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復活のホンダ「モンキー」、新型でサイズも排気量も拡大する理由とは

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復活のホンダ「モンキー」、新型でサイズも排気量も拡大する理由とは

■大きくなっても「モンキー」、なぜ?

 ホンダが2018年4月23日、従来の50ccから125ccになった新型「モンキー」を7月に発売すると発表し、話題となっています。新型「モンキー125」は、排気量もさることながら、ボディサイズも大きくなっているからです。

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 ホンダ「モンキー」は元々、1961年に東京都日野市にオープンした遊園地「多摩テック」の乗り物として製作された「モンキーZ100」に端を発しています。初代は、1967年に公道走行可能な「モンキーZ50M」として登場。以来、小柄でかわいらしいデザインや粘り強く扱いやすい4ストローク・50ccエンジンの搭載などにより、人気を博したロングセラーモデルです。

 一時代を作りながらも「モンキー」は、2017年に排出ガス規制に対応させることなく生産終了。誕生50年というアニバーサリーを迎えながら、姿を消しました。

 その「モンキー」が、新レジャーバイクとして登場します。サイズも排気量も大きくなっての復活に、様々な意見も出ているようです。

 なぜ大きなバイクになったにもかかわらず「モンキー」の名で復活させるのでしょうか? ホンダ広報に話を聞いてみました。

―――新型「モンキー125」は「モンキー」のサイズではないという声も出ています。あえて「モンキー」の名を使った理由を教えてください

 サイズで決めているのではなく、「モンキー」の開発思想に流れている「遊び心」(幅広い層のお客様が親しみやすく、楽しんでもらえる乗り物)が、以前の50ccだった「モンキー」も、今回発表した新型「モンキー125」も変わらないためです。

―――新型「モンキー125」は排気量を125ccにアップさせましたが理由は何ですか?

 日本で生まれ育った「モンキー」を、日本だけの乗り物ではなく、世界中のお客様に楽しんでもらうため、排気量を125ccにアップしました。

―――今後、50ccの「モンキー」復活はあり得るのでしょうか?

 今や125ccという排気量がグローバルスタンダードであり、国内向けの50ccは通行に関する多くの規制や、厳しい排出ガス規制があり非常に難しい状況です。これらを考えると可能性は低いですが、お客様の声を伺いながら、検討はしていきたいと思います。現時点では50cc版の具体的な計画はありません。

―――色々な説があるようですが、「モンキー」という車名の由来を教えてください

 社内(ホンダ)で公式な記録が残っているわけではありませんが、かわいらしく小さなレジャーバイクのイメージから「モンキー」と命名したと言われています。

―――新型「モンキー125」は、どんなユーザー層に乗ってもらいたいですか?

 これまで「モンキー」を愛してくださったお客様はもちろん、新型「モンキー125」を見て、遊び心を掻き立てられ、これからバイクを楽しんでみたいと思っていただけるお客様にぜひ乗っていただきたいと思います。

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