現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > 「86&BRZオーナー必見のブレーキ冷却パーツ!」テストでは最大70度のブレーキ温度降下を確認!

ここから本文です

「86&BRZオーナー必見のブレーキ冷却パーツ!」テストでは最大70度のブレーキ温度降下を確認!

掲載 更新
「86&BRZオーナー必見のブレーキ冷却パーツ!」テストでは最大70度のブレーキ温度降下を確認!

サーキット派の86&BRZオーナーは大注目のブレーキ冷却パーツ!

最大で約70度もブレーキを冷却できるアイテム!

「ロータリーエンジン搭載シルビア(S15)見参!」速いドリフトを求めてSR20DETから13B-REWにスイッチ!

ブレーキの制動力をアップさせるには、ブレーキパッドの材質を変更することやブレーキシステム自体を交換することが挙げられるが、どちらも効きはアップする反面、熱量が増えてしまう。いくら耐フェード性が高いブレーキパッドを装着しても対応温度域を超えてしまっては、効きがアップするどころかブレーキが抜けてしまい危険な思いをすることになる。

サーキット走行などのハードユースも多い86&BRZは、制動力をアップすることと同時にクーリング対策を施す必要があるのだ。実際にプロジェクト・ミューでは、サーキットテストを行ない、純正の性能をチェックしてきた。

ブレーキを多用するサーキットで1日走っていると、キャリパー内のシールが焼き付くというトラブルが発生。ブレーキシステム自体が熱に耐えられずに起こった結果だ。つまり、いくら高性能なブレーキパッドやローターをセットしても、熱対策を行なわないとこのような結果になってしまうということだ。

ブレーキクーリングバックプレートは、純正のバックプレートから型を取っているので、抜群のフィッティングを誇る。素材はスチールで、つや消しブラックの塗装を施している。純正の17インチと16インチモデルの両ブレーキローターに対応。

そこで、プロジェクト・ミューでは、純正のバックプレートと交換するタイプの「ブレーキクーリングバックプレート(1万9000円)」を開発。バックプレートの裏側に導風口を設けて、バンパー側からダクトを引くことでフレッシュエアをローターに直接当てて冷やすシステムだ。

バックプレートには、エアを引き込む導入口が装備されている。ここのバンパー側から引いてきたダクトを差し込むことで強制的にブレーキローターを冷却させる。

開発テストを行なったサーキットでブレーキシステムの温度を測ると、ブレーキクーリングバックプレートを装着することで約70度の温度下降が確認できたという。

純正のバックプレートは、スチール製の簡易的なものになる。目的が飛び石などからブレーキローターを守ることなので、クーリングに関しては考慮されていない。

86/BRZレースで使用しているナンバー付きのワンメイク車両にも、ブレーキシステムを冷やすクーリング機能は装備されている。それだけメーカーとしても86&BRZのブレーキが高温になってしまうということを理解しているのだ。

さて、このブレーキクーリングバックプレートだが、取り付けには若干の加工が必要となりAREA86のような専門店やチューニングショップでの装着を想定している。そして、ブレーキクーリングバックプレートは単体での販売になるため、取り付けにはダクトやファンネルなどを用意する必要がある。

そこで、取り付け実績が豊富なGRガレージ豊田土橋店(取材は同店が“AREA86豊田土橋店”だった頃に行っています)の協力を得て、加工方法や取り付けに必要部品、値段などを紹介してもらった。

フロントからダクトを引いた状態。車両の進行方向右側には、ウォッシャータンクなどがあり、アンダーパネルの加工が必要になる。

右側のダクトに関しては、樹脂製のラジエターアンダーカバーとスチール製のラジエターアンダーシュラウドを加工して装着している。

ホイールハウス内もダクトの取り回しにはノウハウが必要。闇雲にダクトを通してしまうとホイールと干渉する恐れがあるからだ。

取り付けの作業時間は2時間ほどで、工賃は1万8000円程度。ダクトやファンネルなどの取り付け部品の価格と工賃、製品本体を含めても6万円でおつりがくる設定となっている。

