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イベント 2019.8.12

世界にたった1台のメルセデス・ベンツSSKLがペブルビーチを走る!

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Pebble Beach Concours d’Elegance 2019

ペブルビーチ コンクール デレガンス 2019

    世界にたった1台のメルセデス・ベンツSSKLがペブルビーチを走る!

オリジナルが現存しないSSKLの空力マシンをレストア

メルセデス・ベンツは、自らのワークスマシンが“シルバーアロー”と呼ばれるようになった起源といえる1台を現代に蘇らせた。2019年8月15日、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで、その歴史的名車が走る。

モータースポーツが発祥して125年を迎えた2019年。メルセデス・ベンツは様々な催しでその歴史を祝ってきたが、ハイライトともいえるのが今回のレストア・プロジェクトだ。

空気抵抗を25%削減、最高速度は235km/h

題材となったのは1932年の「メルセデス・ベンツSSKLストリームラインド・レーシングカー」。レストアを手掛けたのは、レストレーションを専門とするメルセデス・ベンツ・クラシック。モータースポーツ125周年を記念する今回の復元に際しては、一切の費用を惜しまなかったという。

先駆的な流線型ボディのSSKLストリームラインド・レーシングカーは、空力学のパイオニア、ラインハルト・フォン・ケーニッヒ-ファクゼンフェルト男爵(1899~1992年)が1932年に設計。同年5月22日、ドイツ・ベルリンのAVUSサーキットで行われたレースにマンフレート・フォン・ブラウヒッチュのドライブにより参戦している。

ブラウヒッチュは全200kmの区間で平均速度194.4km/hを達成してクラス世界記録を更新。アルファロメオを駆るルドルフ・カラツィオラを制して1位に輝いている。当時の観客たちは、その風変わりなフォルムを「ガーキン(ピクルスに使われる小さなキュウリ)」と呼んだ。

SやSS、SSKなど栄光のSシリーズを締めくくる最終モデルSSKLの生産台数はわずか4台。ファクゼンフェルト男爵が設計したフォルムは、シュトゥットガルトのVetter社の手によりアルミニウム製ボディとして形づくられ、オリジナルSSKLに比べて空気抵抗を25%低減していたという。最高速度はノーマル比で20km/hプラスの235km/hだった。

SSKLストリームラインド・レーシングカーのオリジナルは現存しないが、メルセデス・ベンツ・クラシックは1932年当時の状態を徹底的に復元。たとえば、軽量化のためにシャシーに設けられた穴のひとつひとつまでオリジナルの設計図に従って再現している。

しかし、ストリームラインド・ボディを完璧に蘇らせるのは並みの作業ではなかった。メルセデス・ベンツ・クラシックのアーカイブはもとより、ラインハルト・フォン・ケーニッヒ-ファクゼンフェルトが1982年に設立した財団が保有するシュロス・ファクゼンフェルト(ファクゼンフェルト城)のコレクションにもあたるなど、徹底的に歴史的資料を調査している。

1938年製タイプ320n コンビネーションクーペが随伴

夢のクルマが夢の花道へ登場するのは8月15日の午前7時。ツアー・デレガンスと称されたパレードランに参加する車両の隊列は、まずポルトラロードに集結する。9時にスタートした後は、カーメル・バイ・ザ・シーを目指し南東へ進路を取る。

様々なショップやギャラリーの並ぶメインストリート、オーシャン・アベニューでのお披露目を経て、午後2時にはスタート地点へ戻ってくる全長17マイル(約27km)のパレードだ。SSKLと一緒に1938年製のタイプ320n コンビネーションクーペ(W142)もツアー・デレガンスに参加する。

メルセデス・モータースポーツ史の原点、Vツインも展示

メルセデス・ベンツ・スター・ラウンジでは、8月15~18日の期間中、自身の伝統とラグジュアリーの哲学、そしてモータースポーツ125周年に関する展示を行う。

“オリジン(起源)”のエリアに設置するのは、1886に生産された世界初の自動車「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」のレプリカ。また、自動車のモダンなカタチを提唱した1903年製のメルセデス・シンプレックス 40hp、そして2019年に新しい時代の到来を告げる役割を担うEQC edition 1886も展示する。

“モータースポーツ125周年”エリアの目玉はもちろんメルセデス・ベンツSSKLだが、同社のレーシング史に欠かすことのできないユニットも持ち込まれる。1894年7月22日にパリ-ルーアン間で開催された世界で初めての自動車レースに使われたV型2気筒ユニットだ。パナール・エ・ルヴァソールに搭載されてプジョーと並び1位を獲得している。

このVツインはゴットリープ・ダイムラーとヴィルヘルム・マイバッハにより設計されたユニットで、1889年のパリ万博に出展されたシュトールラート・ヴァーゲン(ワイヤーホイールカー)のドライブトレインとして1888年に開発された。当初の排気量は565ccで最高出力1.5hpだったが、初レース出場時には1646ccの3.75hpに改められていた。

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(GENROQ Web 三代やよい)

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