ジムニーの本能を呼び覚ます本格オフロード仕様
インテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2019」。3ホールにあるスズキ・ブースのメインステージには、昨年7月に20年ぶりのフルモデルチェンジを果たして以来、仕様によっては納車1年待ちという爆発的な人気となっている新型「ジムニー」および「ジムニーシエラ」のカスタマイズコンセプトカーが展示された。
【試乗】パワーだけで決めるべからず! スズキ ジムニーとシエラを乗り比べ
軽自動車の「ジムニー」をベースとした「ジムニーサバイブ」は、歴代モデルが継承する“世界最小最強のオフローダー”としてのイメージを強調したモデル。
外装にはアウターロールゲージとプロテクターを装着して車体の保護性能をアップ。さらに、どんな悪路でスタックしても自力で脱出できるよう、電動ウィンチをフロントに、サンドラダーをルーフに、ハイリフトジャッキを背面スペアタイヤカバーに備えている。
室内も並のカスタムカーとはひと味違う。氷点下での保温性を高めるため、シートサイドには人工ファーを採用。インパネ中央にはナビ・車両傾斜角・各種インフォメーションを表示する三連メーターを追加して、極限状況下でのサバイバル性能を高めている。
日常でも使えそうなおしゃれピックアップ!
そしてもう一台、ワイドボディの「ジムニーシエラ」をベースにした「ピックアックスタイル」は、DIYなどの趣味や生活のさまざまな場面で役立つよう、後席と荷室の代わりに荷台を備えたモデル。
汚れた荷物でもそのまま荷台へ積み込めるよう、フロントドアより後ろ側のボディを軽トラック「スーパーキャリイ」のリヤセクションから流用して変更。独自のピックアップスタイルとしたうえで、ルーフ部には作業灯、前後バンパー下部には強固な牽引フックを装着して、作業時の使い勝手を大幅に向上させた。
室内はホワイトを基調としつつ、ステアリングホイールのグリップやシートのサイド部にイエローの本革を採用。シート中央はチェック柄のファブリックとして、イエローのボディカラーとウッドパネルを組み合わせたエクステリアと共通の華やかなイメージを持たせている。
スズキによればこの2台はあくまでも、新型ジムニーとジムニーシエラが持つ世界観の広がりを提案するスタディモデルとしているものの、両車に盛り込まれたアイデアの一部は、今後バリエーションを拡大するうえでのベースとなる可能性は充分にあるという。
とはいえ、今年1月から増産体制に入ったものの劇的な納期短縮には至っておらず、それが解消されないうちに新たなモデルを追加することは考えにくい、というのが現実だ。しかしそれでも、「スペーシアギア」をはじめとして独創的なモデルを数多く生み出している現在のスズキには、恐らくまた20年もの長きにわたるであろう新型ジムニーとジムニーシエラのモデルライフの中で、両車のアイデアいずれ市販モデルとなって具現化されることを期待せずにはいられない。
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