■KIA MOTORSは韓国の自動車メーカー
サッカーワールドカップのTV中継で目にする「KIA MOTORS」(キア)。2018年6月24日の夜、日本vsセネガル戦でも本田選手の同点ゴール直前にも広告が映っていましたが、どこのどんな自動車メーカーなのでしょうか。実は日本でもキア製のクルマが走り、話題になった時期があります。
キアは韓国の自動車メーカーです。2018FIFAワールドカップ ロシアでは、オフィシャルパートナーとしてクルマの提供を行なっており、セダンタイプのK9やSUVモデルを選手や審判、役員などの移動に活用しています。
キアは現在はヒュンダイ自動車の傘下にあり、ヒュンダイとキアのクルマは姉妹車関係にあるものが多くあります。ヒュンダイと言えば2001年から2009年に日本で乗用車を販売、現在でも大型観光バスを日本で販売しているので、知っている人も多いと思います。
キアはそれよりも早く1997年から2004年まで輸入を展開しましたが、日本での販売車はロータス・エランのライセンス生産版「キア・ビガート」くらいでヒュンダイよりも見かける機会は圧倒的に少なくなっています。
■日本でキアのクルマが手軽に購入できた時期があった
ところが、それよりも以前、「キア・ビガート」よりももっと日本人に身近なキア製のクルマがありました。当時のマツダ販売店系列のひとつ「オートラマ」で1986年から販売していた「フォート・フェスティバ」に途中追加となった5ドアモデル「フェスティバ5(ファイブ)」です。
少々ややこしいのですが、当時のマツダはディーラーが最大5チャネル体制となっており、そのひとつが「オートラマ」でした。扱うクルマはフォードのブランドを付けたマツダ車と、アメリカやヨーロッパから輸入したフォード車でした。その販売ラインナップのもっとも買いやすいモデルが「フェスティバ」でした。フェスティバは3ドアは日本国内製造で、屋根が開くキャンバストップ仕様が人気でした。
そして1989年に追加された5ドア版「フェスティバ5」はキアが韓国で製造、左ハンドルのまま日本で売られていました。クルマにはキアのマークはなくフォードのマークが付いていましたが、「起亜自動車」の製造としっかり公開されていましたので、当時を知る人には記憶に残っていると思います。
■買いやすい左ハンドル車と話題
当時の日本は“外車”といえば主なものが左ハンドルという時代。しかもホンダ・アコードクーペのアメリカ生産車が左ハンドルで輸入され話題になったこともあり、逆輸入の左ハンドル車、しかもコンパクトカーで誰でも買いやすい価格ということで話題になりました。
さらに1992年にはセダン版のフェスティバセダンも追加、こちらも左ハンドルで販売されました。
フォードブランド、左ハンドルのベーシックカー……今では考えられないことですが、「ドーハの悲劇」やJリーグの開始よりも前の時代にキアのクルマは日本で売られていたのでした。
なお、キアの親会社であるヒュンダイのクルマは今でも大型バスが国内導入されています。観光バスでその姿を見ることができます。
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