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100万円で買える!! 輸入車で遊べ!! 中古車で選ぶ楽しい輸入車5選

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100万円で買える!! 輸入車で遊べ!! 中古車で選ぶ楽しい輸入車5選

 国産車もいいけれど、たまには輸入車にも乗ってみたい、なんて思うことはないだろうか? イメージ的にすぐ壊れるとか、修理代金が国産車の何倍もかかるなんていうイメージもあるかもしれない。

 しかーし、実際はそこまで大きな故障は頻発するものではないし、中古車で気軽にのってみてもいいんじゃない!? というのがこの企画の出発点。今回は若手自動車ライターの永田恵一氏が徹底レポート。自身の経験をもとに、安くて、目立って、通好みな中古輸入車を選びました。

BMWもまさかの激安ぶり! なぜ今“新古車”が安いのか

文:永田恵一/写真:ベストカー編集部

■乗るなら正統派!! 100万円から叶える名車オーナー

 輸入中古車というと「壊れそう」とか「高そう」といった敷居の高いイメージを持つ人も多いかもしれない。しかし筆者は運転歴20年で3台の輸入中古車に乗っていたが、前者に関しては致命的なトラブルはなかった。

 さらに壊れても社外パーツや純正同等品といった部品も使いながら、輸入車を得意としているお店にお願いするなどのちょっとした工夫しながら乗っていたのもあり、整備費用は日本車とさほど変わらず楽しめた。

 後者に関しては新車価格も考えると同年式の日本車よりも買いやすいことが多いほどで、予算に合わせて幅広い選択肢から選べ、同じ値段なら日本車の中古車よりもいろいろな経験ができたりと、より楽しめる。

 という訳で当記事ではお得に遊べる輸入中古車をピックアップしてみた。

【BMW 3シリーズ(E90)】~100万円  永田氏セレクトの3シリーズ中古車はこんなクルマ!!

 BMW3シリーズはスポーツセダンを開発する際に世界中の自動車メーカーが目標やお手本にすることが多い、BMWを代表するモデルである。ピックアップした先代モデルは日本では2005年から2012年まで販売された。

 BMWらしい軽快なハンドリングと重厚な乗り心地の両立に加え、クルマのサイズの肥大化が止まらないことを考えると、前期型で全長4525mmというボディサイズとキャビンスペースのバランスも今になると魅力だ。

永遠のスタンダードともいえる3シリーズ。100万円位下で買って楽しんだら乗り換えるもアリ

 さらに先代3シリーズから2リッター直4NAの320iが販売の中心だったものの、2.5リッター直6NAの323iや325iも納得できる価格でラインナップされていたことも注目。

 中古車のタマもそれなりに流通しており、今後現実的な価格で買うのは絶望的になりそうな6気筒エンジンに乗りたいという人にも狙い目だ。

 それでいて100万円以下で買える個体もたくさんあり、気軽な気持ちBMWに乗れるというのも嬉しい。

【ミニ3ドア】100万円~  永田氏セレクトのミニ3ドア中古車はこんなクルマ!!

 イギリスの風景だったミニは現在BMWが持つブランドとなっており、BMWが開発したミニとしては現行モデルで3代目となる。ピックアップした個体は2代目モデル。

 基盤となる3ドアは1.4リッターNAのONE、1.6リッターNAのクーパー、1.6リッターターボのクーパーSが中心となるラインナップで、6速ATに加え6速MTが全グレードに設定される点も目を引く。

 2代目ミニの魅力はブランド力の強さによるイメージの良さだけでなく、インテリアやエンジン、各部の操作感なども想像以上にクオリティが高く、「小さいけど高級」なクルマに仕上がっていることだ。

 またクーパーSであればパワフルな動力性能をかつてのミニのハンドリングを受け継ぐゴーカートフィーリングと呼ばれるハンドリングも合わせて味わえる。

 さらにミニはピックアップした個体を見ても分かるとおりアフターパーツも豊富なので、サーキット走行にも対応する仕様に仕上げるなど、自分だけの1台を造るのも楽しみがあるのも嬉しいポイントだ。

■ちょっと変わった輸入車を選ぶならこの3台

【クライスラーイプシロン】100万円~ 永田氏セレクトのイプシロン中古車はこんなクルマ!!

