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カー用品 2018.12.23

公道を走行できるセミスリックタイヤ「ネオバをも凌駕するアドバンA052の際立つ実力」

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グリップのみならず静粛性まで高めた次世代のストリートスポーツラジアル

ヨコハマタイヤが「自宅から履いたままのタイヤでサーキットを走り、そのまま交換することなく帰宅できる」をコンセプトに開発したストリートスポーツタイヤが『アドバンA052』だ。その圧倒的なグリップ力は、同社のハイパフォーマンスタイヤ・アドバン・シリーズで最高峰モデル「NEOVA(ネオバ)AD08R」を凌ぎ、その一方で車外通過音などの規制が厳しいヨーロッパやアメリカの規格もクリアする高い静粛性も兼ね備えている。

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Sタイヤ級のグリップ力を実現する『A052』

2016年に登場以来、サイズ展開の拡大を図る『アドバンA052』は、セミスリックなどと称されるモータースポーツタイヤ(Sタイヤ)『A050』の高いグリップ力を実現。サーキットでのタイム短縮などスポーツ走行における性能を重視しているため、浅溝構造によって高いブロック剛性を確保している。しかし、ヨコハマタイヤとしては『A052』をストリートをメインにしたハイグリップタイヤとして開発。しかもヨーロッパやアメリカへの輸出を前提にしているため、それぞれの地域における厳しい車外通過音など規制をクリアしているのだ。

確かに『アドバンA050』のようなモータースポーツ向けのSタイヤでも法的に公道を走ることは可能。だが、ドライ性能に特化しているため、ウエット路面の走行は難しく、摩耗も早いためコストの面でも厳しい。それゆえサーキットまではストリートラジアルタイヤ(移動用の転がしタイヤ)で走行して、現地でSタイヤに履き替えるのが一般的だ。もちろん『ネオバAD08R』のようなストリートラジアルでもサーキット走行はできる。だがサーキットにおけるグリップ力や耐久性は、やはりモータースポーツ向けタイヤに比べると低い。

圧倒的なグリップ力を冷間時から発揮

このような悩みを払拭し、1セットのタイヤでストリートからサーキットまでをカバーできるのが『アドバンA052』なのだ。

試乗したのは、チューニングショップ「Kansaiサービス」の日産R35型GT-Rのデモカー。この段階では装着する『アドバンA052』はプロトタイプであったが、市販モデルと言っても過言ではない最終仕様だった。

デモカーのGT-Rは、ブーストアップによってノーマルより50馬力増した620馬力を発生。ワイドタイプのフロントフェンダーを装着したことで、後輪用サイズの285/35R20サイズをフロントにも装着し、サーキット走行におけるフロントタイヤのキャパシティを高めている。さらにタイヤのパフォーマンスを引き出すために、装着するホイール『アドバンレーシングGT』は、リム幅を前後ともに11Jとワイドな設定だ。

ヨコハマタイヤからの依頼で『A052』の性能チェックのサポートするKansaiサービスの向井代表は、「グリップ力は圧倒的。タイヤの温まりも早く、GT-Rのようにパワフルなクルマでも、冷間時に荒れた路面でパワーをかけてもタイヤがスリップしてトラクションコントロールが作動するようなことはありません。また、ブロック剛性が高いのでブレーキングでの安定感はバツグンです」と語る。

「ただ浅溝タイプのタイヤは、耐ハイドロプレーニング性能は決して高くありません。ヨコハマタイヤのホームページにも”降雨時の走行は速度を落として十分に気を付けて”と書かれています。重量級かつハイパワーなGT-Rの雨天の走行は、ノーマルタイヤでも気を使います。浅溝のA052ではどうだろう?と思いました。雨天走行の機会に恵まれてテストしてみましたが、予想以上にタイヤの排水性が良好。なおかつグリップ力もあるので安心して走れましたね。ただし、深い轍などの水たまりではハイドロプレーニング現象は起きます。しかし、ストリートタイヤとしてお客さんにオススメできる性能を持っていますよ。さすがアウトバーンなどがあるヨーロッパ輸出を想定したタイヤ。あちらの方は、少々天候が悪くても日本より高い速度レンジで走りますからね」と向井代表。

優れた乗り心地性と高い静粛性を持つスポーツタイヤ

実際に一般道で試乗してみると、『A052』の意外なる魅力を発見することになった。それは、乗り心地の良さと静粛性の高さ。

ランフラットタイヤを装着するGT-Rは、ノーマルでも路面からの入力をダイレクトに受けやすい。ところが、Kansaiサービスのデモカーはタイヤやホイールを純正よりサイズアップしているのにもかかわらず、流れの速く路面の荒れたバイパスを走行しても良好な乗り心地を示したのだ。さらに車内に侵入してくるタイヤノイズは明らかに低く、海外の厳しい車外通過騒音をクリアしてるだけある。これならサーキットの往復も快適に過ごすことができるだろう。

このように表現すると剛性の低いタイヤと思われるかもしれない。だが、ハンドルを操作すれば素直に反応してタイヤがヨレるような感覚は一切ないダイレクト感がある。グリップ力の高さはもちろんだが、レーンチェンジでわずかな操舵角を与えてもリニアな動きをするあたりからも、トレッドとサイドウォールなどのバランスの良さを感じる。GT-Rのようにタイヤを選ぶクルマで、純正タイヤ以外でここまで安定したフィーリングを示すことは希だ。

サーキットも走れてストリートも走れる。一般的には、どっち付かずとなりそうなキャラクターのタイヤだが、『A052』は富士スピードウェイで行われたテストでも安定した走行性能を示すなど、まさにいいとこ取りなスポーツタイヤといえるだろう。

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(Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』)

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