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YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀選手 前戦に続きレース1、レース2を制す

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YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀選手 前戦に続きレース1、レース2を制す

■中須賀選手の連勝記録はどこまで続くのか?

2018年4月21日(土)から22日(日)にかけて、MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦が行われました。圧倒的な強さを見せるYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀選手は、開幕戦に引き続き今回の鈴鹿でもレース1、レース2を制しました。また、中須賀選手は、開幕4連勝、昨年からの連勝記録を8に伸ばしています。

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 中須賀選手は、公式予選で2分04秒876の新コースレコードを樹立してポールポジションを獲得し、勢いそのままにレース1に挑みました。序盤、中須賀選手(ヤマハ)、高橋巧選手(ホンダ)、渡辺一馬選手(カワサキ)、野左根選手(ヤマハ)、渡辺一樹選手(スズキ)の5台でトップグループを形成。14周目に中須賀選手と高橋巧選手がグループ抜け出すと15周目にレース中のベストラップを中須賀選手が記録し、そのままトップでレース1を制しています。

◇YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手(優勝)

「一馬選手がオープニングラップでトップに立って、いいペースで走っていたので後ろについて様子をうかがうことにしました。いつもだと最終シケインで仕掛けているけれど、そこで勝負をしても巧選手たちがついてくるのは予想できていたので、いつもとは違うデグナーカーブ立ち上がりから立体交差、110Rで仕掛けてトップに立ち、この作戦が的中して、その後に独走できました。予選とは違って路面温度がかなり上がりましたが、最後まで集中できました」

◇YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手(3位)

「スタートは悪くはなかったのですが、周りも速くて、うまくペースをつかめませんでした。一樹選手は常にアグレッシブで、だからこそこちらも負けてはいられなかったのですが、一樹選手をパスした第1~第2コーナーでは、開幕戦のレース1で他車と接触して転倒したときと同じ状況だったので攻めるのを一瞬ためらいましたが、ここで行かないと、と思い攻めきりました。そして最後の130Rでは、僕も限界までブレーキを遅らせていて、それ以上にブレーキを遅らせていた一樹選手がコースアウトしました。トップの中須賀さんと巧選手には引き離されましたが、接戦を制して3位になれたので良かったと思います」

 レース2は、スタートこそ高橋巧選手に先行を許してしまう展開になりましたが、中須賀選手はすぐに追いつき激しいマッチレースが始まります。

 中須賀選手は、トップを走る高橋選手にプレッシャーをかけ続け、16周目に高橋選手をパスしトップに立ちます。17周目に中須賀選手は最速ラップを計測し僅差ながらこのレースも制しました。

 また、チームメイトの野左根選手は、レース1では3位表彰台に、レース2では17周目の最終シケインで転倒し再スタートするも20位でレースを終了しています。

◇YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手(優勝)

「鈴鹿サーキットで連勝できたことは、素直にうれしいです。巧選手がトップに立って、すぐに2分6秒台のハイペースでの走行だったので、うかつに仕掛けることができず、どのタイミングで勝負するかを考えながら走っていました。レース終盤の第1~第2コーナーで巧選手を一度抜いたのですが、第3コーナーですぐに抜き返してきたので、巧選手は様子を見る余裕はなく限界ギリギリの走りだと分かりました。もちろん僕もサインボードを見る余裕がないほどでしたが、最後はうまく巧選手を抜いて、そしてタイム差を広げることができました。開幕4連勝で流れはしっかり掴んだので、今後のレースもしっかりと戦っていきます」

◇YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手(20位)

「スタートで出遅れてしまいましたが、2周目の130Rでは他車と接触しそうになりオーバーランしてしまいました。レース中盤と終盤のペースは、レース1よりも良くなりましが、僕の勝負ポイントであるヘアピンや最終シケインでうまくマシンが機能しなくて、苦しい展開になってしまいました。また、17周目の最終シケインでは単独で転倒してしまい、全体的にレースの組み立て、内容が悪かったです。次のオートポリスは好きなコースなので、ここから巻き返していきます」

 次戦2018年 MFJ 全日本ロードレース選手権 第3戦は、大分県日田市のオートポリスインターナショナルレーシングコースで5月13日決勝が行われます。

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