24回目を迎えるトヨタ車の祭典inアメリカ!
アメリカのトヨタ好きが熱い! 年に一度のお祭りが今年も開催
アメリカのトヨタ好きが大集結する「オール・トヨタフェスト2019」が熱すぎる!
アメリカ・カリフォルニア州で毎年開催されているトヨタ車の一大イベント「オール・トヨタフェスト」。2019年も6月1日にロングビーチのマリーナ・グリーン・パークで開催された。
T.O.R.C.(トヨタ・オーナーズ・アンド・レストアラーズ・クラブ)という地元有志のメンバーが始めた草の根のカーミーティングも、今回で24回目を数え、ますます規模を拡大。それもそのはず、参加できる車両は年代はもとより改造車かノーマル車かも一切問わず、トヨタ車であればオールジャンルOK。
しかも入場は無料なので、その盛り上がりが口コミで広がり、今回はベンダーを除いた一般車両だけでも550台を越える申し込みがあったという。そしてアメリカでも待望視されていた新型スープラが発売されたことを記念して、今年は歴代のスープラをメインフィーチャー。JZA80を筆頭に、日本のイベントではまずお目にかかれない台数の歴代スープラが大集結した。
もちろん、スープラに限らずサイオンFR-S/トヨタ86などのチューンドも数多く参加していたので、早速レポートしていこう!
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●SUPRA(JZA80)
オーナーの拘りで、JZA80スープラをストックのツインターボのまま(多少のアップグレードを加えつつ)、どれだけ速くできるかを追求しているドラッグマシン。地元のオートクラブドラッグウェイでは、1/4マイル10秒353(最高速217km/h)のコースレコードを記録している。本気のドラッグレーサーなのに、外装もエンジンもキレイなところがさすが。
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●Scion FR-S(ZN6)
全米各地で開催されている86/BRZのワンメイク・タイムアタックシリーズ“86CUP”に参戦している2016年式サイオンFR-S。カリフォルニアのチノに拠点を構えるジャクソン・レーシングが展開するスーパーチャージャーキットを装着。デリシャス・チューニングのフレックスフューエル・パッケージも導入し、パフォーマンスをアップしている。エキゾーストは無骨なボンネット出し。
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●Scion FR-S(ZN6)
カリフォリニアのAMGフューエル&デザインがワンオフで製作したターボレイアウトが自慢のFR-S。JDLオートデザインの不等長エキマニを使ってギャレットのタービンをフロントにマウント。チタンで製作したインタークーラーパイピングやインテークパイプ、ダウンパイプなどを備え、燃料やオイルの取り回しにはハイスペックホースの代名詞であるXRPのHS79を贅沢に使用している。SPALの11インチ電動ファンを備えたラジエターとエアコンのコンデンサーもカスタムフィット。
タービンのコンプレッサーハウジングをクロームにしたり、見た目もかっこいいハイスペックなクランプを使用したり、見せることを意識して細部まで作り込まれたエンジンルーム。ECUは今回取材したFR-Sの間でハンパない装着率を誇るデリシャス・チューニング。
このFR-Sで地元のタイムアタックシリーズにも参戦しているオーナーのフランケル・ビリャヌエバ。ディテールに拘ったモノ作りやドリフトなどの日本のカーカルチャーが大好きとのこと。
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●Scion FR-S(ZN6)
ベース車両はアメリカのTRDがプロデュースしたリリース・シリーズ1.0という特別仕様車。純正+90psのパワーアップが見込めるWORKSモータースポーツのステージ2ターボキットを装着し、これまたデリシャス・チューニングでフレックスフューエル化。ギャレットGT28タービンと水冷式インタークーラーがトップマウントされるので、エンジンルームの見た目もグッド。
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●Scion FR-S(ZN6)
C-WESTのサイドスカートやVERTEXのフロントリップ、標準カラーとして蛍光ピンクが設定されていたレイズのグラムライツ57C6と、見るからにJDM好きの匂いがぷんぷん香ってくるサイオンFR-S。その一方で、JDLオートデザインが展開するV2ターボ+フレックスフューエルキットを装着し、E85が手軽に入手できるアメリカならではのチューニングもしっかり実現!
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●Lexus SC(Z30)
アメリカのCALTYでデザインされた三代目ソアラは北米仕様ではレクサスSCとして販売。スープラの兄弟車ということもあってか、会場には多くの台数が集まっていた。こちらはVERTEXのワイドボディ&カナード、URASのフェンダー、ワークのマイスターM1を装着したワイド仕様。フロントが10.5J×18-21、リヤが12.0J×18-12の深リムでキメている。
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●Lexus LS(USF10)
日本ではセルシオとして知られる初代レクサスLSをリフトアップ! サスペンションはいじらず、シンプルにカスタムスペーサーで車高を上げ、ジープチェロキーの純正ホイールとオフロードタイヤを装着。もっと驚いたのは、オーナーがナターシャ・アダムズさんという若い女の子ということ!「お金をかけずに人と逆のことをすること」がモットーなのだとか。気になる人はインスタの@na.volvoをチェックしていただきたい!
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●SUPRA(JZA80)
お母さんが所有していたワンオーナーのスープラを受け継いだレオ・バリットさん。もとはNAだったエンジンをツインターボの2JZ-GTEに載せ換えるなど、約6年の歳月をかけ、自宅ガレージでこつこつと作り変えていったそうだ。タービンはボルグワーナーのEFR7163に変更し、チタンを使ったカスタムパイピングも採用。E85に対応するラジウム・エンジニアリングのフューエルシステムを使用し、インジェクターは1650ccへと大容量化している。
ターボセッティングやECUの制御などに友人の力を借りつつ、基本的にはオーナーが自力でカスタマイズしたというエンジンルーム。チタンの焼色や溶接痕に多少の粗さも見られるが、素人としては上出来。ラジウム・エンジニアリングのデュアルキャッチタンクを装備してブローバイ対策も図っている。
クルマが完成したのがイベントの3日前だったと笑いながら語ってくれた、オーナーのレオ。初参加のトヨタフェストを満喫できて大喜びの様子だった。
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●Lexus IS(XE10)
日本で言うところのアルテッツァである初代レクサスISは、アメリカでもチューンドベースとして人気。こちらはエンジンをJZS171型クラウン由来の1JZ-GTEに換装し、ポンティアック・ソルスティスに搭載されていたアイシン製AR5型5速MTとドッキング。東名のARMS MX8280タービンで武装し、エクステリアにモデリスタとTRD、ホイールにエンケイNT03+Mと、JDM愛が炸裂。
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●Lexus RC F(USC10)
少しずつではあるものの、レクサスのレイトモデルもチューンドが増加中。エアサスを使ったスタンス系が多い一方、TE37にハイグリップタイヤを履かせて、カーボン製の外板を身にまとうスポーツチューンも流行りつつあるようだ。アフターパーツの選択肢が少ないという状況が打破されれば、アメリカでも一気にトレンド入りの可能性大!
PHOTO:Akio HIRANO/TEXT:Hideo KOBAYASHI
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