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新型JB64Wスズキ・ジムニー基礎SPECガイド[外装&メカニズム]

掲載 更新
新型JB64Wスズキ・ジムニー基礎SPECガイド[外装&メカニズム]

内外装や基本性能、装備などを総ざらい

EXTERIOR&MECHANISM編

新型JB74Wスズキ・ジムニーシエラ基礎SPECガイド[シエラまとめ]

[外装&メカニズム]
2018年7月に約20年振りのフルモデルチェンジを果たしたジムニー。ご存じの通り、発売されるやいなや爆発的な人気を呼び、納車は半年待ち以上という状況が続いている。大ヒットの理由は、生粋のクロカンファン以外の人の心まで掴んだことだろう。折しもSUVブームの今である。先代よりもワイルドに生まれ変わったエクステリアに、新型のクルマらしく充実した安全装備。もちろん最大の魅力であるオフロード性能まで磨き上げられているとくれば、注目されないわけがない。その魅力を、基本スペックや装備の面から改めてチェックしていこう。

ジムニー注目ポイント1

スクエアで直線基調のスタイリング シンプルでより四駆らしい雰囲気に


丸みを帯びた先代JB23Wとは大きくイメチェン。印象としてはさらに先代のJA12/22Wに近い角張ったルックスに生まれ変わった。インテリアも水平基調に刷新。内外装揃っていかにも四駆らしい質実剛健な雰囲気に。

ジムニー注目ポイント2

伝統のラダーフレームをさらに強化 剛性を高めてタフな走りに耐える


モデルチェンジに伴いラダーフレームを新開発。前後にクロスメンバーを追加することで「ねじり剛性」を1.5倍に強化した。また乗り心地と安定性を向上すべく、ボディマウントゴムも新設計されている。

ジムニー注目ポイント3

手厚いセーフティサポートを搭載 先進の安全装備がドライバーを守る

単眼カメラ&レーザーレーダーのデュアルセンサーを装備。衝突の可能性を検知すると、警告→ブレーキ補助→自動ブレーキと段階的に回避機能が働く。また車線逸脱警報やふらつき警報といった機能も備えている。

ジムニー注目ポイント4

スタックしてもスムーズに脱出可能 電子制御トラクションコントロール


スタック時は空転した車輪にブレーキを掛けてエンジントルクをセーブ。接地した車輪側にしっかり駆動力を伝えることで、脱出性能を高める電子制御システム「ブレーキLSDトラクションコントロール」を全車に搭載した。

主要諸元[XC・5MT]
●全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1725
●室内長×室内幅×室内高(mm):1795×1300×1200
●ホイールベース(mm):2250
●トレッド 前/後(mm):1265/1275
●最低地上高(mm):205
●車両重量(kg):1030
●エンジン:水冷直列3気筒DOHCインタークーラーターボ
●総排気量(cc):658
●最高出力(kW〈ps〉/rpm):47〈64〉/6000
●最大トルク(N・m〈kg・m〉/rpm):96〈9.8〉/3500
●トランスミッション:5MT
●駆動方式:4WD
●最小回転半径(m):4.8
●WLTCモード燃費(km/L):16.2

伝統を受け継ぐピュアオフローダー無骨なルックスに機能美を感じる


ジムニーXC

ジムニーはあくまでジムニー。とにかくタフで、どんな悪路でも走れるクロカン四駆──新型でもその基本コンセプトに一切の揺らぎはない。ラダーフレームやリジットアクスルはもちろん、縦置きエンジン&FRレイアウト、切り替え式のパートタイム4WDといった伝統は、きっちりと忠実に踏襲されている。その上で今回は電子制御が採り入れられたのが大きなトピック。冒頭でも紹介した「ブレーキLSDトラクションコントロール」や、急な下り坂でブレーキが自動制御される「ヒルディセントコントロール」など。さらにクルコンや自動ブレーキサポートなども搭載され、快適さや安全性能も大きく高まった。ただ悪路を走れるだけでなく、ストレスなく普段乗りもできる「足」としての性能も向上したといえるだろう。スタイリングの変化も見どころ。丸くソフトな印象の先代とは対照的に、四角く直線的なフォルムを採用。古くからのジムニーファンの間では「先祖返り」と語られたりするほど、無骨で四駆らしいデザインになった。雰囲気はゲレンデやラングラーといった海外のオフローダーに通じるものがあり、そうしたイジり方をするのも面白そうと妄想も膨らむ。ボディカラーもツートン仕様を含めて豊富に用意されているので、そこで頭を悩ませるのもまた楽しいところ。

