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維持費を抑えるならコレ! 自動車税の安いクルマ8選

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維持費を抑えるならコレ! 自動車税の安いクルマ8選

 激速モデルでも激安のクルマも結構ある

 毎年5月に送付される自動車税の通知は、金額の大小はさておき自動車ユーザーにとってズシリとくる便りだ。

【18年も据え置き】軽自動車の規格見直しは必要ないのか?

 自動車税は、エンジンの排気量が大きいほど高額になるが、クルマのジャンルや最近は「軽量化の目的も含め気筒数や排気量を小さくし、その分の性能低下はターボやスーパーチャージャーといった過給機を付け補う」というコンセプトのダウンサイジングターボやハイブリッド、それらの合わせ技や次世代エネルギー車の普及により、そのクルマのイメージや動力性能に対し「自動車税はこんなに安いの?」というクルマも探せばある。

 今回はそんな「自動車税にお得感があるクルマ」を挙げてみよう。

●軽自動車編

・軽1ボックスバン全般 (軽自動車税年間5000円)

 軽自動車税は2015年4月登録以降の新車がそれまでの年間7200円から1万800円に増額されても、登録車に比べれば激安だ。その中でもさらに軽自動車税が安いのが、増額されても年間5000円で済む軽貨物(商用車、増額前は4000円)だ。

 軽貨物はアルトバンやミラバンといった軽ボンネットバン、軽トラック、軽1ボックスバンが該当するが、バイクに課せられる軽自動車税が125cc以上250cc未満で3600円、250cc以上にいたっては6000円というのと、「運べる人数や荷物の量」という意味でのバイクにできることと軽貨物にできることを比べたら、軽貨物の軽自動車税は非常に割安だ。

 そのなかでも軽1BOXバンであれば快適性はともかくとして人は4人乗れて、荷物は山のように積めてと実用性だけなら世界中のクルマでナンバー1。最近の軽1ボックスバンにはターボ車もあるので、長距離ドライブにも十分対応する。

●電気自動車、燃料電池車

・テスラモデルS&モデルX、トヨタミライ&ホンダクラリティ (自動車税年間2万9500円)

 タイヤを回す動力源がモーターとなる電気自動車と燃料電池車はエンジンがないため、登録車(便宜上乗用車と思ってほしい)であれば、自動車税は今のところ一律乗用車で一番安い1000cc以下の2万9500円!

 ならば電気自動車からはベンツSクラス級のボディに超大型バッテリーを積み、最強モデルならスーパーカーも真っ青の0-100km/h加速2.7秒、満充電での航続距離も600km以上というスーパービッグセダンのモデルSとモデルSをベースにしたSUVであるモデルXを挙げる。

 トヨタミライとホンダクラリティという燃料電池車も日本車ならクラウン級の車格となるだけに、2万9500円の自動車税は安い。

●商用車編

・ハイラックス、ハイエースバン (自動車税年間1万6000円)

 商用車はリヤシートがあるバンやピックアップトラックなら最大積載量と排気量の組み合わせ、乗車定員3人以下のトラックは最大積載量で自動車税が決まり、自動車税も安い。ならば上級グレードを選んだり、自分で手を加えたカッコいい商用車を乗用車代わりに使うのも面白い。

 ならば商用車からは見た目の迫力、カッコよさとも文句なく、豊富なアフターパーツを駆使してイジる楽しみもあるピックアップトラックのハイラックスと1BOXバンのハイエースバンを選んだ。この2台はアウトドアなど大きな道具を使う遊びをする人にはピッタリだ。

 またこの2台ほど自動車税のお得感はないものの、リヤシートを使う機会が少ないなら自動車税が1リッターエンジンのコンパクトカーの約半額となる年間1万4300円で済む、ライトバンのトヨタプロボックス&サクシードを乗用車代わりに使うのも面白い。

 大型SUVやスーパーカーにも自動車税の安いモデルがある!

●ミニバン編

・VWシャラン(自動車税年間3万4500円)

 VWシャランは日本車ではアルファード&ヴェルファイア級のラージミニバンだ。となる普通の人がイメージする排気量は自動車税年間4万5000円の2.5リッターくらいとなりそうだが、シャランのエンジンはVWが得意とするダウンサイジングターボの1.4リッター!

