もうすぐ出るぞ!! と言い続けて早半年。ついに、新型クラウンの発表が6月25日に差し迫ってきました。ニュルを走ったとか、コネクテッド技術が凄いとかいろいろ話題はありますが、これまでのクラウンの最新技術の数々も凄かったのです。
そこで今回、60年以上にも及ぶクラウンの歴史で「クラウンはすごいんだぞ!!」をふり返ります。クラウン派の方もそうでない方も、必読です。
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文/写真:ベストカー編集部
■15代目登場間近!! 日本の名車クラウンをふり返る
初代RS型が登場したのは今を遡ること63年前の1955年。まだまだ日本のモータリゼーションは黎明期も黎明期だった時代だ。
そんな時代に純国産車として生まれ、トヨタを……というよりも日本を代表するビッグネームとなったクラウンは、間もなく6月25日にフルモデルチェンジをして15代目となる。
これほどの歴史を持った車名は日本車にはほかにない。同じく長い歴史からファンも多いスカイラインのデビューはクラウンの2年後となる1957年。
その後ライバルとして切磋琢磨していくこととなるセドリックのデビューは1960年、当時のプリンス自工が開発したグロリアは1959年である。
クラウンが日本の道を走り始めた頃、高速道路などまだなく、日本初の高速道路、名神高速栗東~尼崎間が開通するのは1963年。
東名高速が部分開通するのは1968年のことなので、クラウンの歴史はまさに日本のモータリゼーションの進化と発展の歴史でもあるのだ。クラウンの歴史を振り返りながら、日本の自動車史を紐解こう。
■クラウンの歴史を"ザックリ"とふり返る
【初代クラウン 1955年】ライバルより早く登場
これが初代クラウン。ライバルグロリア登場の2年前、1955年に登場
【3代目 1968年】ハードトップを採用してスポーティに
1967年のフルモデルチェンジで3代目となるとモダンなエクステリアとなる。1968年には2ドアハードトップが加わった。「白いクラウン」のキャッチコピーでパーソナルカーをアピール
【4代目 1971年】意欲的デザインで挑戦するも!?
クラウンは常に先進的で革新的だった。その象徴的な存在が4代目。スピンドルシェイプと呼ばれたフォルムは賛否両論ではあった。最近のクラウンでも似たような話があったような
【5代目 1974年】4ドアピラードハードトップなる新ジャンルを作った
5代目では4ドアハードトップを設定。Bピラーを残したピラードハードトップという世界観を作った
【7代目 1985年】日本初のスーパーチャージャー搭載
日本初のターボはセド/グロに先を越されたがスーパーチャージャーは日本初!! 直6の2L、DOHCエンジンに組み合わせた
【8代目 1989年】クラウンにV8が搭載される
1989年に自動車税などの区分がかわりワイドボディや大排気量エンジンの搭載も身近になった。クラウンもセルシオ用の4LのV8を搭載した
【12代目 2003年】ゼロクラウンでクラウンが新たな時代に突入
2003年、12代目となるS180系ではプラットフォーム、エンジンなどすべてを一新し、次世代のクラウンとして「ゼロクラウン」を標榜
【15代目 2018年】ニュルを走り、操作性も安全性も向上した新型
ニュルで走りを極め、そして安全装備もアップデートされる15代目。若返ったルックスもかっこいい
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