現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > コンセプト変更で失敗! モデルチェンジで売れなくなった国産車3選 

ここから本文です

コンセプト変更で失敗! モデルチェンジで売れなくなった国産車3選 

掲載 更新
コンセプト変更で失敗! モデルチェンジで売れなくなった国産車3選 

 大胆な変更で「らしさ」が失われファン離れに……

「最新のモデルが最良のモデル」とは新型モデルが登場したときによく聞かれるフレーズだ。当然、自動車の技術は日進月歩であり、安全性能や燃費性能などは最新モデルが優れていることは間違いない。しかし、先代のコンセプトから大きく変貌してしまったり、デザインが大きく変わってしまったりして商業的に失敗してしまったモデルも少なくない。そこで今回はそんなモデルチェンジで失敗してしまった車両をご紹介したい。

販売力最強のトヨタをもってしても売れない残念な現行車4選

 1)日産ラティオ(最終型)

「Compact meets Luxury. コンパクトがはじめて出会う上質。」というコンセプトで登場した初代モデル(ティーダラティオ)は、5ナンバーサイズながら上級クラスに匹敵する広い室内空間や上質な内装を持ち、サニーやパルサーの後継車種としてスマッシュヒットを記録し、2004年から2012年まで販売されたロングラン車種でもあった。

 そして2012年に登場した2代目は、ティーダの名前が外れただのラティオとなり、ハッチバックモデルもラインアップから落とされてしまった。それだけならよかったのだが、ベースが一クラス下のマーチとなり、エンジンは3気筒の1.2リッターのみのラインアップ。4WDやMTも用意されないという実質的な大幅なクラスダウンとなり、先代のウリだった広い室内や上質な内装もオミットされ、セダンを愛する年配ユーザーからもそっぽを向かれる始末。結局不動産屋の営業車くらいでしか見ない車種となってしまった。

 2)ホンダ オデッセイ(現行型)

「クリエイティブ・ムーバー」として登場した初代は、今までのミニバンになかった乗用車的なプロポーションで人気を博し、キープコンセプトの2代目、さらに低床低重心レイアウトを進化させた3代目、4代目と、走りも犠牲にしないホンダらしいミニバンとして、常に熱心なホンダファンから熱い指示を受けていたオデッセイ。初代を除く一部グレードは立体駐車場に入庫できる全高1550mm以内となっていたのも人気の要因の一つだった。

 しかし、2013年に登場した現行型(5代目)は、それまで存在していた上級ミニバンのエリシオンとの統合車種となり、スライドドアを持つ一般的なミニバンスタイルとなってしまった。もちろん全高も立体駐車場に入るサイズではなくなり、低床低重心レイアウトこそ踏襲したものの、“オデッセイらしさ“が失われてしまう結果になってしまっている。

 3)トヨタbB(2代目)

 カスタマイズされる前提で企画されたため、カスタマイズカーショーである2000年の東京オートサロンで発表された初代bB。メーカーのその思惑通り、比較的安価なその価格とスクエアなフォルムで若いユーザーを中心にヒットを記録した。また、その一方でヴィッツ譲りのユーティリティ性や、スクエアなボディによる運転のしやすさで、比較的年配のユーザーからの支持も一定数あった車種でもあった。

 そして2005年には2代目となる「bB CONCEPT」が再び東京モーターショーでデビュー。「クルマ型MUSIC PLAYER」というコンセプトで、センターアームレストにオーディオの操作パネルを埋め込んだグレードを用意するなどより若者にターゲットを絞った車種となっていた。

 外観も先代とは異なりうねりを利かせた派手なデザインとなっていた。そのため、先代のような年配のユーザーからは敬遠され、エコカー減税の非対応車種でもあったため販売面では苦戦を強いられた。しかし、取扱販売店のネッツ店にはヴィッツ以外に手ごろなコンパクトカーがなかったこともあり、2016年まで現役というロングセラー車種であった。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