 トランスミッションもシフトスピードが速い上に動力伝達効率も優れるDSGなので、動力性能はアルファード&ヴェルファイアと遜色なく、これで自動車税3万4500円はお得だ。

 ミニバンではシャランほどではないものの、アルファード&ヴェルファイアに近い車格ながら2リッターエンジン+2モーターのハイブリッドとなるホンダオデッセイハイブリッド(自動車税年間3万9500円)と、2リッター級エンジンを積んでいそうミドルハイトミニバンなのに1.5リッターターボで2リッター級以上の動力性能を持つホンダステップワゴン(自動車税年間3万4500円)の名前も挙げたい。

●SUV編

・ボルボXC90&アウディQ7の2リッターターボ (自動車税年間3万9500円)

 ボルボXC90&アウディQ7は全長5m級の小山のようなSUVだ。となるとエンジンは3.5リッター級のV6か4リッターオーバーのV8でもおかしくないところだが、2台のエンジンは2リッターターボ。小山のようなSUVのエンジンを2リッターに小型化できるのは、2リッターなら4気筒エンジンになるので、その分で大幅な軽量化も可能となるおかげでもある。

 とくにXC90は2リッターターボというエンジン自体は同じでもターボのT5、ターボ+スーパーチャージャーのT6、ターボ+スーパーチャージャー+モーターとなるプラグインハイブリッドのT8とバリエーションが多いのも嬉しい。

 さらにXC90は標準、Q7はオプションで3列シートとなるので、ミニバン代わりに使うこともでき、幅広く使えるのも魅力だ。

●ラグジュアリーセダン編

 ・BMW740e (自動車税年間3万9500円)

 ベンツSクラスやレクサスLSがライバルとなるBMW7シリーズも、搭載されるエンジンを普通にイメージすると3.5リッター級のV6か4リッターオーバーのV8だろう。

 しかしeの文字がプラグインハイブリッドを意味する740eのエンジンは2リッターターボ。絶対的なスピードを求めなければ2リッターターボだけでも十分なところに、プラグインハイブリッド化で動力性能の向上と満充電で42km走れる上に、値段まで7シリーズで一番安いのだから、エコノミーとエコロジーという2つのエコのバランスは素晴らしい。

●スポーツ系編

・BMW i8 (自動車税年間3万4500円)

 強く軽いカーボン製のボディでフロントはモーター駆動のプラグインハイブリッドという、スタイルも加味すればスーパーカーの範疇にも入るBMW i8。

 最低でも3リッターV6くらいのエンジンを搭載していそうなコイツのエンジンはなんと1.5リッター3気筒! しかしエンジンの最高出力は2リッターターボ並みの231馬力、モーターも加えたシステム出力は367馬力で0-100km/h加速は4.4秒の速さを持つ。おまけにプラグインハイブリッドなので満充電で約40km走れ、買い物などの近距離の使用なら電気だけで済むというのも実にスマートだ。ちなみに3気筒エンジンながらBMWらしくというか、直列6気筒のようなエンジン音がスピーカーから聞こえてくるというギミックがあるのも面白い。

 次点としてはポルシェ911もライバルの1台と見据えているだけに最低3リッター級6気筒くらいは積んでいそうなジャガーFタイプ、アメ車なので最低3.5リッター級のV6か「もしかしたら6リッターV8?」というイメージのあるシボレーカマロのそれぞれに設定される2リッターターボ(自動車税年間3万9500円)を挙げたい。 ※Fタイプ/カマロにはそれぞれイメージ通りのV8エンジンの設定もある。

●番外編

・フォードエコブースト搭載車

 今回は日本で販売されているクルマから選んだが、「自動車税がお得≒イメージより排気量が小さい」クルマの多いメーカーとして、残念ながら日本市場からは撤退してしまったフォードを挙げたい。

 筆頭となるのはヨーロッパで販売される日本車ならカムリ級のラージセダンとなるモンデオだ。最低でも2リッターエンジンをイメージするところ、ベーシックモデルはなんとなんと1リッター3気筒ターボを搭載! スペックは最高出力125馬力&最大トルク17.3kgmと確かに1.8リッター級で、「ヨーロッパ車の本国仕様にはイメージより小さい排気量の設定があって、それで十分走るのでスマート、通っぽい」という話がよくクルマ好きの間でされるが、ここまでイメージと排気量にギャップがあると恐れ入る。なおモンデオのガソリンエンジンは大きい方でも1.5リッター4気筒ターボという徹底ぶりだ。

 さらにフォードは前述したカマロのライバルとなるマスタングと、XC90やQ7と同クラスのSUVであるエクスプローラーに2.3リッター4気筒ターボを設定し、「アメ車は排気量が大きいから自動車税が高い」という弱点を覆していただけに、今になると一層日本撤退が惜しまれる。

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