 クライスラーがフィアット傘下となり、イプシロンはブランド名は日本で販売網のあるクライスラーとなった。だがクルマ自体はテーマやデルタといった名車を送り出したあのランチアが手掛けたモデルだ。

 イプシロンは歴代革新的なスタイルやアルカンターラなどを使ったインテリアを持ち、富裕層の奥様がお買い物などに使う光景が目に浮かぶオシャレで高級感あるコンパクトカーである。

 ピックアップした現行モデル(日本での正規販売は2014年に終了している)はフィアット500やパンダとプラットホームやエンジンといった機能面は共用する。

年に何回も目撃しないイプシロン。影こそ薄いが素敵なコンパクトカーだ

 スタイルやインテリアの特徴は歴代モデルを踏襲しているのに加え、機能面はフィアットのコンパクトカーと共用。エンジンも個性だけでいえランキング上位間違いなし。燃費も良好な900cc2気筒ターボのツインエアだ。

 組み合わされるトランスミッションがMTを自動化したAMTのためエンジンを含め好みが分かれるのは事実。

 だが好みに合うならランチアという高級ブランドと内外装に加えてツインエアという、クルマ好きだったら一目を置くポイントが1台で3つも味わえてしまうのだ。

 トドメに中古車価格も新車価格が最低230万ほどしたのと内容を考えれば激安で、原稿を書きながら筆者もちょっと欲しくなってしまった!

【キャディラックDTS】100万円~ 永田氏セレクトのDTS中古車はこんなクルマ!!

 キャデラックはベンツ、BMWなどと並ぶ世界の高級車の1つである。ピックアップしたDTSは現在のCT6の二世代前となるベンツで言えばSクラス級のラグジュアリーセダン。

 駆動方式はFF、エンジン&トランスミッションは4.6リッターV8+4速ATという組み合わせだ。乗るとベンツ/BMWとはまったく違う。全体的にアメ車らしいおおらかさを持っており、特に平均スピードの遅い日本で乗るにはシートなども含め実に快適だ。

堂々たる風格のDTS。こんなに押し出しの強い王道たるアメ車はもう出ないかも?

 それでいて残念ながらタマ数は少ないが、中古車価格に対するハッタリ度はベンツ、BMW以上で、綺麗に乗っていればこだわりのある人に見えるに違いない。

 自動車税など維持費が高いのは事実だが、車検1回2年間といった割り切った乗り方で人生に一度「アメ車らしいアメ車に乗ったんだ」という思い出を作るのも面白い。

【レンジローバーイヴォーク】200万円 永田氏セレクトのイヴォーク中古車はこんなクルマ!!

 イヴォーグはイギリスのSUVの名門ランドローバー社の中でも「SUVの王様」と呼ばれるレンジローバーを頂点とするレンジローバーブランドで最小となるモデル。

 車格としては日本車だとトヨタハリアーやマツダCX-5などと同等のミドルクラスに相当する。

 イヴォーグの魅力はランドローバー一族に恥じない悪路走破性やレンジローバーブランドに相応しいゴージャスなインテリア以上に、SUVでは世界屈指のカッコいいスタイルを持っている点だ。

 さらに5ドアに加えスペシャリティな雰囲気があり一層カッコよさが際立つ3ドアのクーペもあり、クーペのタマ数は少ないが、探せば200万円台で流通しており、クルマにファッション性を求める人には面白い選択だ。

 輸入中古車にはクルマそのものやコスパといった何らかの魅力を持つ売り物が山のようにあり、見ているだけでも楽しい。見ていてもし欲しくなったら、ちょっと勇気を出して自分のモノにし、新しい世界を体験してみてはいかがだろうか。

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