走破力の高いリジットアクスル式サスペンションを採用


ジムニーが伝統的に採用している「3リンクリジットアクスル式サスペンション」。左右の車輪をダイレクトに繋いだ構造で、一般的な独立懸架式に比べて悪路での接地性能が高く、また腹下のクリアランスも大きく取れるのが特徴。不整地でもガンガン走れるのは、この足があるからなのだ。


全幅1475mm
全高1725mm
トレッド(前)1265mm

最低地上高205mm
トレッド(後)1275mm

全長3395mm

低回転から力強さを発揮するインタークーラーターボエンジン

K6A型からスズキの現行軽自動車の主力となるR06A型に変更。K6A型より圧縮比を高めてロングストローク化されており、低回転域から力強いトルクを発揮する。燃費については先代とは計測方法が異なるため単純比較はできないが、実燃費では若干向上していると思われる。

●型式:R06A型
●種類:水冷直列3気筒インタークーラーターボ
●弁機構:DOHC12バルブVVT
●総排気量(cc):658
●内径×行程(mm):64.0×68.2
●圧縮比:9.1
●燃料供給装置:EP(I 電子制御燃料噴射装置)
●最高出力(kW〈ps〉/rpm):47〈64〉/6000
●最大トルク(N・m〈kg・m〉/rpm):96〈9.8〉/3500


初代や2代目のような丸型ヘッド。XCのみLEDプロジェクター式となる。

フォグも丸型。視認性の高いハロゲンバルブを採用。

障害物にヒットしにくいよう、バンパーのコーナーは切れ上がった形状に。

これも2代目と同じクラムシェルフードタイプのボンネット。

現在の保安基準に則したアンダーミラー付きのドアミラー。

テールはバンパー内蔵式となる。

ホイールはPCD139.7-5Hの16インチ。タイヤサイズは175/80R16と従来通り。

主な安全装備[XC]
●運転席・助手席SRSエアバッグ
●デュアルセンサーブレーキサポート
●誤発進抑制機能(4AT車)
●車線逸脱警報機能
●ふらつき警報機能
●ハイビームアシスト
●先行車発進お知らせ機能
●標識認識機能
●エマージェンシーストップシグナル
●ESP
●ヒルホールドコントロール
●ヒルディセントコントロール
●ブレーキLSDトラクションコントロール
●4輪ABS(EBD・ブレーキアシスト付)

エクステリア関連の主な装備[XC]
●LEDヘッドランプ
●ヘッドランプウォッシャー
●オートライトシステム
●ライト自動消灯システム
●サイドアンダーミラー
●ヒーテッドドアミラー
●LEDサイドターンランプ付ドアミラー
●UVカット機能付ガラス(全面)
●熱吸収グリーンガラス(フロント、フロントドア)
●スモークガラス(リアクォーター、バックドア)
●スペアタイヤハーフカバー
●16インチアルミホイール
●ハイマウントストップランプ(LED)

カラーバリエーション


キネティックイエロー※2

シフォンアイボリーメタリック※2

ブリスクブルーメタリック※2

ミディアムグレー※2

ブルーイッシュブラックパール3

ジャングルグリーン

シルキーシルバーメタリック

ピュアホワイトパール※1

スペリアホワイト※3

2トーンカラーも4タイプ設定

キネティックイエローブラック2トーンルーフ※1

シフォンアイボリーメタリックブラック2トーンルーフ※1

ブリスクブルーメタリックブラック2トーンルーフ※1

キネティックイエローブラックトップ2トーン※1

※1XC専用色 ※2XC・XL専用色 ※3XL・XG専用色

問い合わせ : スズキお客様相談室 tel.0120-402-253 

SAN-EI MOOK 新型ジムニー&ジムニーシエラカスタマイズのすべて 2018.12.26発売より

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