スーパー耐久レースや86/BRZレース プロフェッショナルクラスで大活躍中。いま売れっ子人気レーシングドライバーながらも、走り屋でチューニングカー好きの心を忘れない。そんなクルマ好きな佐々木雅弘選手が、TOYOTA GAZOO Racingから新型スープラでニュルブルクリンク24時間レースに参戦することが2/7に発表された!
発表になったニュルブルクリンク24時間レース参戦リリース
レーシングドライバーはトヨタ・新型スープラをどうチューニングする?既にオーダーした佐々木雅弘選手に聞きました
詳しい内容はトヨタのプレスサイトを参照していただくとして、ドライバーは佐々木選手のほかに、外国人ドライバーがふたり、トヨタ自動車の矢吹 久さんといった布陣。気になるのは、どんな位置づけのチームか?そして参戦の狙いだ。直接本人に聞いてみよう。
この表では第1ドライバー扱い?他のドライバーは?
「(この表では)第1ドライバー的な位置づけになっているけれど、この発表までは、実は知らなかった。気を遣ってもらっているのかな~(笑)。
2名の外国人ドライバーとは初対面となります(編集部注:ウヴェ・クリーンさんはニュル24時間のベテラン。へルフィ・ダーネンスさんはトヨタ・モーター・ヨーロッパ所属。新型スープラの開発ドライバーとしても知られる。GAZOO Racingでニュル24時間レースにも出場)。
矢吹さんはトヨタの社員で、いいクルマつくりのための評価ドライバー(トヨタ自動車 凄腕技能養成部 所属)。以前にもGAZOO Racingから24時間に出場しています」
スープラはどんな仕様で出場するのか?
「ニュルを走れるように変更を加えていく仕様で、市販車のスープラに近い内容です。どんなタイヤを使用するかは未発表ですし、完全なレーシングカーで出場するのではなく、エンジンやトランスミッションをはじめどんな仕様かもまだ聞いておりません。市販車のスープラの素性を探りつつ開発するという、いいクルマに仕上げていくための参戦ですね」
佐々木選手はニュルを走ったことがない?
「そうですね、まだニュルを走ったことはありませんね。でも、3月中旬からニュルに行ってテストしていきます。最初はスープラではなく、違うクルマでの走行になるでしょうが」
電子制御のデフのプログラム変更などもテストする?
「電子デバイスのプログラミングの変更もあるでしょうね。現場ではイジれると思いますので楽しみです。とにかく、今回の参戦での役割としては、「ニュルで何位を狙う」というよりも、よりよいクルマづくりをお手伝いするイメージですね」
と、スープラを鍛えるだけでなく、技術の先行開発もある意味合いでの参戦なのだろう。電子制御のサスやデフの連携などは、次世代のチューニングに関係するだけに、佐々木選手がニュルでどんなテストをしてくるかについても興味津々だ。教えてくれない部分も多いだろうけど(笑)、とにかく応援してます!
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