トヨタが展開しているスポーツカーシリーズ「GR」のエントリーモデルとなる「GR SPORT」に、ついに86が仲間入りを果たした。ガチガチではなく、気軽にスポーツドライビングが楽しめるニューモデルであり、またカスタマイズも楽しめるため、テクニックに合わせてクルマを磨いていくこともできる。そのための「GR PARTS」についても、いくつかの新発表があった。
中でも注目したいのが、モータースポーツを楽しむユーザーのための専用ナビ『GR T-Connectナビ』だ。経路探索や道案内といったナビゲーション本来の機能に加えて、モータースポーツをサポートする機能を与えられている。車両側のCANに流れるデータや高精度な位置情報となるGNSSのデータを取り込める拡張ユニット『TOYOTA GAZOO Racing Recorder』を組み合わせることで、サーキットでのラップタイム計測やラリーで必要なタイムコントロール機能などを実装しているのがモータースポーツ向けナビたるゆえんだ。
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本格的にモータースポーツで使おうとするならば、餅は餅屋で専用品や専用アプリにアドバンテージがあるかもしれないが、こうした純正ナビによるモータースポーツ体験は、レースやラリーのキッカケになりえる。しかも86であれば、86/BRZレースやTGRラリーといった公式戦が用意されているので、夢も膨らむというところだろう。まさに、スポーツカーにふさわしいナビゲーションシステムの提案といえる。メニュー画面でのアイコンが、ラップタイマー機能は機械式ストップウォッチ、ラリータイマー機能はラリーコンピュータを模しているといった遊び心もモータースポーツ・ファンにはたまらない。
さらに、上記の拡張ユニットを使うことで、ナビ画面に表示できるメーターの項目が増え、「アクセル開度」「ステアリング舵角」「ブレーキ操作量」を示すことができるようになるという。そのほか「Gメーター」も表示可能で、こうした情報をうまく利用すれば、ドライビングテクニックを磨くために役立つことうけあいだ。
惜しむらくは、この『GR T-Connectナビ』が200台限定となっていることだ。GRシリーズ限定というわけではなく、スタンダードな86にも装着可能なアイテムだけに、台数限定とせずにレギュラーアイテムとして、いつでも買えるようにしてほしいものだ。なお、拡張ユニット付きの税込価格が261,360円~となっている。
(文:山本晋也)
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