カワサキ「Ninja ZX-10R」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
カワサキ「Ninja ZX-10R」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
[新型CX-80]登場でやっぱわかった!! CX-8やっぱり世紀の大名車だったか…もうコスパ最強マツダSUVは出てこないのか!?!?
[新型CX-80]登場でやっぱわかった!! CX-8やっぱり世紀の大名車だったか…もうコスパ最強マツダSUVは出てこないのか!?!?
ベストカーWeb
適材適所の配置で使いやすい! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
適材適所の配置で使いやすい! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
マグヌッセン、4回のペナルティで合計35秒加算。”スポーツマンシップに反する行為”でも呼び出し「サウジアラビアと同じように、ニコを助けようとした」
マグヌッセン、4回のペナルティで合計35秒加算。”スポーツマンシップに反する行為”でも呼び出し「サウジアラビアと同じように、ニコを助けようとした」
motorsport.com 日本版
アロンソ、F1マイアミGPスプリントを“台無し”にしたハミルトンに嫌味炸裂「スペイン人じゃないからお咎めなしだろうね」
アロンソ、F1マイアミGPスプリントを“台無し”にしたハミルトンに嫌味炸裂「スペイン人じゃないからお咎めなしだろうね」
motorsport.com 日本版
インプルーブされた予選Q2での3台のブリヂストン・ニッサンZ。決勝は新直線番長のシビックとの対決構図に/第2戦GT500予選
インプルーブされた予選Q2での3台のブリヂストン・ニッサンZ。決勝は新直線番長のシビックとの対決構図に/第2戦GT500予選
AUTOSPORT web
デビュー戦のGAINER TANAX Zは波乱の一日を送るも、予選で速さの片鱗を披露
デビュー戦のGAINER TANAX Zは波乱の一日を送るも、予選で速さの片鱗を披露
AUTOSPORT web
【富士最高速チェック:GT500】ドライでは形勢逆転。ホンダ・シビックが上位5台を占める/スーパーGT第2戦
【富士最高速チェック:GT500】ドライでは形勢逆転。ホンダ・シビックが上位5台を占める/スーパーGT第2戦
AUTOSPORT web
波乱もなんのその。フェルスタッペンがスプリント完勝! リカルド4位&角田裕毅の“ごっつあん”8位でRBダブル入賞|F1マイアミGP
波乱もなんのその。フェルスタッペンがスプリント完勝! リカルド4位&角田裕毅の“ごっつあん”8位でRBダブル入賞|F1マイアミGP
motorsport.com 日本版
日向坂46 富田鈴花さん登場!! 日向の似合うクルマとアイドル![後編]
日向坂46 富田鈴花さん登場!! 日向の似合うクルマとアイドル![後編]
ベストカーWeb
JLOC新加入の伊与木エンジニアが語る新パーツの狙いと、ホンダ時代の知見が活きた“ちょんまげ”の相乗効果
JLOC新加入の伊与木エンジニアが語る新パーツの狙いと、ホンダ時代の知見が活きた“ちょんまげ”の相乗効果
AUTOSPORT web
幻の予選上位。ハプニングに巻き込まれた16号車ARTAと、2戦連続ショックの14号車ENEOS/第2戦GT500予選
幻の予選上位。ハプニングに巻き込まれた16号車ARTAと、2戦連続ショックの14号車ENEOS/第2戦GT500予選
AUTOSPORT web
F1マイアミGPスプリント速報|フェルスタッペン完勝。RBリカルドが4位の大殊勲! 角田はハミルトンと激戦繰り広げ8位
F1マイアミGPスプリント速報|フェルスタッペン完勝。RBリカルドが4位の大殊勲! 角田はハミルトンと激戦繰り広げ8位
motorsport.com 日本版
自動車保険チェックしてドキッ! 「搭乗者傷害」に入ってない! これってまずくないの?
自動車保険チェックしてドキッ! 「搭乗者傷害」に入ってない! これってまずくないの?
ベストカーWeb
素敵なリバー・リゾートに潜むスカンクの罠!? 「ルート66」から寄り道してラフリンの街へ【ルート66旅_50】
素敵なリバー・リゾートに潜むスカンクの罠!? 「ルート66」から寄り道してラフリンの街へ【ルート66旅_50】
Auto Messe Web
小暮卓史「今までに無いくらい緊張」。元嶋佑弥「ぶっちぎりで勝ちたい」【第2戦GT300予選会見】
小暮卓史「今までに無いくらい緊張」。元嶋佑弥「ぶっちぎりで勝ちたい」【第2戦GT300予選会見】
AUTOSPORT web
自身初PPの太田格之進「これからシビックの強みを出していくのが楽しみ」【第2戦GT500予選会見】
自身初PPの太田格之進「これからシビックの強みを出していくのが楽しみ」【第2戦GT500予選会見】
AUTOSPORT web
アメリカ議会の超党派議員らがリバティ・メディアに書簡を送る。F1のアンドレッティ参戦拒否に懸念を表明
アメリカ議会の超党派議員らがリバティ・メディアに書簡を送る。F1のアンドレッティ参戦拒否に懸念を表明
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0565.0万円

中古車を検索
オデッセイの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0565.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村