撮影車両は、純正フォグランプ付きだったためファンネルはフロントグリルに設置している。ファンネルの場所は好みで決めて欲しい。

フロントグリルにファンネルを設置するパターンの他に、フォグランプ非装着車であればその位置に取り付ければ後付け感が出ない。

メーカーでもサーキットを走るならばクーリングの必要性はあると考えているほど、熱に弱い86&BRZのブレーキシステム。ハードユースを想定しているオーナーは、ぜひブレーキクーリングバックプレートの装着を検討してほしい。

●取材協力:プロジェクト・ミュー TEL:0120-443-688/GRガレージ豊田土橋店 TEL:0565-28-6124

関連タグ

こんな記事も読まれています

「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? “スピード違反”抑えて「めちゃ捕まってる違反」は!? 反則金3万円超えの違反にも注目
「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? “スピード違反”抑えて「めちゃ捕まってる違反」は!? 反則金3万円超えの違反にも注目
くるまのニュース
ホンダの新型SUV『WR-V』、EveryGoでカーシェア開始
ホンダの新型SUV『WR-V』、EveryGoでカーシェア開始
レスポンス
ピンクに玉虫色! キウイにマンゴーってマジか! 自由過ぎて衝撃のクルマの純正ボディカラーたち
ピンクに玉虫色! キウイにマンゴーってマジか! 自由過ぎて衝撃のクルマの純正ボディカラーたち
WEB CARTOP
新しいマツダのセダン、EZ-6登場!──GQ新着カー
新しいマツダのセダン、EZ-6登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
【MotoGP】マルケス、ドゥカティへの適応を”完了”「あとは細かい部分に取り組んでいくだけ」
【MotoGP】マルケス、ドゥカティへの適応を”完了”「あとは細かい部分に取り組んでいくだけ」
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
くるまのニュース
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
バイクのニュース
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
motorsport.com 日本版
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
レスポンス
今年のレクサスSUVに注目!!  ランクル250ベースの[レクサスGX]登場!! 今年買えるレクサスSUV7選
今年のレクサスSUVに注目!!  ランクル250ベースの[レクサスGX]登場!! 今年買えるレクサスSUV7選
ベストカーWeb
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
6速MTあり! 全長5.4m超のトヨタ新型「タフすぎ車」発表! パワフルなハイブリッド搭載した「新型タコマ」約610万円から米で発売
くるまのニュース
JR中央本線の上空 一夜にして橋が出現! 名古屋‐中津川の国道19号バイパス「瑞浪恵那道路」
JR中央本線の上空 一夜にして橋が出現! 名古屋‐中津川の国道19号バイパス「瑞浪恵那道路」
乗りものニュース
ニューウェイがレッドブルを離れても、ライバルの獲得は2027年までお預け? 契約に不履行条項が存在か
ニューウェイがレッドブルを離れても、ライバルの獲得は2027年までお預け? 契約に不履行条項が存在か
motorsport.com 日本版
歩行者でも道交法違反になる! マラソンや駅伝の規制中に警察の指示に従わず「コースを横断」は罰則の可能性アリ!!
歩行者でも道交法違反になる! マラソンや駅伝の規制中に警察の指示に従わず「コースを横断」は罰則の可能性アリ!!
WEB CARTOP
電動車ブランドになったヒョンデが、あえて高性能モデル「N」を日本に投入する理由とは?
電動車ブランドになったヒョンデが、あえて高性能モデル「N」を日本に投入する理由とは?
レスポンス
プリウス顔のSUV!!  しかもEVってマジか!!  トヨタ本気のEV攻勢
プリウス顔のSUV!!  しかもEVってマジか!!  トヨタ本気のEV攻勢
ベストカーWeb
日産が新型「エヴォ・コンセプト」世界初公開! めちゃカッコいい「流麗セダン」中国で登場! どんなモデル?
日産が新型「エヴォ・コンセプト」世界初公開! めちゃカッコいい「流麗セダン」中国で登場! どんなモデル?
くるまのニュース
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

330.0381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

79.0585.0万円

中古車を検索
BRZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

330.0381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

79.0585.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村