるというのが実情。目安として、5000~6000ケルビン(色温度)の製品ならOKだと思えばいい。

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